今回はクイーンエリザベス2世カップ2026予想記事を掲載していきます。日本でも馬券発売があるレースです、よろしくお願いします。当日は同時視聴配信を行う予定です、YouTubeチャンネル「ジェイのG1馬主への道」もどうぞよろしくお願いします。
レース概要
クイーンエリザベス2世カップ(G1)
2026年4月26日 (日) 17:55[現地時間 2026年4月26日 (日) 16:55]
香港 シャティン競馬場
芝右2000m 3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55.5kg 南半球産3歳=牡・セン馬 54kg、牝馬 52kg 北半球産3歳=牡・セン馬 51.5kg、牝馬 49.5kg
賞金総額:3000万香港ドル(約5億7000万円)
1着賞金:1680万香港ドル(約3億1920万円)
※1香港ドル=19円で換算
クイーンエリザベス2世Cは香港チャンピオンズデーにシャティン競馬場で行われる芝2000mのレースです。
日本馬はこれまで相性が良いレースで、ラヴズオンリーユーやウインブライト、ネオリアリズムなどが近年では優勝しています。
フラットで中東の配合に近い芝なので、洋芝の中では日本馬も力を発揮しやすく、札幌函館と同じくらいだと話す関係者もいます。直線は430mです。
特に香港馬は産地がオセアニアが中心なので短距離馬が強いです。
中距離馬がそれに比べるとワンランク落ちる印象があり、日本馬が通用していた側面もあると思うのですが…近年のレースを見るとロマンチックウォリアーという怪物が現れ、3連覇していますし香港ダービー馬のその後の活躍を見ても中距離馬もレベルが底上げされてきている印象を受けます。
2025年はタスティエーラの勝利で2021年のラヴズオンリーユー以来となる日本馬の勝利となりました。
国別複勝圏内率を考えると日本馬が最も高く、次いでサンプル数が少ないもののオセアニア州、ほぼ同率で地元香港と欧州と続きます。
香港勢は2022年〜2024年のロマンチックウォリアー3連覇で底上げされている部分もあるとは思います。
過去ローテを考えると実は最も馬券内率が優秀なのは地元「香港ゴールドカップ」。
次に「香港ダービー」組が優秀。香港ダービー好走馬はJRAオッズでは穴馬になるかもしれませんが、近年の香港ダービー組はその後すぐに国際G1で通用するケースも多く、レベルが上がってきている印象なので要チェックです。
次に中山記念組が優秀という形で続きます。
枠の有利不利はそこまでなく、脚質はフラット。
先行勢も残るし後ろからの差しも直線距離が長いのでしっかり届くので、実力が出やすい競馬場だと思います。日本馬はタフな中山競馬場の中距離レースor北海道シリーズでの好走歴があるかどうか、または好走が期待できる血統背景かというところも気にしておきたいところです。
牡馬牝馬別の成績を見ると、牝馬は海外馬しかほぼおらず有力馬しか遠征していないという理由もありそうではありますが、牝馬の方が連対率・馬券内率共に優秀という結果になっています。
過去5年結果
2025年
4番手外目を先行したタスティエーラが押し切って勝利。2着にはほぼ道中最後方から直線外目で末脚を伸ばしたプログノーシスが入り、日本馬のワンツーフィニッシュとなった。ロマンチックウォリアーは中東遠征により出走していなかった。
2024年
中団後方に控えて外から差し脚を伸ばしたロマンチックウォリアーが3連覇達成。ヒシイグアスは2着、ロマンチックウォリアーの前で競馬をし4角早めから外目を押し上げていった。前目も残るし後ろからも届くレースだった。
2023年
ロマンチックウォリアーが中団から早めに抜け出し完勝。
プログノーシスは最後方から馬群を縫いながら上がりましたが2着まで。外に持ち出せずスムーズに進路が取れなかった部分もあり着差以上にプログノーシスは強さを見せた。3着ドバイオナーの後方からで差しが決まった印象。
2022年
一団でレースを進め直線でよーいどん的な競馬。
ロマンチックウォリアーは中団から直線で抜け出し勝利、2着以降は混戦。
2着馬は3番手先行だが、3着馬は後ろからだったのでトラックバイアスはあまりなかったように感じる。
2021年
日本馬が上位を独占したレース。馬券内の3頭は中団から競馬をした。
小頭数だったのでごちゃつきが少なく、落ち着いたレースだった。
印一覧
◎ロマンチックウォリアー
○ソジー
▲マスカレードボール
△ナンバーズ
☆ロイヤルチャンピオン
