オーストラリアで馬主に!!競走馬を1頭持つまでの道のりと費用。

みなさん、こんにちは。

2022年から日本を拠点にしながらオーストラリアで一頭持ちを始めたOzakiです。

今般いいご縁を頂いてサララボで私の馬主事始を掲載いただけることになりましたので、過去約一年の経緯、初期に必要な費用等をお伝えしたいと思います。

◎オーストラリアで一頭持ち始めました

私は現在オーストラリアで一頭、競走馬を個人所有しています。

日本では読者の皆様、多くが楽しまれているであろう一口馬主として過去50頭ほど出資してきました。

こうした経験からいずれは馬主資格を取得したいなぁと思っていました。

ただ、馬主資格取得に向けて本格的に検討を始めたところ、中央競馬にせよ地方競馬にせよ、書類の準備にかなり手間と時間がかかることを知りました。

また、この数年は資格審査にかなり時間がかかるということも諸先輩から伺っています。後ほど詳しくご説明しますが、性格的にややせっかちな私(競馬的に言えば「かかり癖」があるタイプです)は今じゃなくてもいいか…と感じていました。

加えて、長引くコロナ禍で、それまで一口馬主の出資会員でも認められていた牧場見学や口取り、各クラブのパーティーなども長期間中止されていたのは皆さんもご存じの通り。

こうした背景から、ひょんなきっかけで知ったオーストラリアの共有馬主クラブであるライジング・サン・シンジケート(以下RSS)で2021年から共有オーナーとして一歩を踏み出したばかりでした。

直接出資馬/共有馬に会うことができない状況であれば、馬が日本にいるか、海外にいるか実はあまり変わりません。写真や動画が定期的に更新され、出走に向けたプロセスが丁寧にレポートされてくるのであれば、実態は同じだからです。それに加え、日本と違って手続き不要で本物のオーナーとして関われるという点ではオーストラリアの方が魅力的でした。

ただ、実際に共有オーナーとして収支を記録したり、オーストラリア競馬の仕組みや各セリの価格帯を勉強したり、そしてなにより共有馬の成長プロセスを楽しんでいるうちに

「あれ、もしかしてオーストラリアだったら今すぐ一頭持ちできるのでは?」

と気づいてしまいました。これが2021年の9月頃のお話。

↑初めての所有馬は多くの人に助けられてここまで物語がつながったという思いを込めてSo Beautiful Storyと命名。馬名登録を済ませた

◎勇み足をセリ会社担当にたしなめられる

せっかちかつ、思い立ったらすぐ行動に移してしまうタイプのOzakiはその時点で最も開催時期が近かったInglis Ready2Raceセールに目を付けます。

一直線に購買者登録に向けて、オーストラリアの2大セリ会社の一つInglis社の方に問い合わせを送りました。

しかしながら、そこで思いがけないアドバイスをもらうことになります。

Ozakiが驚いたそのアドバイスとは…

「馬を購入されるのは嬉しいですが、その後預託先や購入後の育成牧場は決まっていますか?もしまだなら焦らずRSSチームにも相談して体制を整えてはいかがでしょうか?来年2月のクラシックセールで改めて購買者登録をいただいた方が楽しんでいただけると思います」

というもの。

確かに、行先の決まっていない馬を生むのはよろしくありません。

はい、担当者の方のおっしゃる通り。勢いだけで突っ走っていた私もさすがに目が覚めました。

Inglis社はセリ会社ですから、新しいオーナーが勝手に金を落としてくれる方が商売としてはいいハズ。ところが、同社で日本地域をご担当されていた方は目先の売り上げではなく、若葉マークオーナーである私のことはもちろん、購入される馬のことも考えて地に足の着いたご提案をされたことになります。

こうした、「売らんかな」ではない姿勢を体感してInglis社への信頼感がグッと高まりました。

開催時期の早さで言えばもう一つの大手セリ会社であるMagic Million社主催のセリの方が先(2022年1月)に行われ、上場頭数も多かったのですが、前年末のご担当者とのやり取りを受け一頭目はInglis社のセリで購入しよう、と決意したのです。

