私も会員のキャロットC2024年募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見であり、出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
<⇩全頭分析記事はこちら⇩>
<⇩ジェイの1次募集の抽選結果はこちら⇩>
No2イーデンキーの23
エピファネイア産駒の牡馬勝ち上がり率は44%と高い水準です。
キングカメハメハ系+SSという鉄板のドンピシャ当たり配合があるので、個人的にはそれ系で馬体や歩様のいい馬を狙っていきたいところ。
母父No Ney Neverで出走した産駒はいませんが、ストームバード系に拡大すると勝ち上がり率35%とエピファネイアの平均は下回ります。
本馬は2番子で初仔はデビュー前、ウートンバセットを種付けされていることから、母系の評価は相当高いのでしょう。
母の全兄はTen SovereignsというG1馬ですから、それも相まって繁殖としての価値が高まった可能性がありそうです。
サイズは中型で、しっかりしています。
前後のバランスがよく、トモが立体的に発達していていいですね。
締まりがよさそうですし皮膚の薄さも感じます。
中殿筋も発達していて、放牧地での運動量が確保されていることを思わせる好馬体です。
前脚は右前が軸ズレっぽく見えますね。
歩様はエピファネイア産駒らしく硬さがありますが、思ったより推進力を感じないというか、全身を上手く使えている感じはしません。
背中も硬くあまり使えていないように見えます。
前脚の捌きも硬くて、手先で歩いているような感じ。
飛節安定感は普通くらいですし、動画で見ると右前もそこまで気にならないですが、ナチュラルスピード遅めでバネ感を現状感じないので、悪くはないかもしれませんが、この金額のエピファネイア産駒はもっといい歩きをできる馬がいる気がします。
母父ノーネイネヴァーの歩きの良さはあまり出ていないですね…。
No17マリアライトの23
ドレフォン産駒牝馬の勝ち上がり率は37%と牡馬の52%には劣るものの、牝馬としては優秀な数字です。
一方重賞馬出現率は0.5%と低く、長距離というよりは安打製造機型という雰囲気でしょうか。
芝馬も一定いるものの産駒の過半数がダートで走っているため牝馬だとどうしても大きなところを取りにくいというところがあるかもしれません。
この世代はジオグリフを見た後で種付けされた世代でかなりいい繁殖にドレフォンがついていますね、本馬はまさにこのパターンの典型ではないでしょうか?
母父ディープインパクトとの配合では勝ち上がり率36%とドレフォンとしては水準以下。
ディープ肌馬から推察されるボトムラインの良さを考慮するとあまり跳ねていないなという印象です。
この配合の牡馬では、ワープスピードやカワキタレブリーなどが出ています。
母父SS系野牝馬の活躍馬でいうと、カルネアサーダやタガノクリステル、そしてキャロット所属馬サーマルウインドなどが出ており、OPクラスへの期待感は十分ですし、母マリアライトパワーでそれ以上に押し上げる可能性もあると思います。
ただ、初仔のオーソクレース以降牝馬産駒が続いているためか、現状勝ち上がっているのは実はオーソクレースのみ。
未勝利で終わったきょうだい馬は着順的にもかなり厳しい馬もいたため、馬自体をしっかり見る必要があるのかなと思います。
サイズを見る前から、立ち姿を見ただけでこれは小さいなとわかる感じ。
実際サイズを見ても予想通り小さいですね。
トモの容量がないので、4月生まれでここからどこまで伸びてくるかというところでしょうか。