各馬評価
◎ロマンチックウォリアー
去年のレースは中東遠征で不参加でしたが、それまでは過去3年連続で勝利をしており今年勝利すれば4勝となる圧倒的王者です。
今年8歳馬になり、衰えは心配されるところですが戦績を見る限りそんな様子を受けませんので今回のハイレベルなメンバーであってもここは本命視します。
本馬が衰えていないと考えている理由は大きく2つあります。
1つは直近の戦績の安定です。中東遠征時こそ、連続で2着となりましたがサウジカップはダートへの初挑戦でしたしその激闘の疲れがあったドバイターフは本来の状態ではなかったことを考慮すれば衰えというよりは仕方のない結果だと思います。それ以降香港に戻って以来、4戦4勝(うちG1が3回)と盤石です。
もう1つは前走・G1香港ゴールドカップのパフォーマンスです。
こちらの動画がそのレースなのですが、持ったまま楽な手応えで後続を突き放し最後は流すような形で圧勝。今回の舞台と同じシャティン競馬場の芝2000mなのですが、1:59:77という勝ち時計は例年のQE2世Cを上回っており、スピード能力的にも衰えておらず勝負ができる状態にあると考えられます。
ソジーやマスカレードボールなどは強敵だと思いますが、これまでQE2世Cを勝利してきたのと同じローテで今回臨んでくる形ですし、死角は少ないのではないかと思います。
○ソジー
前走初の香港遠征でしっかり香港ヴァーズを制し、2度めの香港遠征に望むソジーを対抗評価とします。
そもそも牝馬のレース戦績がいい統計データも出ていますので、有力牝馬である本馬を抑えないてはないでしょうし、すでに香港実績も示しているのでより、高い評価を与えたいところです。
去年のレースから4ヶ月ぶりのレースとなりますが、去年のシーズンも半年ぶりの休み明けで臨んだイスパーン賞を勝利していますし、去年の重馬場を走った後の香港ヴァーズ直行よりはむしろ今回の方がコンディションが良いのではないかと考えています。
レース間隔より個人的に気になっているのは距離短縮となること。
直近は2400mのレースで多く使われておりフラットコースの2000mになった場合にどうなのか?という部分はやや未知数です。エクリプスSで良馬場の1990m(サンダウン)で6着に沈んでいるところが、もし距離が足りないというポイントなのであれば今回マスカレードボールが付け入る隙があるかもしれません。
対抗評価とはしたものの、3番手評価のマスカレードボールとの差はほとんど自分の中ではありません。この順位としたのはおそらくマスカレードボールの方が日本プールでは人気になるだろうということを勘案してですので、当日のオッズ次第では印を入れ替える可能性もあります。
▲マスカレードボール
前走ジャパンカップではカランダガンに肉薄する2着。最後の最後にカランダガンに差し切られてしまいましたが、後ろからいい脚を使い残り200~300mあたりまでは勝ったか?と思わせるほどのレースでした。
その前の天皇賞・秋では芝2000mでG1制覇と今の日本競馬の中距離戦線の芝馬ではトップクラスの能力を持っている1頭で、昨年同じドゥラメンテ産駒のドゥレッツァが制した舞台だけに本馬にも血統面も含めて期待を寄せたくなります。
ただ、カランダガンのパフォーマンスはこれまで数多の海外馬を飲み込んできた特殊なスピード馬場である日本遠征時の出力で、これをもし香港でやっていたらここまで肉薄できていたか?と問われるとどうなのだろうと考えています。
そういう意味では今回が試金石となる1戦だと考えており、ここでソジーやロマンチックウォリアーと差のない競馬ができるのであれば、日本の芝中距離ではなく世界の芝中距離トップクラスの仲間入りということになるでしょう。
オッズ的にはJRAでは人気になると思いますので旨みはないですが、後ろからズドン系の脚質でも香港では去年のプログノーシスのように馬券内にしっかりきますので、十分力は出せるのではないかと思います。
懸念は初の海外遠征でしょうか?ドゥラメンテ産駒は去年のドゥレッツァがいるので、全く香港や洋芝は合わないということはないと思いますが、本馬は中山よりは東京競馬場が得意なタイプだと見ているので、パフォーマンスが府中よりシャティンで上がるということはないんだろうと思っています。
どこまでフルに近い力を出せるかに本馬はかかっているような気がしますね。
予想とは離れますが、節約大全こまちさんの出資馬で現地に応援に行かれるようなので、友人の出資馬として活躍には期待したいと思います!