↑RSS川上代表著書、豪州馬主入門に最適な1冊

◎Inglisクラシックセール、人生初落札までの道のり

 2022年1月、Inglisクラシックセール2022の上場馬が決定し、約5センチの厚さになるセリカタログも日本まで届けられました。

早速カタログで血統のチェック。日本とは全く違うオーストラリア血統がたくさん並んでおり、必然的に大苦戦。

普段目にすることの多いモーリス産駒やエピファネイア産駒などが数頭含まれており、ついついそちらに気を取られがちですが、オーストラリアに根付くサイアーラインを一つ一つ勉強するところからのスタートです。

結果的に野外・馬房周辺で水や汚れにまみれることもなく、日本の机の上でしか閲覧していないにも関わらず、カタログがかなりボロボロになったのはいい思い出かもしれません。

カタログ上で血統をチェックしていた際、私が意識していたのはオーストラリアで人気になりやすい早熟・短距離馬は避けること

自分がこれまで日本でたくさん見てきた経験があり、日本的に「いい馬」と言われやすい馬はオーストラリアで人気を博す馬とタイプが違います。

一般的に日本では、マイル~中距離を主戦場とし、3歳クラシック路線で活躍できそうな馬が人気になりますし、そうした馬が高額落札馬となります。

そして、一般のファンや一口出資者もまたそうしたタイプの馬が「いい馬」だと認識しているはずです。

オーストラリアで馬を買うにあたり、いきなり現地の歴戦の猛者がこぞって競り合う馬に手を挙げても勝ち目はありません。

またそうした馬を「いい」と判断するような馬の見方をOzakiはしてきていません。

自分が「いい馬」だと思う基準は、やはり日本のレース体系に紐づきます。つまり3歳夏~4歳にかけて完成度が上がり、芝の中距離で瞬発力を発揮できるような馬を長年探してきている経験値が大きいわけですね。

過去私とご縁があった活躍馬、GIを4勝したラッキーライラック号や惜しくも重賞制覇には届かなかったもののマイル重賞で頑張ったレインボーフラッグ号、ダンスアミーガ号を見ても自分の得意分野は日本の芝1600~2000前後で息長く頑張れるタイプ、とはっきりしています。

こうした経験から、試運転でもある一頭目の落札馬は自分好みでオーストラリア人バイヤーと競り合わなくて済む馬を狙おう、と戦術を決めていたのです。

欲しいと思える血統の馬をリストアップした後は、順次更新される馬体写真や歩様の動画をチェック。

血統と馬体両面で点数をつけていく作業を行いました。

ここまでのプロセスではRSSの創設者であり、会社代表でもある川上さんとメールベースで何度もやり取りをさせていただき、手取り足取り、オーストラリア競馬やセリの基本について教わっています。

同時に私の方からも

1)健康で堅実なタイプ

2)マイル~中距離狙い

3)オーストラリア競馬で最初の所有馬になるので、オーストラリア競馬の様々な面を経験させてくれるような馬

を購入したい、という希望を伝えました。

2022年2月、セリ直前の下見が始まる頃には購買候補として67頭がピックアップされていました(上場馬は全810頭でした)。

ざっと、RSSの皆さんに私の狙い馬リストを見ていただき、第一回のオンライン会議を実施。

私の希望を踏まえつつも、健康や骨格に少しでも懸念があるように見える馬、予算的に難しそうな馬などを次々とリストから落としています。

その上で残った十数頭は下見最終日までRSSチーム皆さんからLINEで動画を送ってもらい私が日本でチェック。

セリ本番の開始前日に二回目のオンライン会議を開いて最終的な方針を決めセリに臨みました。

さて、この時点ではまだ馬が買えるかどうかまったく未知数なのですが、既にRSSチームが私の落札に向けてかなりハードワークしてもらっていることにお気づきになったでしょうか。

RSSチームは同じセリで同社の顧客である共有オーナーのための新馬購入も同時並行で検討しています。

同じセリ会場にいるとはいえ、彼ら自身の狙い馬だけでなく私から出されたリストの馬も下見して、報告をまとめてくれるのは大変心強かったです。

(この時点ではRSSチームには報酬をお支払いしていません。が、まったくただで働かせたというわけでもありません!晴れて落札した際にセリに向けた各種サポート、アドバイス料として落札額の5%を成功報酬としてお支払いする約束になっていました。もちろん既にお支払い済みです!)