体高も148と低いですしフレームが小さそうな感じは受けますね。
現時点ではトモが非力で、歩様にも力感がなく見えます。
このクラブでなければ成長を見守りたいところなんですけどね。
No19アロマドゥルセの23
レイデオロ産駒牡馬の勝ち上がり率は38%となっており、牝馬の7.5%と比べると優秀です。
繁殖のレベルに対しての全体成績はあまり良くないですが、牡馬に限るとそこまで悪い数字でもないので、レイデオロ産駒の良血牡馬かつ、華奢さがでていない馬であれば、人気の裏をかいて狙っていっても面白いかもしれません。
母父ディープインパクトではサンプル26頭で勝ち上がり率15%とかなり厳しい数字となっており、期待されていたウインドインハーヘアクロスもあまりいい方向には出ていないような気がします。
3歳馬の初仔の半兄は未勝利戦2着があるも現在勝ち上がれておらず、2番仔からは連続でレイデオロがつけられていることを考えると、1つ上の全姉は出来が良かったのだろうと推察されますし、配合的には狙ってつけているのではないでしょうか。
レイデオロ産駒あるある、サイズ小さい馬にこの子もなってしまっていますね。
フレーム自体が小さそうですし牡馬でこのサイズはなかなか手を出しにくいです。
レイデオロ産駒の成績がイマイチ上がってこないのはこのサイズの小ささがネックになっている馬も多いと思います。
ただ、歩様の感じはなかなかいいですね。
小さいなりにバネ感を感じますし、コツコツ感も少なく滑らかな歩き。
父よりも母父ディープインパクトが出てきている感じがします。
手先の軽さや可動域がいいですし、ナチュラルスピードが速く背中もいい感じなので見どころは結構ありますね。
飛節も安定感がありますし、サイズで嫌われて一般で引っかかりそうなら、考えてみてもいいかもしれませんね。
まぁでも僕は基本小型馬にはいかないので…そのルールを破るほどのパンチがあるか?と言われると何とも悩ましいところです。
このまま50-60キロ増えたらワンチャン化ける気がします。
No24ピースエンブレムの23
サトノダイヤモンド産駒の牝馬勝ち上がり率は30%と平均的です。
重賞馬出現率が低く繁殖の割にはアウトプットが微妙な気がしますが、それでも芝中心ながらそこそこの打率を誇っています。
とはいえ牡馬に比べれば高くない数値ですし、可動域や雄大な馬体を牝馬の場合は使いこなせず、掲示板内くらいには来るけど勝ちきれないという馬が多い気がします。
母父ウォーエンブレムでは全姉含む2頭出走し2頭とも勝ち上がり。
全姉は1勝クラスで2着に来たこともあります。
この姉を見て再度サトノダイヤモンドをつけたと推察されるので配合的には狙っているのでしょう。
全姉と同等の戦績でも、この募集額ならそこそこ楽しめるかもしれませんね。
安いので小さいのかと思っていましたがそんなことなかったですね、むしろデカくなりそうです。
ただ歩様は緩慢な感じがありトモも緩そうで幼さを感じます。
上に背が高く幅がないので、非力そうに見えますね。手先もあまり軽さを感じません。
父らしいステイヤー体型であると言えばそうなのですが…。
背中とクビの連動性はあまりよく見えませんでした。
お値段なりかなぁ?と思いますね。
ぐっと成長の中で幅が出てきたら面白いかもしれませんがね。
No29ランウェイデビューの23
シルバーステート産駒牝馬の勝ち上がり率は27%と低調です。
母父ストロングリターンで出走したのは1頭でその馬は勝ち上がっています。
ただ、母父ボリクリ系に拡大すると勝ち上がり率は33%と平均的で現状なんとも言えないところです。