△ナンバーズ
上位3頭が順当な馬達なのでこの辺りから穴馬も絡ませてみようかなと思います。
おそらくJRAオッズではそこまで人気にならないのではないか?と予想される香港ダービー2着馬の元豪州馬です。
今年の香港ダービーはリステッド扱いながら非常にハイレベルだと考えています。というのも、日付が違うので単純比較はできませんが、3週間前の同舞台のロマンチックウォリアーの香港GCの勝ち時計より0.3秒早いタイムでの決着となっているのです。
どちらも良馬場で斤量も同じですから、国際G1級の水準に今年の香港ダービー上位組はあると見ています。本馬は逃げて、最後は差されますがその後もしぶとく伸びて1馬身少ししか負けておらず、持ち時計は十分です。
本馬は初の香港G1挑戦ではありますが、ここで前走のパフォーマンスを発揮すれば3着以内に割って入る可能性は十分あるのではないかと思います。今回伏兵の中で最も期待値が高いのは本馬だと思います。
☆ロイヤルチャンピオン
前走のネオムターフカップの圧勝が印象的だった本馬。
このレースは現地で見ていたので、よりその強さを印象づけられている部分もありますが、その前のヨーク競馬場のヨークS制覇やレパーズタウン競馬場のアイリッシュチャンピオンSでの3着など、スピードが求められる舞台で安定した戦績を残していて、フラットコースにも強いので人気薄になるのであれば面白い1頭なのではないかと思います。
勝ち負けまでは難しいかもしれませんが馬券内に食い込む可能性はあると考えていて、紐では抑えたい1頭です。
印をつけなかった馬たち
ジューンテイク
日本馬なので応援したい気持ちはありますし、母系を見るとリファールやロベルトなど、洋芝でも活躍できそうな要素が入っている点は強調ポイントだと思いますし、アップダウンのある京都競馬場で行われた京都記念を前前走で勝利している点はプラスだと思いますが、今回のメンバーレベルを見た時にやや火力不足な印象を受けました。
G1〜G2のハイレベルなメンバーだと一枚足りていない印象で、今回シャティン競馬場に変わることで大きく前進することが期待できるほどでは現状ないかなと思いますし、JRAオッズでは旨みがないと考え軽視することとしました。
ジョバンニ
血統的にエピファネイアに北米色がある母系という配合で個人的にはシャティン競馬場の洋芝になってパフォーマンスが上がるタイプではないのではないかと感じました。
若葉S以降勝利から遠ざかっており、前走は久しぶりの2着でしたが今回のトップレベル層とは能力の差があるのではないかと感じました。
あたエピファネイアは古馬になってパフォーマンスを上げていくタイプの種牡馬だとはデータ的にはなっていないので、その部分も考慮しました。
2歳時に中山競馬場の2000mのホープフルSで2着にきている点はコース適性的な意味で評価できると思いますが、2歳戦なのでエピファネイアの早熟性で戦えたのか…という部分も考慮するのが良いかと思います。前々走のAJCCは中山競馬場の芝2200mですがこれは7着に沈んでおり中山巧者というわけでもなさそうですしね。
ルビーロット
香港クラシックカップ(L)の勝ち馬で、去年のQE2世Cの6着馬です。
その後香港チャンピオンズ&チャターCで2着に入り先行きは明るいかと思われましたが、その後は短い距離を使ってやや迷走気味。
距離が合っていないだけの可能性もありますが、それにしても着順が悪く、去年より状態は良くないのではないか?と思ってしまいます。
臨戦過程と今年のメンバーレベルを考えると、手を出しづらい1頭です。休み明けの1400mのレースなどは豪州的な調整方法で短い距離を使いながら、調整していくという形なのかなと思いますがそれにしても負けすぎな気がしています。

現役地方&海外馬主・競馬ライター
運営チャンネル累計登録者数1万人超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。一口馬主は、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。神奈川県馬主協会会員。オーストラリアは中條調教師のJAPANOZと川上代表のRSSで複数馬を共有中。代表馬はトゥルーフェアリー、リッチシャンパン、ロードヴァレンチ、レクスノヴァス等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。








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