どうも、ジェイです。今回はキャロットクラブの２歳出資馬、ウィットサンデー応援のために、半年ぶりに中山競馬場に足を運びました。

私はキャロット、シルク、DMMといわゆるノーザンファームの馬に出資できるクラブにこの2歳世代から入会しています。

今回はノーザン育成馬の出資馬の初陣という記念すべき日でもありました。

当日は１番人気、鞍上は若手のホープ横山武史騎手と初戦から好勝負が期待できる状況に「悪くても掲示板内は」と大きな期待をもって現地へ赴いた応援レポートをお届けします。

ウィットサンデーとは？

キャロット追加募集で出資がかなった２歳牝馬、ミッキーアイル産駒です。ウィットサンデーについて詳しく知りたい方は以前投稿している記事をご覧ください。

【出資馬紹介】キャロット・ウィットサンデー

“落ち着いた”パドック

今年のキャロット２歳世代は、例年と比べて「不調」だといわれています。さらにミッキーアイル産駒の２歳世代の成績もこれまた「不調」。

調教タイムはよく、鞍上横山武史ジョッキーと、初戦から期待したくなる状況でもありましたが、ジンクス的な不安もありました。
このレースに同席するため、遠方からわざわざ来てくれたサララボのライター、ジェンティル氏も駆けつけてくれました。

2人で中山競馬場のパドックで初対面したウィットサンデー。
正直、少し踏み込みは浅く「まだ100％ではなさそうですね」と話しながら見ていましたがそれでも馬体の張りや筋肉の質感は良さそうで、期待できそうです。

何より血統的にも気性が心配される中、落ち着いてパドックを周回していたのは頼もしかったです。更新コメントでもたびたび、「気性がうるさいかと思っていたが、真面目でおとなしい」という趣旨の文言は散見されていたため、”本当にこの子は優等生なのかも”と思っていました。

後日談ですが、フォロワーさんからグリーンチャンネルのパドック推奨1番手評価だったそうです。

いざ、レースへ

出走したのは、2022年9月11日中山５Rのメイクデビュー中山、芝1600mです。

私事ながらノーザンファーム生産・育成馬の初出走だったので、期待は非常に大きかったです。
パドックから本馬場に移動し、返し馬やゲートインでスイッチが入ってしまうパターンがないかと、正直少しひやひやしておりました。幸い、そんな様子はなく、落ち着いた様子でした。

レースが始まると、ゲートもしっかり出て、好スタート。

3番手当たりを追走し、折り合いもなかなかよさそうでした。逃げるYGG馬トレブランシュもかなり手応え良さそうに走っていたので少し怖さがありましたが…。

開幕週の中山競馬場。芝は明らかな前残りで内有利な馬場バイアスでしたから、前目の内を追走できているのは理想的だと思いました。

「これは馬券内は固いかな」3コーナーでそんな捕らぬ狸の皮算用をしていた時。

異変が起きました。

スタンドはどよめいていました。

ウィットサンデーは、グワッと後ろに後退したのです。

ガス欠の下がり方ではなく、ハプニングがあったような下がり方でした。真っ先にけがを心配しましたが、スタンドとの距離が離れていたため、何があったのかすぐにはわかりませんでした。もう着順どころではありません。

「とにかく無事で走り切ってくれ」

現地観戦でこのような思いでレースを見たことは初めてだったので、とても心がざわざわ
したのを今も鮮明に覚えています。

結果は、14着でした。

幸い、執筆時点の更新情報ではケガなどは見つかっていないというアナウンスがなされています。ジョッキーの話では、「右側（ラチ側）に逃げようとしてバランスを崩してしまったようだ」ということです。

その後ＪＲＡの発表で、3コーナーでウィットサンデーは内ラチに接触していたこともわかりました。パトロールビデオを見るとあまりぶつかっているようには見えませんでしたが、トモが落ちてしまい、急ブレーキになっていたようです。

今後の懸念

やはり、ミッキーアイル産駒らしい気性がついに出てしまったのかなと思います。レースと稽古はやはり違いますからね。

心配なのは精神面です。今後今回のように内に逃避し続けるようになったり、馬群で制御できないような馬になってしまうと、周りの馬にまで迷惑をかけてしまう可能性もあります。

今回の経験が変に癖づくことなく、しっかりレースができるようになれば調教タイムからも力はある馬だと思いますので、勝ち上がりは十分期待できると思います。ここは黒岩調教師の手腕に期待したいところです。

キャロットクラブでは3歳牝馬のメイヴィルという3/4同血馬がいます。この馬はいま1勝で走っている馬です。この馬も気性が難しいところがあったようですが、無事勝ち上がりを決めて1勝クラスでも早速馬券内を確保しています。この馬のように、ウィットサンデーも何とか克服して、競争馬として活躍してくれることを願うばかりです。

ノーザン系クラブですので、これでいったん放牧かもしれませんが、気長に応援していこうと思います。次こそ成長を見せて初勝利を期待して結びとさせていただきます。ぜひウィットサンデーの応援を読者の皆様もよろしくお願いします！

記事を書いた人 ジェイ

登録者4000人超え＆累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSSの豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。