東京サラブレッド2024年募集馬全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(オーストラリアンオークス出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
No21 オンラインドリームの23
ジャスタウェイ
Frankel
牡 鹿毛 2/15 黒岩陽一
ジャスタウェイ産駒牡馬の勝ち上がり率は44%と高水準です。
2代母デインドリームは凱旋門賞馬で、欧州色が強すぎると日本では重く出すぎることもありますが、近親ルージュエヴァイユが東サラでG1 2着馬となっているので、一定安心感があります。
母オンラインドリームは中央1勝、フランケル産駒らしくスピードがあり、デビュー戦を芝1400mで勝利しているのでスピードへの担保はありそうですね。
ルージュエヴァイユの母ナッシングバッドドリームはオンラインドリームの全姉なので、血統表上の構成は同じ。
母父Frankelの産駒は2頭しかおらずそのうちの1頭がルージュエヴァイユです。
血統的には非常に魅力的な1頭ですね、大物への期待感やロマンもあります。
ただ、ジャスタウェイ産駒にしては高額なので、コスパ面でどうか?という部分は馬体を見て冷静に見極める必要がありそうです。
<NEW>
体重:392
体高:146
胸囲:168
管囲:20.5
体高が流石に低すぎますね、胸も浅いですしまだこれからの馬って感じがします。
馬体に幼さが見えるので後4ヶ月くらいたって、夏を超えたらどんな馬体になるのか、想像しながら見るのがいいかと思います。
捌きは柔らかくはないと思いますが、キビキビ感や推進力、スピード感は悪くないですね。
トップラインのトモの部分がフラットなので、もう少し盛り上がってくれると綺麗な背中になるなと思いつつ、連動性は悪くないように見えます。
ジャスタウェイ産駒は前脚ガバガバの馬も多いですがこの馬はそんなことないですね。
飛節安定感は普通くらいでしょうか。
今のトモの容量のままでは厳しいと思いますが、ここから夏を超えてグッと成長するようであればポテンシャルは感じる1頭です。
No22 ビキニパレードの23
ニューイヤーズデイ
キングカメハメハ
牝 栗毛 3/8 嘉藤貴行
ニューイヤーズデイ産駒の牝馬勝ち上がり率は41%と高水準です。
ダート中心の成績ではありますが、牝馬勝ち上がり率が4割を超えているのは優秀だと思いますし、ストリートクライ系のフィリーが走る部分が継承されているのかもしれません。牡馬の方が勝ち上がり率などの成績はいいですがダート牝馬でこれだけのスタッツが出ていたら十分だと思います。
母父キングカメハメハで出走したのは4頭とサンプル不足ですが50%が勝ち上がっています。ストリートクライとキングマンボ自体の相性もいいので、これは現状いい配合と仮定して高評価としたいですね。
2代母からのファミリーにはブラックタイプ馬も複数出ていますし悪くないですね、母が未勝利馬で、本馬が初仔の牝馬となるため、サイズなど心配ではありますが、しっかりとしたサイズのある子であれば過度に気にしなくてもいいと思います。
キンカメ・サンデーとベスト種牡馬がつけられてきたボトムラインですし、北米導入種牡馬にキンカメサンデー持ちの母馬をつけるのは鉄板の配合ですから、血統的にはかなり面白い1頭だと思います。
<NEW>
体重:385
体高:148
胸囲:168
管囲:19.5
ダート中心のニューイヤーズデイ産駒なのでこのサイズは現状厳しいですね。
もちろんここから成長するとは思いますが、ダートでクラスを上げていこうと考えれば470−80kgくらいで出走できないとなかなか、統計的には厳しいものがあります。
育成でこれから100kg増えるかどうか?というところですね。
ダートオープンを見ていると470kgですら、小柄な馬に見えますからね。
血糖の割に安価な理由はサイズもあるのかなと思います。
歩様を見ると、ちょっとこの小さなトモでは持て余すくらい可動域が広く、いい意味でニューイヤーズデイ産駒らしい歩様の良さをこの馬も持っています。
後脚がしっかり伸びて蹴れる子がニューイヤーズデイ産駒は多いのですが、この子もそれに該当していますね。
あとはサイズアップが叶った時に、この動きをできるかどうかというところです。
前脚も後脚も外弧歩様で綺麗ではないですが極端に嫌うレベルではないと思います。上物が小さいというのもあるかもしれませんが、飛節は安定しています。