ダートっぽい母系で半兄のサトダイ産駒もダートで走っていますし、本馬もダート要素強めになるかもしれません。
それでシルバーステートの牝馬というのは、ややチグハグ感を感じますね。
3歳の初子半兄も数使えておらず未勝利、一つ上の子は登録されていないようなので体質面は心配ですね。
シルステ産駒は前脚が怖い子が多い気がしますので、コンフォメーションはしっかり確認したい馬ですね。
安価だなと思いましたが、小さいですね。
管囲18cm台なので結構細いですね。
歩様のスムーズさは悪くないと思いますが、トモ乗り期間が足りない感じがしますね。
後輪駆動というよりは前輪駆動でそれに後ろがついてきているような、そんな印象を受けます。
シルバーステート産駒は基本前脚が大きく外弧になる子が多いのですが本馬もそのパターン。軸を大きく外れて外に出ており、個人的にはここまでになると候補からは外れますかね。
後脚も右後がかなり内側に入るような歩き方になっていて個人的には好みではないですね。
こういった前脚の子からも活躍馬はでますが、僕はなかなか手が出ないです。
No31エンジェルフォールの23
モーリス産駒の牡馬勝ち上がり率は48%と優秀です。
重賞馬出現率も4.3%と高い数値となっており現状コルトサイアー気味ですね。
一方母父ジャングルポケットの配合では5頭出走し勝ち上がり馬は1頭もいないとサンプル不足ではあるもののやや心配になる数字。
元々スクヒーともジャンポケは相性がよくないので、ここは相性の悪さが継続している可能性もありそうです。
母産駒では4頭が中央で勝ち上がっており、複数勝利馬は2頭。
重賞級は出ていませんがコンスタントにヒットを打ってるボトムラインですね。
2代母はアドマイヤサンデーで、このファミリーからもブラックタイプ多数と活力のあるファミリー。
配合相性は心配ですが、ドレフォンやハービンジャー産駒で複数勝利馬が出ていることを考えれば母系の活力は魅力だと思います。
ちょっとサイズが小さいですね。
特にキレる系ではなくパワー系産駒が多いモーリス産駒の牡馬としてはこのサイズは少し心配です、胸も浅いですね。
歩様は小型馬だけあって軽さがありますが、まだやはりトモの筋肉量がないので踏み込みの力感はもう一つかなと思います。
前脚はかなり内に入っていて、これはちょっと気になります。特に右前が中に入っていますね。
まあ小型馬なのでいいかもしれないですが一定のリスクはありそうです。
小型というのもありますが、飛節安定感はまずまず良い感じですね。
No32ポロンナルワの23
モーリス産駒牝馬の勝ち上がり率は33%と平均よりは高いのですが、牡馬と比べると物足りない数値です。
重賞馬出現率も、牡馬と比べると牝馬は1.2%と低めですね。
母父ラーイとの配合で出走した産駒はいません。
グロリアスソングクロスが母系内でクロスする配合で、こういったきついインクロスをもつ繁殖は大物を出す、みたいな話を聞いたことがありますね。
個人的にはSS経由以外のヘイロークロスを作れる馬は、スピード豊かになるパターンが多いような肌感覚があり、強調ポイントとしてみています。
母産駒からはディーパワンサ、ガルヴィハーラ、アヌラーダプラなど活躍馬が多数出ており、母系の活力は素晴らしいものがあります。
何より2代母はあのシンハリーズですから、このファミリーはそりゃ強いですよね。
馬が良ければ、モーリス牝馬ということで嫌われるのであれば狙っていきたい1頭かもしれませんね。
こちらも小型ですね、牝馬なので小さい牡馬よりは良いかと思います。
ただ、体高は低めです。もうひと伸びして欲しいところですね。
