【募集馬検討】一口馬主バブル時代に狙いたい種牡馬を選ぶ5つの方法

ジェイ
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どうも、ジェイです。
もうまもなく募集馬検討本番の時期ですね。
今回は2023年にこそ狙いたい種牡馬3選ということで、種牡馬3頭を紹介したいと思います。

狙う種牡馬の考え方

種牡馬から募集馬を考える上で、私が一口馬主を4年間やってきてたどり着いたのは大きく5パターンの戦略です。

もちろんこの狙い以外の馬でもいいと思った馬がいたら出資をしますが、昨今の一口馬主バブルによる抽選の激化や募集馬価格の高騰を鑑みるとこのような戦略で募集馬を選ぶのもアリなのかなと思います。

僕はこの戦略を昨年頃から意識していますが、これ以外の馬でも馬体や母系など魅力がある馬には出資することはありますのであくまでも目安の1つということでご理解いただければと思います。

①新種牡馬の青田買い

これがおそらく最もオーソドックスな手法の1つです。

新種牡馬は産駒がデビューしていませんから、新種牡馬のポテンシャルは血統背景やその種牡馬の競走能力、産駒のデキから測られることになります。

最近の例を挙げてみましょう。

キタサンブラックは初年度の種付け料が500万円で割高ではないかという論調が目立ちました。

また、キタサンブラックの父ブラックタイドから、キタサンブラックのような活躍馬は残念ながら現時点で出ていないことなどから”種牡馬としての成功は難しいのではないか?”と分析されていた方も多くいらっしゃったと記憶しています。

ただ蓋を開けてみたらどうでしょう?

イクイノックスやソールオリエンスなど、G1馬を次々と輩出し一躍人気種牡馬に踊り出ました。

イクイノックスはキタサンブラックの初年度産駒でしたね。

種付け料も一度は下がってしまいましたが、持ち直して2023年は1000万円の大台に乗っていますね。

ということは結果的に初年度産駒や2世代目で出資できた人は”青田買い”ができたわけです。

ただ、注意して欲しいのは新種牡馬の産駒成績が芳しくなく、種付け料や競り価格が下落の一途を辿ることもあり”高値掴み”になってしまうおそれもあります。

また、期待をされている新種牡馬は人気クラブだと抽選が厳しくなってしまうこともあります。

これは

・青田買い戦略をとっている

・新しいもの好き

・現役時代見ていた馬だから産駒に出資したい

など様々な理由がありますが、とにかく新種牡馬は人気になりがちではあるので一口馬主バブル時代に最も適した戦略か?と言われると若干微妙な気はします。

所属しているクラブが抽選が厳しくない場合は、この戦法は有効な気がします。

2023年の新種牡馬で言うと、サートゥルナーリア産駒は大人気になりそうな予感がしますね。



②穴場の2世代目を狙う

これは特に私は今年取り入れてみようと思っている戦法です。

①の新種牡馬狙いと考え方は近く”青田買い”を狙う戦法なのですが①との違いは真新しさです。

2世代目になっているということはその世代の新種牡馬がいるということなので、

・新しいものが好き

・現役時代見ていた馬だから産駒に出資したい

という世代が新種牡馬の世代である程度満足してくれていて、次の新種牡馬に興味が移っていることが多くあります。

となると、初年度世代より人気が落ち着く可能性がありますよね?

人気クラブでも出資できる可能性が高くなるため、狙い目なのではないかと思います。

また、2世代目は募集時期にもよりますがまだまだ1世代目の成績がわからないので、3世代目に比べて注目されにくく活躍傾向も読みにくいので募集馬検討の難易度も高いです。

初年度より繁殖の質が若干下がる可能性もありやや博打要素もありますが、3世代目ほど大きく繁殖の質が下がることはないような印象を受けますし、一口馬主バブル時代には抽選が薄くなる可能性がある2世代目はぜひ狙っていきたいと思います。