今の時点では手を出しにくいですが、サイズが小さいので残口が残れば成長を見守ってサイズアップして迫力が出てきたら検討できる1頭だと思います。
No23 レッドアネモスの23
シスキン
ヴィクトワールピサ
牝 黒鹿毛 3/8 加藤征弘
2世代目種牡馬のシスキンです、初年度産駒はシスキンのケガにより産駒数が少ない中、すでに新馬勝ちを決めた産駒がでてきており先行きが楽しみな1頭。
牧場関係者からの評価も高く去年募集馬に上がったシスキン産駒も動きの柔らかさやしなやかさがあり、素晴らしい歩様でした。
初仔の牝馬になりますが母はクイーンS勝ち馬で中央4勝している競走能力の高さがあるので、サイズがしっかりしていれば楽しみな1頭です。
<NEW>
体重:391
体高:153
胸囲:175
管囲:19.5
立ち姿を見ると胸は結構しっかりしていますが後駆が寂しく感じます、腰も細いですしトモの筋肉量も少なく見えますし容積が小さいので少し心配です。
悪い意味で初仔の牝馬らしいなという感じがします。
歩様も前後のリズム感がイマイチに感じるというか、去年このクラブで募集されたシスキン産駒が素晴らしい歩様だっただけに、期待していたのですが、ちょっと思っていた歩様とは違いましたね。
当たり感のある歩様でなめらかとも言えず、後輪駆動感もないですね。
前から見た時は左前が若干外向気味に見えましたがこれは許容範囲内。
飛節安定感はまずまずです。
値段も勘案すると、もっとコスパが良さそうな馬がいる気はします、シスキン産駒で人気になるかもしれませんが。
No24 ブランシェールの23
エイシンフラッシュ
ディープインパクト
牝 鹿毛 4/8 古賀慎明
エイシンフラッシュ産駒牝馬の勝ち上がり率は21%と低調です。
一方、母父ディープインパクトとの組み合わせでは勝ち上がり率42%と平均を大きく上回る数値。
ディープがつけられているような繁殖はレベルが高いからそれに引っ張られているのか配合相性がいいのかは微妙なところですが(というのもキングズベスト系とディープインパクトの組み合わせだと勝ち上がり率25%とやや低調なため)少なくとも現時点ではポジティブな情報として受け取っていいのではないかと思います。
全兄レッドライデンは中央4勝をあげており、この活躍を見て再度エイシンフラッシュを種付けしたのでしょう、性別が違うので馬体が活躍した兄と比べてどうかはしっかり見極める必要がありそうですね。
他のファミリーもコンスタントに中央勝ちを上げている子が多く、勝ち上がりへの期待値は血統表上は高く見えます。
<NEW>
体重:401
体高:155
胸囲:170
管囲:19.5
4月生まれなのもあってこれも幼いですね、腰が細く全体的にひょろっとしてしまっています。
全兄レッドライデンはデビュー時こそ460kg台だったものの、その後現役時代は500kg前後で出走した期間も長く、大型な馬でした。
現状、この子は体高の割に肉がついておらず、骨格が細めなのか華奢に見えます。
歩様もあまり迫力がなく、トップラインをうまく使えていないような気がしますね。
全兄が活躍しているのにこの募集額ということは、まぁこの辺りの出来を考えてのことなのでしょう。
捌きも硬めで可動域も狭く映ります。
前脚は許容範囲内だと思いますが、左後が結構内に刺さるような形で踏み出している形。
牝馬なのでこういう馬体でもびゅっとキレるタイプもいるにはいるのですが、そういった馬を見極めるのは非常に難易度が高いと感じており、個人的には手を出しにくいです。
No25 マレーナの23
レッドファルクス
ダイワメジャー
牡 芦毛 3/26 矢嶋大樹
レッドファルクス産駒牡馬の勝ち上がり率は24%と牡馬としてはかなり低調です。
母父ダイワメジャーとの配合では全兄を含む2頭が出走していて勝ち上がり馬はいません。
母父SS系に拡大しても勝ち上がり率は10%ととなっていて、20頭のうち2頭しか勝ち上がっていないと厳しい数字です。
本馬はダイワメジャー経由でSS3×3クロスになり、インクロスもきつめなので体質リスクは伴う覚悟は必要です。
一方全兄レッドレナートは中央未勝利ながら2着に4回来ていて勝ち上がりは近く、勝ち切れないレースが続いていますが、中央で勝利するポテンシャルは十分あるように思います。
私もパドックでモレイラ騎手騎乗のレッドレナートを見たことがありますが、踏み込みがよく活気もあり、「さすがに今日は勝つだろうな」と思ってみていたら2着でした。
