一口馬主クラブ、選ぶ時にどのクラブに入るかはかなり大きな決断だと思います。
その時に少しでも判断の一助になればと、各クラブについての解説と会員さんの声をご紹介する記事を投稿していきます。
今回はキャロットクラブの解説記事です。
なるべく多くのクラブについて書いていきたいと思っています。
アクセス数・SNSでの反響が大きければ執筆ペースが上がりますので、ぜひ皆様よろしくお願いいたします。
<合わせて読みたい>
【クラブ徹底解説】社台/サンデーTC編
基本情報
・口数 400口
・勝ち上がり率 48.6%(近5年)
・月会費 3300円
・保険料 3%
・営業者報酬 3%
・優勝商品売却代金分配 有
・装蹄補助費分配 有
・牝馬買取 10%(6歳3月末)
解説
400口の一口馬主クラブの中ではトップクラスの勝ち上がり率と重賞馬輩出率を誇るクラブです。
ノーザンFと提携していて、募集馬の多くはノーザンF生産です。
例年、募集馬は90頭近くと多いクラブで、数頭は地方馬も募集されています。
種牡馬入りしたクラブ所属馬だったレイデオロは、400口以上のクラブ所属馬で初めての日本ダービー制覇という偉業を成し遂げました。
他にも種牡馬を多数輩出する繁殖牝馬シーザリオ、その子供のエピファネイアやサートゥルナーリアなど日本競馬を支える馬たちが多数所属していた名門クラブです。
現役馬では、エフフォーリア、ヴェラアズール、レシステンシアなどがいます。
400口以上のクラブの中では最もブランド力のあるクラブの1つです。
社台・サンデーなど40口クラブには及ばないものの、キャロットクラブ会員であることがステータスであると考えている一口馬主も多いと思います。
募集時には「母優先」という制度があり、元クラブ所属馬の母馬に出資していた会員は優先的に出資できる制度があるところも特徴です。
※人気馬だと、母優先を持っていても出資が叶わないこともあるので注意
また、出資時には年に1頭、最優先として指定し、抽選の優先度を上げることもできます。
これが抽選の結果落選となると、×1となり来年はさらに優先度が上がります。
2年連続で落選となると×2となりここが最優先のマックスになります。
会員さんの中には意図的に落選するような人気馬に申し込んで、3年に1度、×2にして好みの馬に出資しやすい状況を整えて楽しんでいるという人もいます。
一方で、会員数が多く毎年募集馬は熾烈な抽選となります。
90頭近く募集馬がいますが、選考募集後に残口が残るのは、例年片手で数えられるほどです。
新規入会ハードルが高く、既存会員が出資を終えた後に新規会員が出資・抽選を行う形式のため、その難易度の高さから”新規入会チャレンジ”と揶揄されています。
こんな人にオススメ
とにかく勝ちたい、重賞馬に出資したいという方にオススメできるクラブだと思います。
現7歳世代や現6歳世代は勝ち上がり率が60%を超えていて、2勝馬率も40%を超えています。
他クラブだと勝ち上がり率でも40%を割っているところも多くありますからこの数字は驚異的です。
さらに各世代でG1馬を輩出するクラブはそう多くはありません。
初心者の方ですと、初出資馬がクラブ入会用の馬になってしまうところが何とも言えないところではありますが、長く一口馬主を楽しむことを考えたら、初心者の方にもおすすめできるクラブだと思います。
母優先の血がつながっていく面白さも味わえる可能性がありますしね。
一方、ノーザンF生産・育成馬が多いため1戦必勝態勢でレースに臨む馬が多いです。
出資馬の出走回数を確保してほしいという思いが強い方であれば、岡田系のクラブ(ノルマンディー、ウイン、ラフィアン等)がマッチしてるかもしれません。
会員の声
いいところ
・実績制ではないため、立ち回り次第で少ない予算でも人気馬に出資が可能なのでうれしい
・×を貯めればほしい馬に出資できる
・母優先を行使できれば出資頭数が安定する
・毎年活躍馬が出て、勝ち上がり率も優秀
・2代、3代と出資馬(母)の血が繋がっていく面白さがある
・会報が充実していて勉強になる
・募集馬見学ツアーが楽しい
注意点
・抽選が熾烈で出資したい馬に出資できないことが多い
⇒×2最優先でも人気馬は落選してしまうことも(その場合翌年も×2)
・出走間隔が長い
⇒1度使ったら放牧が多い…
・新規入会のハードルが高く”入会のための出資”が必要
5 Responses
他の社台ノーザン系クラブの煽りを受けて、デビュー率含めて成績が右肩下がりなのが気になるところなんですよね。
今年はキャロット入会チャレンジどうしようか迷ってますw
3歳馬が特に調子悪いですが、ノーザンが育成を少しこの世代は変えていたという話も仄聞しており、キャロットの馬質の問題なのか、ノーザン全体の問題なのかちょっと判断が難しいところがあります。。その要素も書くか迷いましたが、ハード面は変わってませんし、一過性の可能性もあるので、一旦様子見です。少し全盛期より下がっても、それでも他クラブより全然いいですけどね!
[…] 【クラブ徹底解説】キャロットクラブ編 […]
[…] 【クラブ徹底解説】キャロットクラブ編 […]
[…] どうも、ジェイです。一口馬主クラブ、選ぶ時にどのクラブに入るかはかなり大きな決断だと思います。その時に少しでも判断の一助になればと、各クラブについての解説と会員さんの声をご紹介する記事を投稿していきます。今回はノルマンディーオーナーズクラブの解説記事です。なるべく多くのクラブについて書いていきたいと思っています。アクセス数・SNSでの反響が大きければ執筆ペースが上がりますので、ぜひ皆様よろしくお願いいたします。 【クラブ徹底解説】シルクホースクラブ編 【クラブ徹底解説】キャロットクラブ編 […]