どうも、ジェイです。今回は私のシルクホースクラブ入会初年度出資馬、セラドナイトをご紹介したいと思います。
セラドナイトとは?
シルクホースクラブ2021年募集馬のセラドンの20(父メンデルスゾーン)です。
セラドンの20はシルクの募集馬では数少ない1次募集で満口にならなかった馬で、1.5次募集に回りました。私は1次募集で出資申込をしていて、無抽選で出資が確定しました。
半兄弟にはDrコパさんが馬主でG3カペラSやG3根岸Sを制覇したコパノキッキング(父Spring At Last)がいる良血馬です。
血統
僕の中で血統面で出資の決め手になった要素は大きく2つです。
①新種牡馬メンデルスゾーンのポテンシャル
②ノーザンFが認める母セラドンの活力
新種牡馬メンデルスゾーンの可能性について
メンデルスゾーンは13戦4勝の北米の馬です。主な勝ち鞍はG1BCジュヴェナイルターフ芝1600mです。その後はダートのG2UAEダービー・ダ1900mも制覇、芝ダートの2刀流です。
しかし、私が目をつけたのは戦績ではなくメンデルスゾーンの母レスリーズレディの絶対的な活力です。メンデルスゾーンの兄弟馬には北米で3年連続リーディングサイアーに輝いているイントゥーミスチーフや、BCディスタフなどG1を11勝した怪物牝馬ビホルダーがいます。
BloodHorseによると、初年度(2019年)の種付け数は北米No.1と期待の大きさがうかがえます。
新種牡馬の場合、特に僕は母の活力を重視しているため、この種牡馬は「爆発する可能性があるのでは?」と考えました。
また、父系はスキャットダディ(StormCat系)で、遡るとヨハネスブルク、ヘネシーと日本馴染みの米国血統が並んでいます。日本適性は正直読めないところがありますが、全くもって適性がないことはないのではないか?と考えました。
また、スキャットダディの後継種牡馬ジャスティファイもその傾向があると言われていますが、スキャットダディ系種牡馬はフィリーサイアーの確率が高いという情報を以前記事で読みました。
この馬はダート馬だと思っていたので、牝馬に出ているのは一般的にはマイナスだと思いますが、スキャットダディ系のこの馬にとって必ずしもマイナスだけではないのでは?と当時考えていました。
ノーザンファームが認める母セラドンの活力
半兄コパノキッキングは北米生まれの外国産馬でした。その後インドに移動し、他の兄弟馬はインドなどで出走していたようです。インドでの生活ののちは、再びアメリカに戻り、今度は日本に移動するという大移動をしています。(笑)
出資時に集めていた情報では、コパノキッキング以外の大活躍馬は兄弟馬から出ていなかったようでしたが、ノーザンファームが買い付けて国内に輸入しています。
私の中でのポイントは「なぜセラドンをノーザンファームが迎え入れたのか?」です。
社台Gの種牡馬はSS系の種牡馬が多くなっています。そのため当然SS系を持つ繁殖が多くなってしまい、飽和しかけるSS系の緩衝材としてドレフォンをはじめとする北米種牡馬が相次いで導入されていると考えています。
ピンときましたか?
セラドンは3代血統表、近い距離に母父ゴールドヘイローを経由してSSを持っています。それなのにあえて北米から導入しているんです。それって相当繁殖能力に期待がないとできないことではないでしょうか?
また、本馬は持ち込み馬なので種付けは海外でしたが出産は国内、ノーザンファーム産になります。そのため「牝馬限定に出られない」などといった外国産馬特有のマイナスがないこともありがたいポイントでした。
馬体
正直、馬体はもう一回り大きいのが理想ではありました。
しかし、小さいなりに前後のバランスは良く、可動域もものすごく広いわけではありませんがダート馬だということを考えれば及第点だと思っていました。
正直これで400キロ後半の馬体重であれば、もっと人気になったと思いますし、1口5万円(総額2500万円)で購入することはできなかったと思います。
また、4月生まれとやや遅生まれだったので「これから成長して大きくなる可能性もあるな」と考えて出資を決めた部分もあります。結局デビュー時も420キロ台とそこまで大きくはなりませんでしたけどね(笑)
厩舎
ノーザンファーム御用達の木村厩舎です。関東のノーザン系クラブ馬のローテーションは、基本的にノーザンファームが握っているそうで、実は厩舎はどこでも変わらないと言うか決定権がないと聞きます。
木村厩舎はあまり連戦しない厩舎なのでそれに対する不満をSNSなどで目にすることがありますが、そこの決定権はノーザンファーム天栄が握っているようです(笑)
また、全体勝ち上がり率48%と高い水準です。シルクの馬は32頭預託されていて、勝ち上がり率63%と非常に高い数字です。オーソリティやプリモシーン、イクイノックスなどクラブのエース馬が数多く預託されています。
もちろん全ての馬が活躍するわけではありませんが、木村厩舎に預託されると言うことは一定活躍の見込みがある馬なのではないか?と逆算しました。
あと、超個人的にはロードの元出資馬ソレンニータが木村厩舎で、暴力事件で転厩なども経験したのですが、転厩までの過程はかなり親身にやってくれていた印象がありました。
結局ソレンニータは鳴かず飛ばずで未勝利引退してしまいまいましたが、厩舎に対してのイメージは、悪くありませんでした。
まとめ
馬体サイズはもう一歩、と言う感じは正直ありました。それでもこれだけ期待の新種牡馬と活力ある母の産駒にわずか1口5万円。
しかも人気もなさそうということであればこれは出資するしかないだろうとなったわけです。
半兄コパノキッキングは中東遠征後に骨折が見つかり志半ばで引退してしまいました。いつか、「コパノキッキングの妹のセラドナイト」ではなく「セラドナイトの兄はコパノキッキングらしい」と言われるような活躍をこれから期待して応援していきたいと思います。
記事を書いた人 ジェイ
登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSSの豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。
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