どうも、ジェイです。先日G2産経賞セントウルSを制覇したメイケイエール(父ミッキーアイル)の写真集、「メイケイエール写真集 一生懸命、全力疾走」が発売されました。発売直後から書店やインターネットサイトでは品切れ多数、早くも重版が決まっている大盛況です。
今回はメイケイエール写真集の誕生秘話や写真集を通じてどんなことを伝えたいのか?出版元のガイドワークス編集部を取材させていただきました。
聞き手:ジェイ(海外・地方馬主、サララボメインライター)
メイケイエール基本情報
G2京王杯スプリングCやG2産経賞セントウルSを制覇
G1阪神JF4着、G1スプリンターズS4着、G1高松宮記念5着
中央獲得賞金は3億円を超える
父ミッキーアイル/母シロインジャー/母父ハービンジャー
馬主:名古屋競馬 栗東:武英智厩舎
生まれ:2018年2月23日 生産:安平町ノーザンファーム
写真集制作の経緯
ジェイ:今大人気となっている「メイケイエール写真集 一生懸命、全力疾走」。気性面などのキャラの濃さも含め多くの人から愛されている馬だと思いますが、写真集を作るきっかけは何だったのでしょうか??
編集部:弊社刊行の「競馬王」にて連載している「まいこのトレセン訪探」という企画があるのですが、その中で武英智調教師と北海道に取材に行ったことがありました。2019年野明だったと思うのですが、その中で見せて頂いた馬の中にメイケイエールがおりまして、デビュー前から編集部一同注目している1頭だったんです。
その後、2021年に廣済堂書店様のソダシ写真集が話題になり、制作に携わった方からも色々お話を聞くことが出来ました。そうしている内に、弊社でも馬の写真集を作りたい…という気持ちが湧いてきました。
メイケイエールはルックスもキャラも非常に魅力的である上、競馬王の編集長が武英智調教師と懇意にさせて頂いている縁もあり、是非とも写真集制作に挑戦したいと思っていたのです。
しかし、重賞をいくつも勝っているとはいえ、GI馬ではない馬の写真集に果たして勝算はあるのか…そう思うと、中々会社の企画を通す自信もなく、二の足を踏んでいたんです。
そんな折、日刊スポーツの太田尚樹記者の記事を読み、メイケイエールがアイドル的な人気を獲得しつつある事を知りました。そして何より、京王杯スプリングカップの走りっぷりを見て、「この馬は必ずGIを獲る!」と確信して、レース翌日には企画書を作成して会議に提出した…という流れですね。
メイケイエール、強さの秘密はどこに?
ジェイ:メイケイエールはキャラクターで注目される部分も多いと思いますが、その人気を支えているのは確かな競争能力だと感じています。メイケイエールの競争馬としての“強さ”はどのようにお考えですか?
編集部:発売中の競馬王10月号にて、「なぜシラユキヒメ一族は走るのか」という特集を組んでいます。そちらに詳しく記載していますので、ぜひご購入いただけたらと思います(笑)結構面白い特集だと思います。馬券にも役立ちますし。
ジェイ:なるほど…。商売上手ですね(笑)
実際に筆者も競馬王10月号を手に取って読んでみました。
・マイル以下×中距離などの血統面での解説
・胴の短い体型ながら脚が長いなどといった馬体的な特徴解説
・ベストな距離適性についての解説
など様々な観点からメイケイエールの考察記事が書かれていました。
また、同じくシラユキヒメ一族の活躍馬で初の白毛G1馬となったソダシについては、インパクトのある見開き写真とともに紹介されていました。内容が気になる方はぜひAmazonや書店にてお買い求めください(笑)
写真集を通じて伝えたいこと
ジェイ:今回メイケイエール写真集を通じて読者の皆さんに伝えたいことはどんなものですか?
編集部:メイケイエールに関わっている人たちが、如何に愛情を持って接しているかを知って頂きたいです。
セントウルステークスでは、気性面で大きく成長したメイケイエールが見られました。それは、武英智厩舎の皆様やノーザンファームの皆様の努力の結晶であり、愛情が実った物だと思います。
写真集にはメイケイエールの可愛い姿だけでなく、スタッフの皆様の笑顔が溢れています。そういった愛に溢れた環境で日々を過ごしているからこそ、メイケイエールの表情は柔和で可愛らしいものになっていますね。
ジェイ:なるほど、今回はノーザンファームしがらき(外厩)での写真が特に多い構成になっているとお伺いしましたが、オフのメイケイエールはどんな様子なのですか?
編集部:ノーザンファームしがらきの秋山遥さんのお言葉を借りると「本当に大人しい、お利口な優等生」だそうです。
写真集制作当初からレース中にパシュファイヤーで隠れてしまっている愛らしい素顔をファンの方に沢山お届け出来たらという気持ちでした。
放牧中のリラックスしているメイケイエールを撮りまくり、それをメインで掲載していく事は最初から決めていました。
全ページの半分以上が、スポーツカメラマンの橋本健さんが撮影したノーザンファームしがらき様でのメイケイエールです。
ご購入いただいた皆様には、競馬場では見る事の出来ないリラックスモードのメイケイエールをお楽しみ頂けたらと思います。
ジェイ:レース中の印象とはずいぶん違いますね。現在コンビを組んでいる池添騎手も写真集には登場するのでしょうか?
編集部:写真集のコンセプトが一発で伝わる、素敵な帯文をご寄稿頂きました。この帯文を入れた表紙画像をアップした際にTwitterのインプレッションが物凄い事になりましたね。40万とかアクセスされました。
また、写真集内では池添騎手がメイケイエールについて色々質問に答えてくださっています。思わずクスっとしちゃうような愛らしい内容ですので、是非ご覧になってください。
ジェイ:なるほど、よくわかりました。今回はお忙しい中ご対応いただきありがとうございました!
いかがだったでしょうか?メイケイエール写真集は書店やAmazonなどで購入可能ですが、執筆時点で品薄状態が続いています。在庫情報については公式ツイッター(@meikeiyellph)にて随時アナウンスされています。高額な転売品を購入することがないよう気をつけていただければと思います。
編集後記
いかがだったでしょうか?メイケイエール写真集は書店やAmazonなどで購入可能ですが、執筆時点で品薄状態が続いています。
在庫情報については公式ツイッター(@meikeiyellph)にて随時アナウンスされています。高額な転売品を購入することがないよう気をつけていただければと思います。
余談ですが、私のキャロット出資馬ウィットサンデー(2歳牝馬)はメイケイエールと同じ父ミッキーアイルでデインヒルのクロスを共通して持っています。調教ではいい時計を出していたものの先日のデビューレースでは気性が…で着外に。
デビュー3連勝で重賞を連覇したメイケイエールとは随分違うデビュー戦となってしまいましたが、どことなく親近感を感じていて、メイケイエールは勝手の目標馬の1頭に設定していました。
そのような背景もあり今回お声かけさせていただいたところ、取材をご快諾いただきました。品切れ多数でお忙しい中、弊サイトのような無名メディアにご協力いただき本当に感謝です。
この記事で1人でも多くの人にメイケイエールという馬の魅力やそれを支える多くの人たちがいることを感じていただければと思います。
メイケイエールの今後ますますの活躍を祈りながら、いつか私の出資馬や共有馬が写真集発売されるほどの活躍をしてくれることを願って結びとしたいと思います。
また、弊サイトのメインライターで牝系研究家のジェンティルが、シラユキヒメ一族活躍の秘密についての考察記事を執筆いたしました。こちらも合わせてぜひお読みください。
記事を書いた人 ジェイ
登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。
One response
[…] […]