セリ本番、私は事前に登録しておいたオンラインビッドシステムで参加。

このシステム利用のためには何枚か書類の提出等が必要ですがRSSチームはもちろんInglis社の担当者も丁寧に手伝ってくれますので心配はありません。

また、私は日本の獣医師免許を持っているので、レポジトリ(喉の内視鏡動画や四肢のレントゲン写真閲覧システム)もInglis社のご担当に尽力いただき見られるようにしてもらいました。

日本語で書かれた獣医師免許を写真に撮って送ってどうやって審査通ったのかは今でも謎ですが…。

レポジトリについてはRSSチームが最終確認につかう獣医師に確認してもらうことも可能ですのでこの点、獣医師でない方でも心配はありませんよ。

作戦会議の結果、ビッドを入れると決めていたロットの番になると川上さんとLINEの音声通話をつなぎ、ビッドのタイミングを相談したり、予算額を超えた際の断念を伝えたりしながら進めました。

最初に札を入れた時にはさすがにかなり心拍数が上がりましたが電話越しとはいえ、川上さんの冷静なアドバイスが聞こえてくるので、頭に血が上ることもなく冷静にセリを降りるという判断ができました。

そしてセリ2日目の中盤、無事に人生初落札を達成。

ハンマーが落ちるまでかなり長時間leading bidだったこともあり、かなり緊張感がありました。

ここでも、会場内にいる川上さんが電話口で「あ、これ落ちますよ…いける!」と周囲の様子を見ながら解説をしてくれたので日本の自室にいながらも臨場感のある落札だったことが鮮明に思い出されます。

人生初の競走馬落札でオーナーがおどおどしているうちにセリ会場からは川上さんのお祝いの言葉が届きます。

電話が切れるやや否や、川上さんは輸送や保険加入の段取りを次々に進めてくれていました。

RSSのスタッフでセリにいらっしゃっていた森さんや市川さんは落札後すぐ私の購入した馬の様子を動画で送ってくれる大サービス付き。

この時点ではオンラインでしかあったことがない私にこんなによくしてもらっていいのかな?というようなサポート体制でした。

↑3頭目のチャレンジで人生初落札。オンラインビッドの画面をキャプチャーしていたようだがなぜそうしたのかは覚えていない(苦笑)




◎落札から8か月、念願の初対面

落札後の放牧先はRSSチームがアレンジしてくれていましたが、次に決めなければいけないのは預託先調教師。

JRA所属の日本の調教師ですら、全員を知りませんし、特徴を細かく把握することは困難です。

ましてオーストラリアとなると、そもそもリーディングトレーナーですら誰なのか、わからないという状況。

しかしながらそこは長くオーストラリアの競馬業界で経験を積んできた日本人が所属するRSSチーム。

過去の実績や預託料、調教の特色などをまとめて8名の候補を提示してくれました。

最終的には私自身が各厩舎のホームページ、預託契約書のサンプルなどを読み込み、メール等で厩舎関係者とやり取りをしたうえで最終的にヘンリー・ドワイヤー調教師にお願いすることにしました。

「お願いすることにしました」と書いたものの、日本にいる新人馬主の馬、それも調教師と事前の相談なく落札した馬を預かってもらえるかは未知数です。

日本の場合はセリの前にある程度調教師と相談をして、馬房を確保しておかないと預かってすらもらえないのが実態ですもんね。

オーストラリアの場合厩舎ごとの馬房数や預託可能頭数に制限がないのですが、それでもまったく見ず知らずの調教師にいきなり「この馬預かってくれ」という心臓をOzakiは持ち合わせていません。

調教師選定や預託交渉に関しても日本で判断し、RSSチームにお願いするだけでよかったのは大変助かりましたね。

その後放牧や馴致を経て、2022年11月2日、いよいよその時が来ました。

愛馬と初めての直接対面です。

それまでも動画や写真で順調に成長している姿は見ていましたが、やはり生で愛馬に出会えるのは最高です。

自分で動画や写真を撮る余裕はなく、もうただひたすら肉眼で愛馬の動きを追うことに夢中でした。

パソコンの画面上で見る動画や写真と実際に目の前で見る馬はやはり迫力が違います。

また、馬体の特徴も画面上と実際で少し違いがあるということも学びました。

あくまで私の意見ですが、So Beautiful Storyは画面上ではかなり筋肉質・短距離っぽい体に見えますが、実際にはセリの際の狙い通りマイルくらいがいいのかな、という感覚を持っています。