歩様動画を見てみるとコツコツ歩く産駒が多いモーリスにしてはかなり、キビキビ動けている方だと思います。
トモの筋肉がゆるそうで本格化するのは3歳以降って感じがしますが、推進力はまずまずですし可動域も悪くないです。
前脚は右前がややズレ気味に見えますが、程度がきついものではないです、このサイズ感ならセーフでもいいかもしれません。
後脚は左後ろがやや内側に入る形、ただ飛節安定感はいい感じですね。
横からの歩様に魅力がありますし、未勝利戦のタイムリミットまでに勝ち上がり成長してくれれば古馬になってから楽しめるかもしれません。
とはいえ、晩成と言われたモーリス産駒もノーザン育成は、割と2歳から活躍していますけどね、この子は2歳秋以降のデビューかな?という気がします。
No38ローガンサファイアの23
新種牡馬ヴァンゴッホ産駒の牡馬です。
アメリカンファラオ産駒は日本でも一定の活躍を見せており、その後継種牡馬にも期待が集まるところですが、ヴァンゴッホ自身は芝馬なので、芝で走る馬も出るかもしれません。
ヴァンゴッホはヨーロッパの中でも重めな競馬場で走っている他、競走成績を見ると良馬場の大舞台やスピードが求められるシャンティイ競馬場で負けているなど、スピードよりはタフネス、スタミナ型の馬なので日本ではダート色が色濃くなるかもしれません。
戦績的にはスピード能力に疑問があり、芝っぽい産駒よりはダートっぽい産駒の方が安全かもしれませんね。
母産駒は3頭出走し中央勝ち馬は1頭のみで1勝C。
それよりも21産、22産がどちらも競走馬登録されていないようで、体質面が気になりますね。
母由来の弱さがあるかもしれないのでせめてコンフォメーションは厳し目にチェックしておきたいところです。
牝馬としては大型ですね。母父ダイワメジャーが出ているのでしょうか?
先ほどの馬といい、ヴァンゴッホ産駒はなかなか馬体バランスがいい馬を出しますね。
トモの筋肉の締まりはいい感じですし、立体感もあって好感触です。
歩様を見ると、ややお腹がでっぷりして見えるものの、踏み込みの力強さや返しのスピードの速さは魅力的ですね。
背中がやや垂れ気味に見えてアンバランスではあるのですが、スウィープフィートの募集時とかこんな感じでしたよね。
アンバランスなところに目がいってしまうところではありますが、長所を見ればこのアンバランスに見える馬体でも、しっかり踏み込めていると捉えることもできそうです。
前足は外弧で左前がオフセットっぽい違和感あり、右後も外弧でヴァンゴッホ産駒のこれは特徴なんですかね?
飛節安定感はまずまず。
募集馬の中では安価枠なので、長所をみてBetするというのもありだと思います。
No42デスティノアーラの23
ブリックスアンドモルタル産駒の牝馬勝ち上がり率は21%と低調です。
母父ディープインパクトとの配合では46%が勝ち上がっており、この配合ではゴンバデカーブースが出ていますから、現状いい配合と言えそうですし、むしろブリックスアンドモルタルが種牡馬として活躍する上ではこの配合で活躍馬を送り出すことが必要と言えるかもしれません。
気性が難しい馬が多いので牝馬はやや、難しいところがあるのかもしれません、このあたりは牧場見学ツアーに行かれる方は確認してみてもいいかもしれません。
初仔の牝馬なのでサイズ感にも注目です。
2代母からはアイルランドオークス馬も出ており、ファミリーの活力はありそうです。
サイズが小さいですね、トモも小さく見えます。こういった馬は成長待ちで行きたいところです。
小さいなりに歩様は良く見えるというか、後ろ脚の返しは早いですし運動神経が悪いタイプではないような気もしますが、
やはり小型馬は自分の体を扱いやすくうまく動ける馬も多いので注意は必要です。
