ゲンブとは？

ゲンブとはノルマンディーOCの２歳世代で私が唯一申し込み、抽選の末１口出資することが叶った、モーニン産駒の牡馬です。

母父ダイワメジャーで大型の牡馬なので喉の心配はありましたが、筋肉隆々の馬体にほれ込み、ダートマイルあたりで活躍できるのではないかと見込んで出資しました。

上のきょうだい馬はヘニーヒューズをつけられていて、モーニンも後継種牡馬として、配合相性の良さを期待されてつけられたのではないかと推測していました。

小野町では更新コメントでかなりネガティブな言葉が並び、これだけ筋肉にあふれた見た目をしているにもかかわらず、パワー不足的な指摘もされることがあり「どないなってんねん…」と自分の見る目の無さを嘆いたものですが…。

初入厩後は順調に進み、追い切りでもかなりの時計を出していたので初戦から好勝負が期待できそうだと思っていました。

芝デビューへ

中央では今のところ目立った成績は残せていないものの、地方の初年度モーニン産駒はかなりの活躍を見せています。

また馬体の構造からもこの馬はダート馬だと信じて疑いませんでした。

だからこそ、ダート馬で実績を上げている高木登厩舎がぴったりだと募集検討時には考えていました。

もちろん、血統が芝向きでないことは高木調教師も理解されていて、血統的にはダートだと思いましたが…という前置きがあったうえで「軽さのある走りをしていて芝でデビューさせたい」というコメントが掲載されました。

「おいおい、まじかよ…」と思いましたが、実際追い切りのタイムはかなり出ていて、血統的には実績がないけど母父ダイワメジャーが強く出ていたらひょっとしたら芝も行けるのか？という期待感もありましたし、まだひりひりするほどの時期でもないので、芝を１回試すというのもいいのかもしれないな、とプラスにとらえるようにしました。

フォロワーさんからも励ましの意味も込めて「高木厩舎のエース馬、ウシュバテソーロも３勝クラスまで芝で使われていたわけですからポテンシャルがあると思われてるんじゃないですか？」と励まされたことを記憶しています（笑）

レース結果は？

ゲンブは2023年12月9日（土）の中山5R芝1600mに4人気で大野騎手を背にデビューしました。

16番の大外枠出走ということで、すぐにコーナーがある中山芝1600mでは不利な枠に入ってしまいましたが、調教タイムは出走馬の中でもかなり良く、専門誌でも注目馬として掲載されていたようです。

レースが始まると、いいスタートを決めたゲンブは外側からうまく3番手のポジションを奪取。

そのままいい手ごたえで回ってきて、最後の直線では突き抜けるか？という雰囲気もありましたが、伸びきれず、3着でフィニッシュとなりました。

勝ち馬は良血馬で1番人気に支持をされたドリーミーデイ。

ハナを切るとそのまま逃げ切り勝ちを決めました。

新馬戦だけあって入りがスロー気味だったこともあり、全体時計は1分35秒4と平凡。

前週の2歳未勝利戦での勝ち時計が1分33秒5ですから、もう少し芝マイルで勝負をするのであれば時計を詰めないと未勝利戦は上がれないかもしれません。

ただ、同開催の2歳新馬戦の中では15レース中3番目のタイムだったということなので、新馬戦としてレベルの低いレースだったとも言えないのではないかと思います。

今後について

芝でもしっかり走れるところを示してくれて、正直少し安心しました。

これでダートに替わってどうなるか？というところはありますが、血統背景や馬体的にダートで後退することはないのではないかと私は思っています。

芝スタートでスピードが求められ、先行馬有利な東京のダート1600mあたりで走ればあっさり未勝利戦は上がれる可能性も十分あるのではないでしょうか？

ゲートが速いのは今後ダートを見据えるうえでもかなりプラスになるでしょう。

とはいえ、芝で3着としっかり走れてしまったので、しばらく芝でいけるところまで頑張ろうということになるのかもしれません。

ひとまず勝ち上がらせて安心させてほしいという気持ちはありますし、元々ダート馬だと思って出資しているのでダート3歳重賞路線に乗せてもらいたいという気持ちはありますが、ここは一番近くで見ている高木調教師の眼を信じようと思います。

まずは勝ち上がり目指して、頑張れゲンブ！

---

---