今回はチームジェイによるセリ落札馬のサザンクレセントの近況報告記事です、よろしくお願いします。
サザンクレセントが入厩
サザンクレセントは2023年3月のマジックミリオンズアデレードセールで落札したアラバマエクスプレス産駒の牝馬です。
母名はパーフェクトダイヤモンド、先日投票の結果サザンクレセントに名前が決まりました。
落札後、セリの疲れを抜くために放牧に出し、その後は初期馴致を2回に分けて行いました。
そして2023年10月26日、ついにアーロンパーセル厩舎に初入厩したとのレポートが届きました。
オーストラリアは8月に加齢されますので、2歳3か月ほどの段階で初入厩をしたことになりますから、日本的な感覚でいうと少し早い入厩だなという印象を受けると思います。
日豪での入厩への価値観の違い
日本の場合、外厩が充実しており外厩でゲート試験で合格できるような水準や、すぐに入厩したらレースに出られるような水準まで仕上げてから厩舎へとバトンが渡ります。
一方、オーストラリアの場合は一旦入厩させて追い切りを行い、模擬レースなどを使いながら放牧と入厩を複数回繰り返すことでデビュー戦へと向かいます。
そのため、入厩したらすぐにデビュー戦というわけではなく、もう少し厩舎での調教が続けられたのちに具体的なデビュー戦が検討されていくことになることが一般的です。
特に、サザンクレセントはバリバリの早熟型ではないと思って落札していますので、馬の成長にあわせながら進めていく形になると思います。
アラバマ産駒の旋風に乗れ!
Breednetより
今のところ気性面も真面目そうで、乗り味も悪くないというポジティブなコメントが並んでいます。
まあまだ速い時計を出している段階ではないのでこの時期はリップサービスみたいなものだとは思いますが、ここまで無事に大きなとん挫なくスクスクと育ってくれているのは本当にありがたい限りです。
新種牡馬アラバマエクスプレス産駒は、現在3頭がデビューしてすでに2頭が勝ち上がりを決めており、始まったばかりではありますが、執筆時点でファーストリーディングサイアーランキングで1位になっています。
今のところサザンクレセントは順調にきていますし、思ったより早く実線で走っているところが見られるかもしれないなと楽しみにしているところです。
育成が順調であれば今回の入厩で模擬レースを1回使うことも検討されているとのこと、ジャンプアウトで走っているところを見られるだけで、落札から携わったこともあり感激しそうです。
アラバマエクスプレス産駒の初年度産駒はオーストラリアで旋風を巻き起こす可能性もある、素晴らしい出だしです。
その旋風の真ん中にこのサザンクレセントがいてほしいなと願って、これからの成長を見守りたいと思います。
頑張れ、サザンクレセント!
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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