オーストラリアでは特に3歳牝馬のマイル以上のレースは相対的にメンバーが手薄です。

一つ例を上げるとすれば、3歳牝馬限定2000mのGII、一週間後のオークス前哨戦でもあるWakeful ステークス(日本で言えばフローラステークスのような位置づけです)は出走馬の半分以上、16頭中9頭が未勝利でした。

このレースで3着に入り、本番のオークスでも5着と好走したディープインパクト産駒As Time Goes Byは現在も初勝利はまだ、というと皆さん驚かれるかもしれませんね。

重賞に出走させることだけを目標にすることは意味がありませんが、華やかな舞台での出走経験や未勝利でも賞金の高いレースに挑戦しやすいという点では手薄な路線で活躍できそうなタイプは魅力があると言えます。

私の愛馬もできればこうした路線で能力を発揮してくれるといいなぁ、と願っていますが・・さて取らぬ狸のなんとやら。

愛馬との記念撮影。放牧先、馴致担当者、厩舎関係者いずれも「学習能力が高く、賢い」と評価してくれるのは心強い。デビューは早くても年明け(日本で言う2歳秋以降)だが楽しみは広がる。

◎日本からでもマネジメントに不安なし、オーナーはお金の準備に専念

英語で調教師とやり取りなんかできないんだけど?現地に愛馬を見に行っても土地勘もないし、どうしたらいいの?と感じられる方もおられるかと思います。

が、そこはオーナーとしてどっしり構えていただいて問題ありません。

RSSチームの皆さんが調教師のレポートを日本語で要約してメールしてくれたり、調教師作成の動画に日本語字幕をつけてくれたり、そしてレースに代理でたちあったり、といういわゆるマネジメント業務もすべて対応してくれます。

もちろん、業務量によって一定の費用はかかりますが、日本のいわゆる「馬係」と比べてもお値打ち価格で対応いただけると思います。ご関心をお持ちのオーナー/オーナー候補の方はぜひRSS川上さんにお問い合わせください。

最後に、オーストラリアで一頭競走馬を所有した際に必要な経費の目安をお伝えしたいと思います。

実際に競走馬を所有するにあたってオーナーができる唯一のことは関係者へのお金の支払いを滞らせないこと。

残念ながら支払いが遅かったり、最悪の場合支払わなかったりというオーナーがいる、という話は日本でもちらほら耳に挟みます。

そのため、私はセリに臨む前、向こう2年間まったく賞金獲得できなかったとしても大丈夫なように資金を準備し、支払いだけはきっちり行うようにしようと決めていました。

せっかくのオーナー体験ですから、RSSの皆さんはもちろん、愛馬に携わる方々には気持ちよく仕事をしてもらい、愛馬の能力を引き出して欲しいからです。

以下実際に私が払ってきた請求書の事例を日本語に変換してご紹介します。為替レートが円安になるか円高になるか、でだいぶ円建ての支払額は変動しますが、おおむね休養目的の放牧場にいる場合は一か月15万円前後、競馬に向けて本格的にトレーニングしている入厩中の時期は一か月50万円前後といったところでしょうか。

日本と休養(放牧)の位置づけが違うので一概には比較できませんが、年間通してみればざっくり500万円くらい用意しておくとよいと思います。

このほか、状況によって獣医や装蹄の費用、牧場/厩舎/競馬場間の輸送費用等まで含めると年間600万円前後になることも。

もちろん、競馬に向けた本格的トレーニングに入る前の1歳~2歳の時期は必然的に安く済みます。つまり、これからオーストラリアで一頭持ちを始めようかな、という方は馬代金以外に少なくともデビューまで約1000万円の「頭金」を用意しておくことがオススメです。

これだけあればある程度安心して関係者に愛馬を託せるはずです。

なお、RSS川上さんによれば厩舎によっても預託料にかなり差があるようなので、あくまで私が受け取った請求書を基準に記事を書いている点ご了承下さい。

休養中の月次請求額                       (単位:豪ドル)

