【まとめ】東京サラブレッドクラブ2024年募集馬全頭分析一覧 byジェイ

新制度は？　

東京サラブレッドクラブは2024年募集については、募集開始から24時間以降に1000口の申し込みがあった馬については募集を締切、即座に抽選（当日〜1日後）を行うという制度を導入しました。

こういった募集形式は私が把握している限りでは一口馬主クラブでは初めての募集方法だと思います。

今年のカレンダーでいくと、

・6月17日正午〜　募集開始

・6月18日正午〜　1000口以上になった馬から締切⇨抽選へ

・6月30日正午まで　先行募集終了

・7月2日　先行募集抽選結果を発表

このような形になっています。

これにより、1000口で強制的に打ち止めになるので人気馬の抽選倍率は緩和される可能性があるのではないかと思います。

最初の24時間に申し込んだ人のみでの抽選となるため、厳密には最初の24時間で1000口以上に達した馬は、厳しい抽選になる可能性もありますが、それでも初動を見ているとそういった馬は本当に限定的でした。

今年は正午で締め切ったのはレッドメデューサの23、1頭だけですかね？

この感じで行くと、例年1~2頭の飛び抜けた人気馬を除けば概ね1000口での抽選になるのでそこそこな当選倍率にはなるのかなと思います。

売れ行きはどう？　

6月17日正午から募集が始まり、数日が経過した執筆している6月20日午前0時時点で1000口に達している馬は…

・18日締切　レッドメデューサの23（正午）　ボインビューティーの23

・19日締切　レッドアヴァンセの23 リュズキナの23

の４頭で、一番最後に締め切られたリュズキナ以外の3頭は既に当落が通知されているようです。

ユーザー目線としてはとりあえず人気どころにベットしてみて、抽選で当たらなかったら次点候補に出資申し込みができるというのは、なかなかいい制度かもしれないなと思います。

世代に頭数を決めている方であれば、ある程度この募集制度の方が出資頭数をコントロールしやすいため、取れ過ぎてしまったことによるキャンセルなどは防ぎやすいのかな、という印象があります。

一方、去年は最終的に13頭が抽選対象になったことと、今年の募集馬の質を考えると4頭しか1000口に到達していないというのはこの時点においてはやや低調かな？という気もします。

とりあえず様子見をしている方もいるのかもしれませんし、とりあえず人気になりそうな馬に申し込んでおいてその結果が出てから次点の馬に申し込もうとするのは自然な流れなので、その分票が加熱しにくくなっているのかな？とも感じます。

あとは、純粋にここ最近クラブの調子があまり良くなく、3歳世代は特に勝ち上がり率が苦戦しているので、抑制的になっている会員さんも多いのかもしれません。

去年の先着順と比べてどう？

去年は先着順を導入し、サーバーダウンなど正直グダグダな募集が行われていましたが、今年は売れ行きがやや低調な気はするものの大きな混乱はなく、募集が進んでいるようで少なくとも去年よりは大きく前進しているのではないかと思います。

ビジネス的にこの方式の方が売れ行きが伸びるのかは定かではありませんが、ユーザー側からすれば、前述したように人気どころにとりあえず申し込んでみてその結果で次点に申し込むか考えられる時間的猶予があり、一斉に締め切られる一般的な先行募集よりはメリットがあるのかな？というふうに思います。

今年の売れ行きが来年以降この方法を継続するかどうかを左右するのかなと思いますが、個人的には先着に戻すよりは絶対にこっちの方がいいと思うので、どうか来年判断を誤らないで欲しいなと思うところです。

東サラ会員さんは温かい方や懐の深い方が多いので、雰囲気は個人的には好きです。運営はちょっとどうかなと思う面もありますが、去年の反省を活かして1歩ずつ改善していって会員さんのクラブライフが少しでも快適なものになることを願っています。

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