前脚もちょっと違和感がありますし、後ろ脚も外弧でバラバラとした感じ。
本来なら成長を待って冬くらいの時期に再度見てみたいですがキャロットはそれが叶いませんからね。
難しいところです。
No48ベルクワイアの23
初年度産駒が苦戦傾向のルヴァンスレーヴ産駒です。
中央で勝ち上がり馬が出ておらず、芝レースに出走した産駒は大敗している馬も多いので、今後ダート中距離で産駒が走り出した時に成績がどうなるか要注目です。
現時点では芝デビューやダートでも短距離で走っている馬が多く、本来適性距離になりそうなダート短距離での出走が少ないため種牡馬ポテンシャルを測り切れない部分があります。
3代母スカーレットレディというスカーレット牝系とボトムラインは豪華で、2代母からもダノンリバティが出ており母系への期待感はありそうです。
初仔牝馬なのでダート想定で走り切れるようなパワーやサイズ感があるか注目ですね。
ダート牝馬だと大舞台はイメージしにくいかもしれませんが堅実にコツコツ走る子を狙うという方向性ならば面白いかもしれません。
見た目より馬体重がなかったです、体高も極端に低いわけではなく、胸もありますし、トモの形も立体的でよく見えますし、悪くない立ち姿だと思います。
毛色が明るいから筋肉がよく見える部分はあるかもしれませんが。
歩様で見ると、トモに肉がもう少し欲しいですね。右トモは特に容量不足に感じて非力に見えてしまいました。
ちょっと軽い感じもあり、ゴリゴリのダート馬っぽくないところが不安なところ。
出走しているルヴァンスレーヴ産駒を見ると芝ダートどっちつかずになっている子が多い印象を受けるので、こういった芝っぽい感じの馬は注意が必要かもしれません。
がっつりダートに触れている感じの馬が良いかもしれませんね。
この馬は首の使い方が少し独特な気がしています、太くて首が短いですね。
正直背中と首の連動性がこの歩様動画ではよくないように見えます。
前脚はこの価格帯を考えれば及第点かと思います、後ろ脚はバラバラした感じですが、飛節は安定していていいですね。
No59マラコスタムブラダの23
キズナ産駒の牡馬勝ち上がり率は53%と優秀です。
母父リザードアイランドで出走した産駒はいませんが、キズナ産駒はデインヒル持ち肌馬との相性は良いですから期待が持てる配合です。
ジャスティンミラノが同じく母父デインヒル系で活躍していますね。
半姉はレシステンシアで母系的期待値も十分でしょう、人気になると思いますが血統スタッツ的にはかなり期待できる1頭だと思います。
この値段を出すのにこのサイズ感は辛いですね、成長を見込んで人気にならないので裏をかいてBetという選択肢はあるかもしれませんが、個人的には手を出しにくいです。
歩様を見ても小さいながらトボトボ感があり、スピード感やバネの良さはあまり感じません。
前脚はそこまで気にならず、飛節安定感は普通くらいでしょうか。
後脚は外弧ですがまあこのくらいならセーフかなと思います。
ただ、この価格で手を出すにはギャンブル要素が非常に大きい気はしますね。
No69ヴィルデローゼの23
レイデオロ産駒牝馬の勝ち上がり率は7.5%と現状かなり厳しい数字になっています。
サイズが小さく気性が難しい馬が多いので、なかなか牝馬では難しいのかもしれません。
二代母ブルーマンブラッドは名牝で、産駒にはシュトラウスが出ていますが、気性が悪いことでも有名なので気性はかなり心配です。
半兄はデビュー戦6着。まだ2歳なのでこれからだと思います。
血統スタッツ的には手を出しにくいですが余程馬体に魅力があれば…というところでしょうか?