<NEW>
体重:395
体高:151
胸囲:168
管囲:20.2
この血統なのでもっとサイズと迫力が欲しいですが、サイズの割に立ち姿は腰回りやトモはしっかりしているように見えます。
かんいも太いですし、ひょっとしたらそこそここの子は大きくなるかもしれませんね。
歩様はダイナミックでいいですね、全兄レッドレナートをパドックで見た時のいい印象に近いものを感じます。
全兄が現状勝ち上がれていないのが歯痒いところではありますがあれだけ2着に連続できているので勝ち上がるだけの力はあるでしょう。
踏み込みの深さやキビキビさ、トップラインの使い方など兄と通じて良いですね。
芦毛の割にトモの筋肉のカットも見えているので、いい感じですね。
全兄はデビュー時480kgを超えていたので、そのくらいまで本馬も増えていけばこの価格帯であれば十分楽しめるのではないかと思います。
飛節安定感はあまりありませんが、3月下旬生まれでまだ幼いのでこの辺りは仕方ないかなと思います。
2勝Cくらいまで行ければコスパ面は十分ですし、面白い1頭だと思いますよ。
★安価枠で、1頭!と言われたら、ここまで見てきた中ではジェイ的注目馬で取り上げることを検討する1頭です。
No26 アスタウンドメントの23
コントレイル
Kitten’s Joy
牡 鹿毛 5/8 池江泰寿
新種牡馬コントレイル産駒です。募集頭数の多さからもその期待の高さが伺えます。
母父アンブライドルズソングの種牡馬では、昨シーズンリーディングに輝いたスワーヴリチャードと共通しており、無敗の3冠馬となっただけでなく、引退レースのジャパンカップでのパフォーマンスも圧巻。
母系は北米系ではありますが良血で、種牡馬としての期待値は非常に高いです。
コントレイルは現役時、馬体重が450ー460kgと中型サイズだったので、ディープの正統後継者と言われています。
同じようなサイズで軽さを持った産駒が出てきた場合は父と同じような芝中距離適性と見るのが妥当かと思います。
一方、母系が出て大型化した場合などは、砂もこなせる可能性があるでしょう。7:3くらいで芝が中心ですが中にはダートで活躍する馬も出てくると考えます。
母の半弟Colonel LiamはペガサスWCターフ2度制覇を含むG1を4勝となっていて、母系の活力はいいですね。
バリバリ米国肌ですが、近親がターフで活躍していることを考えると芝適性も高く出るのかもしれません。
<NEW>
体重:375
体高:152
胸囲:160
管囲:19.8
ちょっとサイズが小さいですね、胸も浅いですし成長待ちという感じ、今の時点でこの金額を出すのはなかなか勇気がいると思います。
5月生まれの遅生まれなのでまだ変わってくると思いますが、立ち姿は牡馬らしからぬ華奢さを感じます、初仔の牝馬っぽい立ち姿ですね。
推進力はバネ感は悪くないですがいかんせんサイズが小さいので大きくなった時にこの動きが継続できるか?というところでしょうか。
可動域はそんな広くないですし適度な硬さがある感じですね。
飛節安定感は普通くらいですね、今の状態では手を出しにくいです。
残口が余るようであれば成長待ちしたい1頭ですね。
No27 ボインビューティーの23
コントレイル
Giant’s Causeway
牡 黒鹿毛 2/25 友道康夫
新種牡馬コントレイル産駒です。募集頭数の多さからもその期待の高さが伺えます。
母父アンブライドルズソングの種牡馬では、昨シーズンリーディングに輝いたスワーヴリチャードと共通しており、無敗の3冠馬となっただけでなく、引退レースのジャパンカップでのパフォーマンスも圧巻。
母系は北米系ではありますが良血で、種牡馬としての期待値は非常に高いです。
コントレイルは現役時、馬体重が450ー460kgと中型サイズだったので、ディープの正統後継者と言われています。
同じようなサイズで軽さを持った産駒が出てきた場合は父と同じような芝中距離適性と見るのが妥当かと思います。
一方、母系が出て大型化した場合などは、砂もこなせる可能性があるでしょう。7:3くらいで芝が中心ですが中にはダートで活躍する馬も出てくると考えます。
本馬は近親アロゲートの名ファミリー出身。
StormCatクロスを作る形で、母方は北米ダートバリバリの血統構成なので、本馬もダート色強めなのかな?という印象を受けます。
一つ上の半姉にはエピファネイア(デビュー前)本馬はコントレイルですから相当繁殖としては期待されていることが伺える種付けですね。
