【一口馬主】シルクHC追加募集馬は活躍する？過去2年の追加募集馬の成績まとめ

ワンミリオンスの21（牡）

基本情報

総額2800万円　一口5.6万円

父ニューイヤーズデイ　母父ゴールドアリュール

父/母分析

父ニューイヤーズデイ

今年産駒がデビューする新種牡馬。

現役時代は3戦2勝。アメリカ2歳G1のBCジュヴェナイルを勝利。

この勝ち方は前に行った馬の勝ちパターンを、この馬だけが内から差すという伏兵的な勝ち方で

レースの2ハロン毎のラップタイムは、

２ハロン-４ハロン-６ハロン-１マイル – ゴール

22.66 – 45.38 – 1:09.70 – 1:36.66 – 1:43.52

 22.66  – 22.72 – 24.32  –  26.96 – 6.86

このようにかなりの持久戦での勝利だった。

このことからダート適性はやはり高そう。

その後、活躍が期待されるも怪我で引退。

アメリカやブラジルで種牡馬生活を送り、2020年日本の社台スタリオンステーションにて供用開始された。

既に種牡馬として結果は残していて、

2019年米・エクリプス賞３歳牡馬チャンピオンのマキシマムセキュリティなど、ダート中距離で結果を残している産駒が多い。

血統的にも、母がダート中距離G2を2勝。半弟のモハンメン・エンフォーザブルもダート中距離重賞を勝っているように基本的にはダート中距離馬と言えるだろう。

しかし、2016年生まれの半弟キングリーは芝1700mの重賞を勝利しているように完全なダート一辺倒というわけでもなさそうだ。

血統構成的にも、米国血統が詰め込まれている。

父ストリートクライはマキャベリアン系の種牡馬。

アメリカはもちろん、オーストラリアでの活躍馬も多数輩出している。

代表産駒はアメリカではゼニヤッタ。オーストラリアではウィンクスという２頭の女傑の父として有名。

活躍馬に牝馬やせん馬が多いのでフィリーサイアーと思われているが、ストリートボスやストリートセンスという後継種牡馬もしっかりと残しているところはさすが。

いずれも前傾ラップの競馬が主流な国で活躍しており、その中でもスプリントではなく中距離のスタミナ勝負が得意である。

母ジャストホイッスルディキシーも先述したようにダート中距離戦が得意だったので、ニューイヤーズデイはまさにその配合通りの馬と言えるだろう。

馬体的も、ムキムキマッチョだが歩様は意外にも柔らかさがあるタイプ。

それでも力強く歩いているのでダートは勿論、力のいる芝の舞台も合いそう。

このことから芝・ダートどちらでも活躍できそうな馬が出そうで、サンデー系の繁殖と組み合わせが悪いことは無さそうである。

芝では小回りコースで機動力を活かせる舞台や地方のダート等、活躍できる舞台は多そうだ。

母ワンミリオンス

現役時代にエンプレス杯・TCK女王盃競争とダート中距離の交流重賞を2勝した実力馬。

産駒はまだデビューしていないが、半妹にアイビスサマーダッシュ3着のオールポッシブル。

叔父にフェブラリーS勝ち馬のテスタマッタなどがいる、ダート的な持続力に長けている一族出身だ。

血統的にも父ゴールドアリュールは日本の代表的なダート種牡馬で、馬力やスタミナを強化している。

母父ヤンキービクターも現役時代はアメリカのG1メトロポリタンHを勝利しており、まさにダート中距離のための配合と言えるだろう。

配合分析

さて、本場の評価だが狙うべき路線がはっきりとしていて個人的に高評価。

ヘイローのクロスが3本できるが、これは機動力の強化に活きそう。

馬格さえあれば、ダートの大きいところを狙えそうである。

スタミナもかなりありそうなタイプで、前傾ラップの厳しいレースは持ってこいといったところ。

牡馬ということもあり、父が早い時期から活躍馬を出せそうであれば「3歳ダート三冠路線」も勿論狙える。

しかし不安な点もあり、一つ上の半姉がデビューできなかったということが少し気がかり。

追加募集に回ってきたことを少し考える必要はあるかもしれない。

それでも堅実にダートで勝ち上がる一族ではあるし、価格もお手頃。

馬体を見てさらに検討を深めたい馬だ。

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