内訳金額税金合計
休養牧場利用料1,106.09110.611,216.7
獣医費用436.3643.64480.0
RSSマネジメント費181.8218.18200.0
総合計1,896.7

入厩中の月次請求額                        (単位:豪ドル)

内訳金額税金合計
厩舎預託料(トレーニングフィー)3,922.0392.24,314.2
獣医費用145.4514.55160.0
RSSマネジメント費181.8218.18200.0
総合計4,674.2

なお、私は普段業務上英語を頻繁に使用する立場にいます。上記「RSSマネジメント費」には日本語レポート作成や動画アップデートの日本語字幕作成は含まれていませんのでご注意下さい。

◎将来への展望

最後にオーストラリアでオーナー活動を始めた私の夢をちょっとだけ。

いずれ日本でも馬主資格を取得できればな、と考えていることを最初に書きました。

ただ馬主資格を取得するだけならば、今でもできなくはないと思います。

ただ、資格があるだけではオーナーライフを満喫できるとは思えません。

皆さんもご存じの通り、日本では数億円の馬をバンバン購入する大オーナー相手に勝負をすることになります。それは私にとって想像を絶する世界です。

日本で満足のいくオーナー活動をするには一頭数億円とは言わずとも数千万円の馬を安定的に購入できるようになるところがスタートラインではないか、というのが私の感覚です。

しかしながらオーストラリア競馬は例年数万ドル(数百万円)で取引された馬が何頭もGIを勝っています。

さらには、主取りになった馬から大活躍馬が出る(例:英国ロイヤルアスコット開催で勝利したNature Stripも主取り馬でした)こともあるのが実態です。

また、私の印象では活躍馬がノーザンファーム生産馬に集中しがちな日本と比べ、どの生産者、どの種牡馬からも活躍馬が出うるのがオーストラリア競馬の魅力。

こうした特徴を踏まえて「見過ごされたいい馬」を発掘してみたいなぁというのが一つの夢です。これなら今の私でも試行錯誤をはじめることは可能です。

オーストラリアで最も華やかなレースの一つ、メルボルンカップに出走馬を送り込み、メルボルン市内でのパレードに参加したり、自分の勝負服デザインの旗がパドックにはためくのを見たり、というのもできたらいいなぁと思います。

個人的には、せっかく日本に居住していてオーストラリア競馬に参加しているのですから、日豪両国の競馬サークルをつなぐような馬を所有できるといいなぁと思っています。

具体的にはオーストラリアの中長距離路線で大活躍するような馬を所有し、JRAの招待枠を利用してジャパンカップに所有馬を出走させる、というのは目標の一つです。

現在所有しているSo Beautiful Storyはブレイブスマッシュの産駒ですのでさすがに2400mというタイプではないですが、近いうちに中長距離で活躍できそうな馬も所有してみたいですね。

※【ブレイブスマッシュについて】

私の愛馬の父ブレイブスマッシュは日本国内でデビューした後、オーストラリアに移籍した経歴を持つ種牡馬です。

日本では2歳時にサウジアラビアロイヤルカップを勝ち、NHKマイルカップ8着もダービーは距離の壁もあって最下位でした。

オーストラリア移籍後に1200mと1400mのGIを2勝していますので1000~1800mを得意とする産駒が多いと予想しています。

今年オーストラリアで初年度産駒がデビューし始めました。

この記事執筆時点で4頭がデビュー済みです。

これまで総出走回数6走で3勝2着1回、3着1回、4着1回と5着以下になった馬がいません。

3勝はすべて同じ馬ですので勝ち上がり頭数はまだ4頭中1頭ですが、今年の新種牡馬の中では幸先のよい滑り出しを見せています。(現在オーストラリア新種牡馬ランキング2位)

ゲストライター:Ozaki氏

「面白そう」と感じたことには飛びつくチャレンジャー。コロナ禍でオーストラリアでの競走馬共有をはじめ、準備期間約半年で一頭持ち馬主に。ペーパー獣医師免許ホルダーにして競馬の楽しさを広めることに生きがいを感じる自由人

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【海外馬主】オーストラリアの競走馬のセリはどんな感じ?〜Inglis Classic Sale体験記〜 - サラブレッド研究所 / Thoroughbred Lab. へ返信する コメントをキャンセル

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