今回は弊サイトレギュラーライターのPONの師匠である江分輪太さんとの対談内容をもとに競馬予想入門記事を書いていきます。
競馬初心者の方になるべくわかりやすいように書いております、ぜひ最後まで読んで明日から競馬予想する上での武器を手に入れていただければと思います。
客観的な予想法
競馬を始めたばかりの皆様、あなたはどうやって馬券を買う時に予想をしていますか?
・名前が可愛いから?
・見た目がかっこいいから?
・お父さんがディープインパクトだから?
最初はほとんど誰しもが、そんなざっくりとした予想から入るものだと思います。
最初は、それで気楽に楽しく競馬をするのがいいでしょう。
しかし、そこから一歩前進して「馬券的中率や回収率を上げていきたい」と思い立った時、参考にすべき競馬予想方法には、さまざまなものがあります。
・過去の戦績
・血統
・パドック
・返し馬
・調教
・馬場
・展開
・オッズ
などなど、ざっと挙げるだけで本当にさまざまな要素があります。
中級者〜上級者はこれらの全て、または一部の要素を用いて予想を行い馬券を購入しているのです。
どの要素が良くて、どの要素が良くない、というものではありません。
しかし、要素によって主観的な要素と客観的な要素の2つに分けることができます。
たとえばパドックや調教予想は、主観による要素の大きい予想方法です。
パドックで「元気がないのか?」「落ち着いているのか?」判断するのはなかなか初心者には難しいですよね。
同じ馬を見ても、評価が分かれるのが主観的要素の予想の特徴です。
一方、血統は”東京芝1600mでは@@産駒の複勝率が@%”のように、統計データに基づいているので、客観的な予想ファクターであると言えます。
切り口が同じであれば、基本的に得られる結論は同じものになり、再現性もあります。
初心者こそ”血統予想”
私は客観的要素である血統データこそ、初心者向けの予想ファクターではないかと思います。
”東京芝1600mでは@@産駒の複勝率が@%”という統計データは初心者が見ても、上級者が見ても、得られる結論は同じだからです。
もちろん、どのデータを切り取って用いるかというところに、血統派も力量を問われる部分がありますが、それは慣れてきてからでいいでしょう。
まずはシンプルに、”父の特徴と傾向を考える”くらいでいいと思います。
逆に、主観的要素のパドックを見て、どの馬がいいかをしっかりと判別するのは熟練者でないと難しいですよね。
レジェンドの武豊騎手でさえ「パドックを見てもわからない」と発言するほどです。
何度も何度も反復して馬を見て、結果と照らし合わせて自分なりの感覚を掴む作業が必要で、初心者というよりは中級者〜上級者向けの予想方法な気がします。
”ゆるい”種牡馬予想法
ここまで、競馬初心者こそ”血統予想”から始めてみるべきではないか?というお話をしてきました。
実は”血統予想”といっても本当にさまざまなものがあり、テクニカルなものは一朝一夕では身につかないものもあります。
ただ、今回はあくまでも初心者向けに明日からできる予想方法を提案するということで、私から”ゆるい”種牡馬予想という予想方法を提案したいと思います。
この、”ゆるい”種牡馬予想というのはズバリ…
・性別
・馬体重
この3つの要素を用いて予想する方法です。
難しいことは一切ありませんし、専門的な勉強も不要です。
一般的な競馬新聞やnetkeibaを見れば、これらの全ての情報を得ることができます。
具体的活用例
①シニスターミニスター産駒のダート1400m外枠
シニスターミニスター産駒は中枠に弱く外枠に強い傾向があります。
特に、東京競馬場と阪神競馬場、大箱の競馬場でこの傾向は強く出ます。
2022年4月10日に行われた阪神2R・ダ1400m。
外枠に入ったシニスターミニスター産駒のタロファイター(12人気/単勝87.6倍)から人気馬に3連複が的中しました。
タロファイターはこれまでは1度も掲示板内に入ったことがありませんでしたが、外枠のダート1400mシニスターミニスター産駒ということで、この馬から買うことができました。
”ゆるい”種牡馬予想ではこのように大穴の馬を本命視することもできるのです。
②キズナ産駒牡馬の東京・京都・阪神
キズナ自身も東京・京都・阪神で活躍し種牡馬入りしました。
その要素が産駒にも遺伝しているのか…
代表産駒のディープボンドも、中山競馬場では凡走が多いものの、京都・阪神で活躍していますよね。
ローカルや中山などで凡走していても舞台が変われば激走する可能性があります。前走負けていたりすると、オッズが美味しくなりそうですね。
③ゴールドシップ産駒の牝馬東京芝馬体重440-458kg
ゴルシ産駒はビュッと一瞬キレる脚を使うというよりジワジワと長くいい脚を使うタイプの馬が多いので、東京芝コースが合っているのだと思います。
特に中サイズの馬体重の牝馬が東京芝で強いというデータがあったので、21年のオークスでこれを信じて、ユーバーレーベンを本命視して的中しました。
ゆるく楽しく真剣に
いかがでしたか?
今回紹介したのはほんの一例ですが、この3つだけでも明日から使える血糖値式になるのではないでしょうか?
再現性が高く誰でも出馬表を見れば使えるのがこのゆるい種牡馬予想のいいところです。
今回紹介した以外にも、種牡馬ごとに様々な特徴があります。
まずは産駒数が多いメジャーな種牡馬の中から、自分が好きな種牡馬や気になる種牡馬を何頭かピックアップしてデータを調べてみて、自分の知識のストックを作っていくとより競馬が面白くなってくると思います。
競馬は遊びだからこそ真剣に取り組むとより楽しいです。
ぜひ肩肘張らず、でもちょっとだけ本気で競馬を楽しんでみてください。
〜〜協力:江分輪太〜〜
個人YouTubeチャンネル登録者数は3.7万人
ゆるい血統予想を中心に、現在はメンバーシップ内での活動に重きを置いている
8年前から競馬YouTubeを続けているベテランYouTuberで、馬券術に関する動画が人気
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