<NEW>
体重:455
体高:159
胸囲:177
管囲:22.5
こっちはかなりでかいです、すでに馬体の作りがしっかりしていて2歳夏までにはデビューできそうな雰囲気の立ち姿に感じます。トモもしっかりしていて立体感もあり、腰のどっしり感もありいい感じです。
管囲がかなり太いので、ダート色は濃くなるかもしれませんし、まだまだ成長し出走時は500kg越えの巨体になっている可能性もあるのかなと思います。
歩様の全身の活気もいいですね、トップラインの連動性がよくバネ感があり推進力のある歩きができていると思います。
トモが力強く、後輪駆動で推進力を得ている感じがありますし、踏み込みの深さはしっかりあるので短い距離というよりはダート1800m~2000mあたりで活躍するのかな?と思いますね、中臀筋がしっかり盛り上がっており、大腿筋膜張筋もバッチリ浮いていて可動域の広さと筋肉の質の良さを感じます。
ダート色が色濃い馬にこの金額を出すか?という部分はありますが、新設ダート3冠を狙うんだ、という意気込みで行くのであれば面白い1頭だと思います。
前脚は陰になっていてわかりにくいのですが左前がちょっと内向してますかね?まあダート想定なので僕はセーフでいいかなと思います。
飛節安定感は普通くらいですね、左は安定していますが右はちょっとゆるく感じますので左右差があるタイプかもしれません。
どうしても芝クラシックに、という方は少し冷静に考えてもいいかもしれませんが…
★コスパはさておき、大きな舞台を狙うという意味では、ジェイ的注目馬の1頭です。
今年のラインナップでダート3冠を狙うなら、この馬が筆頭格かと思います。それにしても僕って本当にStorm Catの血が濃い馬の馬体が好きなんですよね、でかいのに適度に柔らかいからでしょうか?(笑)
No28 レッドシェリールの23
コントレイル
ゼンノロブロイ
牡 鹿毛 5/10 杉山晴紀
新種牡馬コントレイル産駒です。募集頭数の多さからもその期待の高さが伺えます。
母父アンブライドルズソングの種牡馬では、昨シーズンリーディングに輝いたスワーヴリチャードと共通しており、無敗の3冠馬となっただけでなく、引退レースのジャパンカップでのパフォーマンスも圧巻。
母系は北米系ではありますが良血で、種牡馬としての期待値は非常に高いです。
コントレイルは現役時、馬体重が450ー460kgと中型サイズだったので、ディープの正統後継者と言われています。
同じようなサイズで軽さを持った産駒が出てきた場合は父と同じような芝中距離適性と見るのが妥当かと思います。
一方、母系が出て大型化した場合などは、砂もこなせる可能性があるでしょう。7:3くらいで芝が中心ですが中にはダートで活躍する馬も出てくると考えます。
本馬はSSの3×3クロスを持つので、気性や体質面は少し心配です。
母は東京芝1800mで中央2勝、産駒は中央3勝馬の半きょうだいが2頭出ていますがどちらも父ロードカナロアでコントレイルとは血統的には大きく異なる種牡馬です。
3歳の半兄もレイデオロがつけられていることからもわかるようにこれまでキングマンボ系が多くつけられてきていてSS系種牡馬がついていないだけに、この配合でどうなのか?という部分は未知ですね、おそらく濃いクロスを避けたのだとは思いますが。
<NEW>
体重:394
体高:154
胸囲:168
管囲:20.3
5月生まれもあって、流石にコンパクトで幼いですね。
膝がちょっと湾膝気味でしょうか?成長で改善されるかもしれませんが。
歩様はやはり非力ですね、返しのスピードもあまり早くありませんし、前の捌きも硬くスムーズに前に出ていないような印象を受けます。
小柄な割に飛節安定感もないですね、結構ブレが目立ちます。
この金額で今この馬に手を出すのは、かなりリスクが高い気はします。
No29 レッドメデューサの23
コントレイル
Mr. Greeley
牡 黒鹿毛 2/10 中内田充正
新種牡馬コントレイル産駒です。募集頭数の多さからもその期待の高さが伺えます。
母父アンブライドルズソングの種牡馬では、昨シーズンリーディングに輝いたスワーヴリチャードと共通しており、無敗の3冠馬となっただけでなく、引退レースのジャパンカップでのパフォーマンスも圧巻。
母系は北米系ではありますが良血で、種牡馬としての期待値は非常に高いです。
コントレイルは現役時、馬体重が450ー460kgと中型サイズだったので、ディープの正統後継者と言われています。
