今回はキャロットクラブ2024年追加募集馬全頭分析記事を投稿していきます。
記事の内容は個人の意見、感想です。出資は自己責任でお願いします
No43 ココシュニックの22
基本情報
一口:6万円
父:アドマイヤマーズ
母父:クロフネ
母優先:無
公表事項:両飛節OCD手術歴有
コメント(1次募集時)
新種牡馬アドマイヤマーズは牧場評価が高いと言われており、オーストラリアにシャトルも行っています。
南半球でもかなり期待されている種牡馬です。
ただ本馬の場合OCDとはいえ両方の脚でやっているので体質面への不安は僕はあると考えます。
母17歳の時、高齢の域に入った後の産駒でさからそれも込みで検討していきます。
サイズ429kgとやや小型。
ダイワメジャーのトップラインを考えると大型でパワーあるタイプで狙いたいなという印象があります。
歩様ももう少しパワフルな産駒を狙いたいですね、力強さは乏しいように見えます。
トモにもう少し筋力が欲しいなという感じですね。
ただ、さすが早熟系の父の血が入っているというか、この馬体の感じでも飛節はしっかりしていてブレが少ないので、仕上がりは早そうな印象を受けます。
⇩追加募集歩様を見て⇩
芦毛もあるだろうがアドマイヤマーズ産駒にしてはアドマイヤマーズっぽくない系にみえます。
胸が深いのもありますが、トモもう少し欲しいです。
トモの左右差もありますかね。
歩様の踏み込みも浅くあまり背中は使えていません、アドマイヤマーズ産駒は背中硬い子が多いのでこんな感じの子も多いですが。
前脚もオフセット気味に見えますし、あまり良くは見えないですかね。負担は大きそうです。
No97 シーリアの22
基本情報
一口:12.5万円
父:リアルスティール
母父:キングカメハメハ
コメント
初仔ですが、2代母シーザリオはエピファネイアやサートゥルナーリアなどを産んだ超名牝。
ボトムラインの活力はトップレベルでしょう。
シーリアにその活力がどこまで受け継がれているか?というところですが、個人的にはシーザリオ近親の豪州共有馬マーニーもいるので、血統的にも縁があり非常に惹きつけられるものがあります。
リアルスティール産駒牡馬の勝ち上がり率は53.2%。
重賞馬率3.8%と名種牡馬の域。なぜ社台を出されてしまったのか、疑問の残るほどの好成績です。
母父キングカメハメハの組み合わせでは勝ち上がり率50%と優秀、血統スタッツ的には最高レベルかと思います。
サイズしっかりありますし、立ち姿のシルエットの美しさは今回の募集でナンバーワンでしょう。
流石良血馬です。
しかし歩様はかなり硬いですね。
持ち手が後ろにかなり引いているのでスピードが乗っていないのもあるかもしれませんが、それにしても可動域が狭く見えて、ダート馬ならまだ…ですが芝中距離、クラシック路線とのコメントにはミスマッチを感じます。
前脚や後脚は特に気になるポイントはなかったです。
フォーエバーヤングルートでなら1発ありそうな気もしますが去年の追加募集で活躍したリアルスティール産駒、レーベンスティールと比べると歩様は見劣りしますね。
もうちょっと前に前に、歩かせた時にどんな動きになるのか見てみたい馬です。
セリなら、下見で実馬見たらやっぱりめちゃくちゃいい!となる可能性がある馬だと思います。
募集馬見学ツアーがある一次募集ならその時の情報で考えられるのですが…。
No98 ユールフェストの22
基本情報
一口:5万円
父:リアルスティール
母父:More Than Ready
コメント
リアルスティール産駒牝馬勝ち上がり率は30%と平凡です。
リアルスティール産駒牝馬で豪州の共有馬トゥルーフェアリーは破竹の勢いで活躍しており、個人的にはいいイメージがあるのですが、日本では重賞馬も出ておらず、AEIも低いですね。
素直にこの種牡馬なら牡馬を狙いたいところです。
しかし母父が豪州でも父・母父として活躍するMore Than Readyなのでここは気になります。
母父この組み合わせで出走した産駒は1頭しかおらず、勝ち上がれていません。
繋ぎが立ち気味ですが、歩様的にはこちらの方がシーリアの22より綺麗ですね。
硬めに出やすいリアルスティールとコロコロになりやすいモアザンレディの配合にしてはかなり柔らかく出たなと感じます。
踏み込みいいですし前の捌きも柔らかいです。
ただ気になるのは前脚ですね。
外に外にと向かう出し方で、経験上このタイプはスピード不足になるケースがあり、勿体無いなと思いました、ジャスタウェイほどじゃないですけどね。
ここが綺麗だったら、出資候補でした。
後脚も外孤ですが大きく軸からズレるほどではないのでセーフでいいかなと思います。
1つ2つ勝てる可能性は十分あると思うのでコツコツ系が欲しい方は面白いかもしれません。
No99 プラチナブロンドの22
基本情報
一口:6万円
父:ヘニーヒューズ
母父:ジャングルポケット
コメント
ヘニーヒューズ産駒牝馬の勝ち上がり率は42%と優秀です。
ダート種牡馬の牝馬産駒だと、あまりいいイメージがないかもしれませんが、この勝ち上がり率は優秀だと思います。
一方、重賞馬輩出率については牡馬3.3%に対し牝馬0.4%とここは明確に違いが出ました。
母父ジャングルポケットではG3エルムS勝ち馬のフルデプスリーダーが出ていますが、出走産駒5頭の内中央で勝ち上がったのはこの馬1頭のみで勝ち上がり率は20%となっています。
ダート牝馬でサイズがないのはかなり厳しいですね。
早生まれの馬ですが明らかに線が細く見える立ち姿に見えます。
歩様も腰やトモの非力感を感じる動きでなかなか難しいです。
トモの容量があまりないのが、かなり気になります。
踏み込みは深く可動域は広いです。
芝か?と思うほど。ダートなら中距離ですかね?
勝ち上がれるかどうかが大きなハードルになる馬かと思います。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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