先ほど例示したキタサンブラックを再び取り上げると…

・ソールオリエンス

・コナコースト

・スキルヴィング

・ヒップホップソウル

などが20産で種牡馬2世代目の馬たちになりますね。

ちなみに2023年に種牡馬2世代目を迎えるのは…

・レイデオロ

・モーニン

・ブリックスアンドモルタル

・ニューイヤーズデイ

・スワーヴリチャード

などです。

③成績と人気(価格)が釣り合わない種牡馬を狙う

これは主にダート短距離種牡馬など、芝クラシックとはあまり縁のない種牡馬に多い気がします。

こういった高コスパ種牡馬をリストアップし、募集馬の中から選んでいくのは特に回収率を求めて一口馬主の出資戦略を考える人には適しているのではないかと思います。

例えば、産駒勝ち上がり率48%と芝路線の種牡馬であれば種付け料が高騰しそうな成績でも、ダート短距離馬の産駒が多いヘニーヒューズは種付け料が500万円です。

種付け料1000万円越えクラスでも勝ち上がり率がこれを下回る馬は普通にいますよね。

同じくダート種牡馬のエスポワールシチーも勝ち上がり率45%と優秀な成績を誇っていますが、種付け量は180万円と安価です。

特にエスポワールシチー産駒は特段、募集馬の中で人気を集めすぎることも少ないため、一口馬主バブル時代にぜひ狙いたい種牡馬の1頭だと思います。

私のロードHCの出資馬でエスポワールシチー産駒のロードヴァレンチも、抽選対象馬ではありましたがそこまで厳しい抽選ではなかったと記憶しています。



④風向きが変わった種牡馬を選ぶ

これはややテクニカルな狙い目になります。

風向きが変わった=扱いが変わった という意味です。

例えば、リーチザクラウンはもともとアロースタッドの種牡馬でしたが、途中の4年間を社台SSで過ごしています。

この4年間を某有名血統派YouTuberはリーチザクラウンの黄金世代と表現していました。

この4世代は繁殖のレベルが上がっているので狙い目ではないか?という考え方です。

実際、リーチザクラウン産駒の代表産駒であるクラウンプライドはこの社台SS種付け時に種付けされて誕生した産駒です。

また、もう1頭、風向きが変わって狙い目の種牡馬はキズナです。

この種牡馬については採算サララボでも書いてきましたが、元々はほぼ社台グループの繁殖への種付けがありませんでした。

しかしここ数世代でどんどん種付け数が増えています。

ノーザンFもキズナに力を入れているようで、繁殖の質も上がってきています。

すでにキズナは評価されている種牡馬ですが今の2歳世代や1歳世代がさらに活躍して”キズナ旋風”が巻き起こるかも知れません。

そういったところを予見して、私もキズナ産駒のノーザンファーム生産の2歳馬であるカールスタードにシルクHCで出資しています。

この馬が旋風を巻き起こしてくれるといいなと思うんですけどね。

⑤海外種牡馬を狙う

これは結構狙い目です。

というのも、一口馬主は得体の知れない外国種牡馬に対して抵抗感がある人が多いように感じます。

特にメジャーではない海外種牡馬の場合、日本語で集められる情報も少ないためノールックで検討から外している人が僕の身近にも多くいます。

外国産馬の場合、出走レースの制限や賞金が少ないなどのデメリットもありますので、そこは考慮に入れる必要がありますが、米国系ではイントゥミスチーフやアロゲート、メンデルスゾーンなどの種牡馬たちが産駒数は少なくともコンスタントにいい成績を残しています。

欧州で活躍する種牡馬ノーネイネヴァーも、ライオンのユニコーンライオンなど活躍馬を輩出していますね。

私はアロゲート産駒のミスティックロア(1勝C)、メンデルスゾーン産駒のセラドナイト(1勝C)、ノーネイネヴァー産駒のベストミーエヴァー(デビュー前)などに出資していて、今の所デビュー済みの海外系血統馬は全て勝ち上がっていて個人的にも手応えを感じているところです。

特にミスティックロアはDMMバヌーシーのパーティで川田騎手から非常に夢のあるお言葉をいただいたようで、今後の活躍に期待をしているところです。

まとめ

いかがでしたか?このルールだけで種牡馬を絞って募集馬検討すると言うのは流石に極端すぎる気がしますが、頭の片隅にこんな考え方もあるんだな、と募集馬リストを眺めると少しこれまでとは違った見方ができるかもしれませんね。

皆さんの募集馬検討がより面白く深みのあるものにこの記事をきっかけになってもらえたらと思います。

こんなこと全て知っていると言う皆様、釈迦に説法で申し訳ございませんでした(ペコリ)


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4500人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

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  1. […] どうも、ジェイです。 2023年6月3日の阪神5R、この世代初の新馬戦となったレースを勝利したのは、新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒のテラメリタでした。 今回はブリックスアンドモルタルのポテンシャルについて考察する記事を書いていきたいと思います。 よろしくお願いします。 【募集馬検討】一口馬主バブル時代に狙いたい種牡馬を選ぶ5つの方法 […]

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