同じようなサイズで軽さを持った産駒が出てきた場合は父と同じような芝中距離適性と見るのが妥当かと思います。
一方、母系が出て大型化した場合などは、砂もこなせる可能性があるでしょう。7:3くらいで芝が中心ですが中にはダートで活躍する馬も出てくると考えます。
こちらは種付けの傾向を見るとわかりやすい、ディープインパクトの代替としてつけているパターンですね。
半姉のディープインパクト産駒2頭がそれぞれ中央で複数勝利を挙げていて、レッドランディーニはマーメイドSで2着とブラックタイプ入りしています。
<NEW>
体重:406
体高:151
胸囲:172
管囲:20.0
サイズは大きくないですが、トモがひゅっと高いバランスでまだまだ成長しそうな気がしますね。
幼いなりに、トモの凹凸というか立体感はしっかりあるので、悪くない気がします。
腰はもう少しパワー感があると僕は好みなんですけどね。
歩様はサイズが小さいからもあるでしょうが、全身をうまく弾ませて推進力ある歩きでかなり良く見えます。
コントレイル産駒はこういったバネ感がいい馬が多いですね、これはアベレージが高くなりそうです。
トップラインの連動性がかなりいい馬ですね、ここから50kgくらい成長してデビューできるようであればかなり面白いと思います。
飛節安定感もいい感じですし、いい馬ですね。
ここから成長してくれることをお祈りしないといけないので注目馬としては取り上げませんが、前向きに検討すべき1頭だと思います。
No30 ダンシングラグズの23
コントレイル
Union Rags
牝 鹿毛 3/23 福永祐一
新種牡馬コントレイル産駒です。募集頭数の多さからもその期待の高さが伺えます。
母父アンブライドルズソングの種牡馬では、昨シーズンリーディングに輝いたスワーヴリチャードと共通しており、無敗の3冠馬となっただけでなく、引退レースのジャパンカップでのパフォーマンスも圧巻。
母系は北米系ではありますが良血で、種牡馬としての期待値は非常に高いです。
コントレイルは現役時、馬体重が450ー460kgと中型サイズだったので、ディープの正統後継者と言われています。
同じようなサイズで軽さを持った産駒が出てきた場合は父と同じような芝中距離適性と見るのが妥当かと思います。
一方、母系が出て大型化した場合などは、砂もこなせる可能性があるでしょう。7:3くらいで芝が中心ですが中にはダートで活躍する馬も出てくると考えます。
本馬は父の背中を知る福永厩舎に入るとのこと、数多くいる東サラのコントレイル産駒の中で、一番かはわかりませんが少なくとも自信のある馬でないとこの厩舎には預けないと思いますので、人気にはなるかもしれませんが面白い1頭だと思います。
母は北米G1馬で、StormCatクロス持ちなのでややダート寄りになるのかな?とも思いつつ、近親のディープインパクト産駒アスクオンディープは中央芝中距離で3勝をあげており、StormCatが出すぎなければ本馬も芝中距離で行けるのかな?と思います。
<NEW>
体重:396
体高:155.5
胸囲:173
管囲:19.8
福永厩舎に入るコントレイル産駒なので一番いい馬を持って行っているのかな?と思っていましたが、立ち姿を見る限りそんなこともなさそうな気がします。
まだまだ華奢で幼いですね。腰回りの細さが特に気になります。
歩きの推進力は悪くない気がしますし、ナチュラルスピードは早そうですが気になったのはトップラインです。
このスピードで歩いている割に、この歩様動画では背中を支えて歩けていないように見えて、こういった馬は個人的に避けるようにしているのでこの時点で出資候補からは外れます。
背中を使える馬でもゆっくり歩いた時には背中の動きが少なく見えることはあるのですがこの馬は割とガツガツ歩いている割に手先だけで歩いているように見えるので、、、この時だけなのかもしれませんがそうだとしたら縁がなかったと、自分は割り切っています。
トモのボリューム感もまだまだなので、成長待ちですね。
前脚はそこまで気になりませんが、右後ろがかなり内に軸をずれて入ってしまってますね。右飛節はかなりブレも大きいですし大丈夫でしょうか?
福永厩舎にベストな産駒どころか、、、現状コントレイル産駒の中ではお薦めしにくい1頭です。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
No responses yet