サイズは中型でしっかりしています、胸の深さもありますしいいですね。
ただ歩様を見ると、ともが非力な感じがします、あまり前に力強く踏み出せていないというか、前輪駆動感があり、後脚がついてきている感じになって見えます。
背中もあまり支えていないというか首との連動性もそこまでよく見えないですし、そこまで個人的には惹かれる歩きではないですかね。
前脚は過度に気にならず、飛節はブレ気味ですね、右後が結構ブレて見えます。
血統スタッツを覆すほどのパンチがある馬体ではなかったような気もしますが、このあたりは好みもありますからね。
No86エールデュレーヴの23
ブリックスアンドモルタル産駒の牝馬勝ち上がり率は21%と低調です。
母父ディープインパクトとの配合では勝ち上がり率46%と好調で、母との配合相性は非常に魅力的だと言えそうです。
母は中央3勝馬ですが、直子産駒で勝ち上がった馬は現状いません。
頭数が少ないものの、少し母の活力は心配ですね。
2代母からは愛1000ギニーを勝利したBethrahが出ていますが、日本国内でのブラックタイプ馬は出ておらず。
派生するファミリーから中央3勝馬が出ており、全くダメということはないと思うのですが、そもそも父産駒の牝馬成績があまりよくないですし、血統的には絶妙なところです。
サイズが牝馬とはいえ、小さいですね。
体高などはそれなりにありますが、胸の深さはなく、腰も細く非力そうな感じがします。
歩様を見ると、柔らかさは感じますが、トモが非力で前輪駆動感を感じます。
ブリックスアンドモルタル産駒はコツコツ歩く子が多いのでこの馬はかなり柔らかい方だなと思いますね。
前後のリズム感があまりよくないのか?トップラインの動きや連動性があまりよくないように見えました。
前脚は細めにみえますが、特に気にならず、後ろ脚は右後ろが外弧ですが飛節安定感は小型馬らしくまずまずいい感じです。
個人的にはサイズが小さい時点でよほどの見どころがない限りはスルーするウ方針ですので、無理に狙う馬ではないかな?という感じがします。
成長待ちという感じでしょうか。4月中旬生まれなのでまだ成長する余地はあるかなと思います。
No88ティンバレスの23
アジアエクスプレス産駒の牝馬勝ち上がり率は18%と低調です。
ダート種牡馬ですし牡馬に出てほしかったところですね、牝馬に出ているのはマイナスだと思います。
母父ミスプロ系では4頭が出走し1頭が勝ち上がり、何とも言えません。サンプルが不足していますね。
母ティンバレスはエンプレス杯2着馬で、産駒からは中央3勝馬パーカッションが出ています。
平地で2勝したのち、障害レースに転向し勝ち上がって障害オープンまで行っていますね。
他の産駒では中央勝ちは出ておらず、打率が高いタイプではないかもしれません。
血統的には狙いにくい1頭ですかね。
前がでかすぎて後ろが小さく見えますが、多分そんなに小さくないんだろうと思います。相対的にそう見えるだけです、そのくらい前がいいですね。
もうちょっと馬体重軽いのかなと思っていましたが、ボリューム感バッチリでダート馬としては牝馬としても大型化しているのは悪くないと思います。
腰回りがサイズ感の割には細くトモ髙に見えるのでまだこれは伸びるかもしれないですね。
アジアエクスプレス産駒は1頭地方共有馬、1頭一口出資馬がいて2頭身内?にいるのでよく見ているのですが、この子はアジアエクスプレス産駒にしてはかなり柔らかい方だと思います。
普通に見たらこれでも硬さが気になると思われるかもしれませんが、アジアエクスプレス産駒はもっとカチカチの子が多いので、これでもかなりしなやかな方かと思いますね。
踏み込みはしっかりしていていて推進力もありますし、あたりが少なくなめらかに歩けていますね。
逆に言うとアジアエクスプレス産駒の割にトモにバリッと感がなく、ゆるっとした部分があるとも言えそうです。
このアジアエクスプレス産駒が正解なのかちょっとわかりませんが、条件戦レベルでは十分期待できる1頭なのではないかと思います。
背中もちゃんと使えていてクビとの連動性も悪くないです。
