【種牡馬分析】2歳戦でいきなり快勝!!新種牡馬ブリックスアンドモルタルは本物か!?

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
2023年6月3日の阪神5R、この世代初の新馬戦となったレースを勝利したのは、新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒のテラメリタでした。
今回はブリックスアンドモルタルのポテンシャルについて考察する記事を書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。

新種牡馬ブリックスアンドモルタル

ブリックスアンドモルタルは、アメリカから社台SSに導入された新種牡馬です。

今年の2歳世代(21産)が初年度産駒、1歳世代(22産)が2世代目の産駒になります。

現役時代の生涯成績は13戦11勝[11-0-2-0]。

生涯全て芝レースで走り、ペガサスWCターフやBCターフなどG1を5勝。

↑こちらはペガサスWCターフ 中団から追走し3角から進出開始、長くいい脚を使って勝利。

素晴らしい競走成績ではありますが、アメリカの芝レースはどうしてもダートレースよりは1ランク落ちる印象。

しかし社台Fではデビュー前から「産駒のデキが良い」「サンデーサイレンスの再来」などと自信をのぞかせる発言が関係者からは聞かれていました。

某テシオ理論者の若者も「サンデーサイレンスの再来」と記事に書いてくれていましたね。

確かに現2歳馬の1歳時のカタログ写真を見た時の印象は父似の産駒で、馬体サイズがしっかりしている馬が多い印象を受けていました。(ライブ配信などでもブリモル産駒の特徴については過去に言及していました)

血統的には、Storm Birdの3×3の濃いクロスを持つのが特徴。

トップラインStorm Cat系ですから、いかにもディープ系やサンデー系のスピードのある母馬と合いそうですね。

近年導入された米血種牡馬だと、ドレフォンやマインドユアビスケッツなどしっかりと結果を出している種牡馬が多いです。

大コケはないだろうと思っていますが、社台が言うほどの活躍をするのか?は若干懐疑的な部分もありました。

それこそ同期に導入されたニューイヤーズデイはすでに北米で結果が出ているので、安心できるなと思っていましたが、ブリックスアンドモルタルについては初年度産駒の様子を見ながら考えようかなと、去年の時点では考えていました。

しかし、今年の40口募集馬リストの社台でのブリックスアンドモルタル産駒の募集馬の多さを見て「これは今年のうちに出資しておかないと、もっと種付け料が上がって人気種牡馬になってしまうかもしれない」と危機感を感じました。



新馬戦でいきなり勝利

2歳馬(21産)の初陣となる2023年6月3日(土)の阪神5Rの新馬戦。

社台の勝負服に身を包んだルメール騎手を背にデビューしたテラメリタ(父ブリックスアンドモルタル)。

ゲート入りを嫌がり目隠しをされてゲートになんとか入るなど幼さを見せますが、レースが始まるとグイグイと最内から主張していきハナをとります。

絶好のスタートというわけではなく最初ポジションを取るところでかなり脚を使っていたので「最後の直線でどうかな?」と思ってみていました。

しかしそんな心配をよそに、テラメリタは最後の直線でグイグイ伸びていき、後続を突き放して1着でゴールインしました。

ブリックスアンドモルタル自身は逃げ馬ではありませんが、ハイペースなアメリカ競馬で中団〜前目から長くいい脚を使ってねじ伏せる馬でした。

テラメリタはそれを彷彿とさせる、長くいい脚を使う競馬でまさにブリックスアンドモルタルの良さが受け継がれているような走り。

機動力も高くこの種牡馬への期待感が高まった1戦でした。

頭数が少ない新馬戦はそのレベルが度々議論のテーブルに上がりますが、今回のレースは稍重の馬場でありながら歴代4番目のタイムで走破していますから「低レベルだった」とは言い難いのではないかと思います。

とはいえまだ、1戦だけなんですけどね(笑)

気が早いのはご愛嬌ということで。

テラメリタについて

テラメリタは、まだまだ気性的幼さを見せながらではありましたがしっかり初戦から力を発揮し結果を残しました。今後の活躍にも期待ですね。

血統的には、ブリモル産駒の王道パターンとなりそうな母系にサンデーサイレンスを入れる形です。

募集時の写真やネット上に掲載されている募集馬見学ツアーの時の写真を見ましたが、ブリモル産駒らしい、綺麗なシルエットでバランスの良い馬体の馬ですね。

個人的には頭数が少ないとはいえ、二の足が速く逃げ・先行ができるところもいいなと思いました。

データを見て驚いたことの1つに、逃げ・先行馬の馬券内率の高さがあります。

差し、追い込み馬の方が強烈な印象に残ることや、瞬発力勝負になりやすい日本競馬の特性上、差し馬でビュッとキレる脚を持つ馬が勝ちやすいと僕も漠然と最初は思っていましたが、データを見るとほとんどの競馬場で先行できる馬の方が馬券内率は差し馬より高いんですよね。

この1頭を持ってブリックスアンドモルタル産駒全てが先行力があるとは流石にいえませんが、父のような脚質の馬が増えれば、産駒成績は安定しそうですね。

また、血統的にも母系によってはダートで走れる馬も出てくると思います。

ダートでしっかり結果を出せると、産駒勝ち上がり率も高まってくると思いますから、打率の高い種牡馬になりそうですね。

今年の募集馬では

・馬体サイズがあり父似のシルエット

・母系にSSなどスピード血統持ち

・(できれば)社台F生産

この3ポイントを意識しながら大活躍馬がバンバン出る前に、2世代目で出資できるよう狙ってみようと思います。

去年初年度産駒を少し疑っていた自分は、判断ミスだったかもしれませんね…。

ニューイヤーズデイ産駒には出資しているのでその馬には、ブリモル産駒に頑張ってもらいたいと思います(笑)


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4500人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

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