今回は私のノルマンディーの出資馬ゴールデンシーカーが能力検査を受けましたので、その様子について記事にしていこうと思います。
よろしくお願いします。
【一口馬主コラム】300kg台の馬に出資したら…?馬体重と勝ち上がり率の関係を徹底分析 byジェイ
4歳未出走馬?
ノルマンディー2次募集で出資した、ゴールデンシーカー(ゴールデンレコードの19)。
なんと、現在4歳未出走馬です。
オーストラリアならまだしも、日本の一口馬主クラブ馬で、4歳春で未デビューの馬というのも珍しいのではないでしょうか?
ゴールデンシーカーはジョーカプチーノ産駒としてはやや高額な部類に入る総額1920万円募集(一口4.8万円)。
血統的にはやや割高ではありましたが、母父ハーツクライに似た馬体シルエットや、締まりの良い筋肉に惹かれ1口出資。
栗東の名門厩舎である清水厩舎に入厩予定でした。
SSクロスが濃いことや、後ろ脚の距離が近いことなど懸念もありましたが、それ以上に筋肉の付き方が素晴らしい大型馬でした。
ところが育成中、右トモ飛節周辺が外傷ですっきりしないなどと、半年弱もなかなか速いところで使えない日々が続きます。
そしてちょうど1年前の3歳4月(22年4月)に右飛節のさいきょ突起の骨折という珍しい部位の骨折と診断され、検査のために数日厩舎に初入厩したものの、すぐに中央登録抹消。
治療して地方から中央再入厩を目指す方針が示されました。
正直更新情報を見ているだけでは、地方から再出発してどこまでポテンシャルを発揮できるのか?不安を感じましたが、この選択をされたということは近くでこの馬を見てきた人たちが「この馬が中央1勝クラスでも戦える」と踏んでいるのだろうと、ポジティブに捉えることにしました。
ノルマンディーではレイデルマールのように地方デビューに切り替えて中央でもしっかり着を拾っている馬もいますので、そのような活躍をしてもらいたいと願った次第です。
”涙なしでは見られない”能力検査合格
ゴールデンシーカーは園田競馬場から再始動することが決定しました。
そして、4歳3月となった、23年3月に園田競馬場の飯田厩舎に初入厩。
そこでの調整も順調に進み、23年4月4日(火)の能力検査に向かいました。
能力検査の様子は園田競馬場の公式YouTubeで確認しましたが、この馬が能力検査とはいえ、園田競馬場で実戦形式で走っている姿を涙なしでは見られなかったです。
まだまだ不安は尽きませんが、よくぞちゃんと走ってくれた、という気持ちです。
きっと、他の出資者の方も同じ気持ちでこの能力検査を見守っていたのではないかと思います。
当たり前のようにコースを1周してくる、この光景を見るまでゴールデンシーカーにはとても長い時間が必要でした。
これで、全然走れずシンガリ入着だったらさすがにどうしようかと思いましたが、能力検査とはいえしっかりと後続に大差をつけて1番最初にゴールを駆け抜ける姿を見て、少しだけ安堵した次第です。
スタートはめちゃくちゃゆっくりでしたし、まだまだこれからな部分はあると思いますけどね。
ご興味がある方は、ノルマンディーは更新情報が会員以外にも公開されていますのでゴールデンシーカーの過去の更新を読んでみてください。
出資者がどんな思いでこの馬の再出発を待っていたか、維持費を払いながらこの馬を信じてどんな気持ちでここまで過ごしてきたか、考えながら遡っていただければ、少し我々出資者と同じ気持ちを味わえるのではないかと思います。
馬が走るのは当たり前じゃない
ありがたいことに今は早い時期から勝ち上がったり、重賞に挑戦したりするような出資馬も出てきました。
しかし、初心を忘れないといいますか、こうやってレースに出られることは当たり前じゃないんだ、好走して当たり前じゃないんだ、という気持ちは忘れないようにしないといけないなと改めて思います。
ゴールデンシーカーは、能力検査を無事合格。
このままいけば今月中、来月あたりには初めての実戦となるのでしょうか?
獲得賞金は当然0円。
一番下のクラスからの出発になりますので、中央での勝利を見据えるうえでも、ここはホップステップジャンプで駆け上がってもらいたいなと願うばかりです。
もちろん、園田も年々レベルが上がっていますから一筋縄ではいかないと思いますが、ゴールデンシーカーにはこの大きな出遅れを取り戻すポテンシャルが秘められていると信じてこれからも応援していきたいと思います。
ノルマンディーでも、ゴールデンシーカーはかなり特殊な事例だと思いますが今後の募集馬検討にもこのゴールデンシーカーの顛末は参考になる部分があると思います、皆さんもぜひ一緒にこの馬の今後を見守っていただければと思います。
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