なかなか牝馬ダート路線だと重賞が整備されておらずそもそもの枠が少ない難しさがありますが、価格帯的にも複数勝利あげればOKだと思いますから、そういった意味での期待感は十分あるかと思います。
前脚この価格帯としてはきにならず、飛節安定感もこのサイズ感にしては結構ありますね。
見どころのある1頭だと思いますが、私は重賞路線を狙いたいのでおそらくスルーすることになると思います。安価枠でで人気もしていないので頭数確保して条件戦で楽しみたい人には面白い1頭かなと思います。
No91ヴォーセルの23
サクソンウォリアー産駒の日本での勝ち上がり率は30%と平均的。
海外種牡馬で持ち込み馬や海外セリ出身馬は高額馬や良血馬が多いことを考えると、やや物足りない数値です。
欧州では活躍馬が出ているのですが、日本には少し重すぎてスピード不足になる産駒が多いような印象があります。最高到達点も日本では条件戦レベルですし日本では深追いしなくていい種牡馬かなと思っています。
母ヴォーセルはフランスで5戦2勝のようで、重賞勝利だけでなくリステッド2着もあり、競走能力は高そうです。
本馬は初仔になります。
日本向きのラーイなども入っていますが、母系とガリレオクロスを作る形になっており、日本には少し血統的にも重すぎるのではないかと思います。
サイズはやや小柄ですが極端に小さくはありません。
トモの筋肉もまずまずありそうです。
歩様を見ると、ややのっそりした感じというか手先の重さを感じます。
柔らかさや可動域はしっかりあると思いますし、推進力も感じるので悪い歩きだとは思いませんが、サクソンウォリアー産駒はこういった歩きをしていても競馬に行くと日本ではスピード不足だったりするので注意が必要かと思います。
トモにももう少し力感が欲しいですね。
前脚は少し外外に向かう感じで綺麗ではないですね、途中で外に曲がっているように見えます。
飛節安定感は普通くらい、後脚の外弧はこの程度ならセーフかと思います。
サクソンウォリアー産駒に強い思い入れがあれば…というところでしょうか?柔らかさは感じますがスピードは心配です。
No93<地>ジルズパレスの23
新種牡馬クリソベリル産駒です。
キャロット出身の種牡馬ですから、地方馬であったとしても出来のいい馬がラインナップされていると信じたいところです。
半兄はレッドファルクス産駒で門別のフレッシュと川崎で勝利しており、一定の能力がありそうです。
地方馬としては高額ですが、クリソベリルに期待する方は面白いかもしれません。
馬体やや小型ですね、胸も浅めですし腰回りも立ち姿では細く見えます。
幅も薄いですね、地方馬はわりとうまいことこれまで選んできたつもりですが、こういった細い馬はなかなか判断が難しいなと感じます。
歩様を見ると少しトボトボした感じに見えますね、トモの容量が足りないためパワーが現時点では足りない感じがします。
可動域は悪くないですけどね。
前脚の捌きの柔らかさなど見どころもあるものの、地方馬としては超高額であることを考えると少し物足りないかもしれません。
前脚は内に集まるような脚付きに見え、飛節安定感もあまりないですね、これなら他クラブですがDMMの地方馬の方が僕は面白いと思います。
ただ、本馬も1つも勝てない馬ではないと思います。
No94<地>ペニーウェディングの23
新種牡馬クリソベリル産駒です。
キャロット出身の種牡馬ですから、地方馬であったとしても出来のいい馬がラインナップされていると信じたいところです。
母系的には産駒3頭出走で中央勝ちはなく、初子が浦和と川崎で1勝ずつしているにとどまります。
母系的にはやや頼りないので、馬が相当良くなければ…という感じですかね。
回収は一旦考えず地方馬が欲しい!という方や新規入会チャレンジの方にはいいかもしれません。
皮膚病が目につきますね。まぁでもこの時期の皮膚病はそんなに気にしなくていいと僕は思っています。
胸が浅めですがサイズは中型ですね。
歩様を見ると推進力があり、トモにゆるさは感じるもののこちらの方がバネ感やスピード感を感じ、いい馬に見えます。
キビキビしていて可動域も広いですし、前脚の出もいいですね。
