【シルク2022年度追加募集】ジェイのオススメ馬〜レゼトワールの21〜

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回はシルク2022年度追加募集馬の推奨馬1頭を紹介させていただきます。
よろしくお願いします!

レゼトワールの21

基本情報

父エピファネイア 母父ファスリエフ

栗東:武幸四郎厩舎

募集総額5500万円 

22年セレクションセール4070万円

手術歴なし

体高:163.5cm 胸囲:190.0cm 管囲:21.0 馬体重:516kg

21年4月21日生

血統

父エピファネイア

父は数々のG1馬を送り出すシンボリクリエス系×シーザリオ血統の種牡馬です。

デアリングタクトやアリストテレスなど、クラシックで活躍する馬を多数輩出しています。

21年種付け料は1000万円でしたが、22年には1800万円、23年も1800万円と非常に高額な種付け料です。

産駒勝ち上がり率は38%とこの種牡馬価格からしたら物足りなく感じます。

牡馬勝ち上がり率に限定すると、42%です。

打率を求める安打製造機タイプの種牡馬というよりは、早い時期から芝の中・長距離でホームランを狙える長距離ヒッターというイメージです。

早熟傾向を嫌う人も一定数いるようですが、まずは早い時期から勝ち上がり、3歳重賞やクラシック路線にコマを進めたいと思う一口馬主も多いでしょうから、僕はエピファネイアはPOGや一口馬主向きの種牡馬であると考えています。

晩成傾向が悪いということではないですが、才能が花開く前に未勝利戦が終わってしまってファンド解散では悲しいですからね。

エピファネイア産駒の牡馬のセリ平均価格は3460万円。

この馬は兄弟馬に中央勝ちこそありませんが、ブラックタイプが厚く馬体もしっかりとした大型馬なので、セレクションセールの落札価格4000万円は妥当なラインなのではないかと思います。

パーフェクト種牡馬辞典によると、エピファネイア産駒の牡馬の平均馬体重は482kgとなっています。

母レゼトワール

母は中央のダートスプリントレースで1勝、500万下(1勝クラス)でも2着に入っていました。

その後大井や浦和でも勝利を重ね、中央の1000万下(2勝クラス)でも5着に入ったことがありました。

ダートではありますが中央のスプリントレースでしっかり勝負できていたスピード能力は評価に値すると思います。

母の産駒(本馬のきょうだい馬)は3頭。

・ヘニーヒューズ産駒の牡馬ペルフォルマンテ(地方1勝)

・ロードカナロア産駒の牝馬ステラフィオーレ(地方3勝、中央現役)

・ルーラーシップ産駒の牡馬カズペトシーン(中央現役)

となっていて、現状中央での勝利がありません。

ハイレベルな種牡馬がつけられているので繁殖として期待されているということなのでしょうが、少しきょうだいの成績は物足りないように思えます。

とはいえ、ペルフォルマンテは中央ダートスプリントで新馬戦2着、未勝利戦3着に入ったことがあり、地方の勝利は大井競馬。

ステラフィオーレは高知で3連勝して中央出戻り。

ダート1400mの1勝クラスで5着と掲示板内を確保しました。

カズペトシーンについてはまだ3歳で、新馬戦と未勝利戦のダート1400mで2度3着に来ています。

中央勝ちこそないものの、勝ちに近い成績を各馬出しているので、ものすごく心配しなくてもいいのかなとは思います。

特に二代母サンデーエイコーンからのファミリーは優秀で、産駒のワキノカイザーは中央と地方通算で81戦20勝。1.7億円を稼ぎ、G1南部杯にも出走しました。

また、マーキュリーC2着のタイムズアローも二代母サンデーエイコーンの子供です。

近親にはマーチSを制覇したセンチュリオンや中山大障害2着のエイコーンパスなどもいて、活力あるファミリーに見えます。



配合

ファミリーのダート色が強いので、産駒が芝中心のエピファネイアとの配合に適性的心配があるかもしれませんが、配合を見るとこの馬は非常にエピファネイア産駒の活躍傾向のツボを押さえた配合であることがわかります。

まず、サンデーサイレンス(以下SS)のクロスを持つことはエピファネイア産駒の活躍傾向に合致します。

・SSクロスがある産駒の勝ち上がり率39.8%

・SSクロスがない産駒の勝ち上がり率32.2%

全体サンプルが約500あるので、この7ポイント差は有意差ありといえると思います。

本馬はSSクロスを持ちます。

また、母父はヌレイエフ系です。

SSクロスを持ちながら母父系にヌレイエフを持ちエピファネイアのサドラーをニアリークロスで刺激する配合は、3冠牝馬デアリングタクトと共通します。

また、サークルオブライフはSSクロスを持ちながら、ヌレイエフではありませんが、母系にヌレイエフの母で名牝Specialの全きょうだいThatchを6代血統に持ち、サドラー(母母Special)を刺激する形になっています。

このように活躍のツボは抑えているため、適性がどっちつかずにならずに走れれば、非常に魅力的な1頭なのではないかと思います。

馬体

500㎏越えの巨体なので、やはり馬体は大きく見せますね。

若干前後のバランスが悪いというか、トモが小さいように見えてしまうかもしれませんが、これはそうではなくて胸が深いので相対的に小さく見えてしまうパターンだと思います。

特にマイル以下で活躍した重賞馬の1歳馬の立ち姿の写真を見た時にこの印象(胸が深くて後ろが小さく見える)を受ける馬が結構いた印象があります。

筋肉がしっかりとついていて凹凸があり、中殿筋も発達しています。

4月の下旬生まれの遅生まれで、まだまだトモ高にも見えますしゆるさも感じます。

ここからさらに成長するとなると非常に期待できる1頭なのではないかと思います。

歩様はしっかりとまっすぐ脚を出せていて、いい意味で気になる点がありませんでした。

横から見た際の踏み込みは、めちゃくちゃ深いタイプではありませんが脚の送り出し方が力強く、推進力があるいい歩き方をしていると感じました。

ステイヤー系の馬体ではないと思うので、このくらいの踏み込みでも全く問題ないと思います。

歩きに安定感があり、飛節のブレも少なく見えたのも好印象でした。

母の血統やこの馬体を見ると、適性はマイル前後、もしくはもう少し短い距離になるのかなと思います。

ひとまず芝1400-1600あたりでデビューして、合わなければダートも試してみる、というパターンかもしれません。



厩舎

栗東・武幸四郎厩舎は勝ち上がり率45%、社台グループ率は39%です。

芝のスプリントを特に得意としていて、芝中距離でも活躍馬を輩出しています。

シルクの馬は5頭がこれまで預託されていて、うち4頭が勝ち上がりを決めていて相性は良さそうです。

ミステリオーソ、スティクスと2頭のオープン馬が預託されていて、現役馬では1勝Cのクレバーテーストもいます。

騎手起用としては、兄弟の武豊騎手を筆頭に、藤岡騎手、浜中騎手などが多く起用されています。

まとめ

いかがでしたか?今回はシルク追加募集のジェイの推奨馬1頭を紹介させていただきました。

ジェイは2歳世代の出資馬は去年しっかりと出資が叶ったので今回の追加募集は見送り予定ではありますが、推奨した馬ですので、その後この馬がどう活躍していくのかは見守っていきたいと思います。


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。

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