背中は柔らかく使えるタイプではなさそうですが、クビを使って歩けていますし、ダートなのでこのくらいでもいいかと思います。
トモにもう少し芯が入るともっと良くなるのかなと思います、緩いままでも下級条件なら勝ちそうですけどね。
前脚は気になりますね、左前が内に入って来ているように見えます。
後脚もバラバラした感じであまり綺麗には見えませんし、飛節も甘めに見えます。
縦からは気になるものの、横からの歩様は1つ前のクリソベリル産駒より良く見えました。
この金額を地方の牝馬が回収するのは至難の業ではありますが、脚元にトラブルが生じなければ南関東で複数勝てる、また牝馬重賞で戦える可能性はあるのではないかと思います。
割と横からの動きは好きな方です、あとはクリソベリルのポテンシャルを信じるかどうかですね。
No95<地>バイラオーラの23
ニューイヤーズデイ産駒の地方出走馬の勝ち上がり率は59%と地方馬としては若干低め。
ただ、産駒が若いのでこれから数字は上がってくると思います。
中央では打率高く勝ち上がり率優秀なので、地方では70%ラインは最終的に超えてくるのではないかと思います。
母産駒は6頭出走で3頭が中央で勝ち上がり。
中央未勝利の半姉ソレアもその後船橋で4勝していることを考えると,地方馬の母系としてはかなり良いと思います。
今回の募集で字面だけで狙いやすい地方馬は、この馬ではないでしょうか?
ニューイヤーズデイ産駒あるあるですが体高が低めですね。
サイズも小型で管囲も細いです。
ここまで細いと流石に気になります。
歩様の踏み込みや背中の使い方などは悪くないと思いますし、トモの容量もサイズの割にはあるので、見どころもあるとおもいます。
前脚は外弧ですが軸内なのでセーフで良いかと思います。
飛節安定感はまずまずいい感じです。
見どころはありますがサイズが小さい牝馬で、前脚細いとなるとデカくなると前脚が心配になりますし、小さいままだとなかなか上級路線での活躍は難しく、この募集額を考えると物足りない気がします。
この予算を使える地方馬ならもっといい馬をサマーセールで落札できそうな気もします。
新規向けの馬かなと思います。
No96<地>シシリアンブリーズの23
マインドユアビスケッツ産駒の地方出走馬の勝ち上がり率は68%とまずまず優秀です。
一方母産駒の6頭がレーシングエイジで、初子の中央2勝馬以降地方も含めて一頭も勝ち馬が出ていないのはかなり気になります。
表記を見る限り、6頭中2頭はデビューまだたどり着けて居ないようですし、母系からくる体質面の弱さがあるのかもしれません。
よほど馬がよくなければ、、,と言う感じでしょうか。
思い入れ等あれば別ですが,一般会員の方は無理して狙わなくていい気がします。新規入会チャレンジ
小さいですね、この馬を1800万募集はなかなかだと思います。
胸も浅く腰回りも細い、トモも小さめに見えます。
歩かせると小型馬なりにキビキビ歩きますが前も後ろも筋肉量が足りないので成長待ちという感じですね。
右前が内に入る足付き、飛節は小さい馬なので安定していますね。
よほどの思い入れがなければ新規入会向けの馬かなと思います。
1.5次募集の所感
今年は1.5次募集に残った馬が多いですね、去年よりも多いと思います。
1次募集の抽選倍率はキャロットクラブではわからないのですが、一般でも出資が叶っている会員さんが多い印象をSNSなどを見ていると受けますし、今年は近2~3年と比べると全体価格の向上もあってかやや低調な売れ行きだったと言えるのではないでしょうか?
コロナ社会が終わりを告げ、旅行や飲み会などにお金が使えるようになった影響により、一口馬主に割けるお金が少なくなっているというのもあるかもしれないなと感じています。
1.5次のラインナップを見ると、やはり残るべくして残っているなという馬が多い印象。
特にサイズが小さい馬がやはり多くなっていますね。この辺りはどれだけこれから伸びるかにかかってくると思います。
その中で強いて言えば、このメンバーの中で注目馬をあげるとすれば、No96の高額地方馬ペニーウェディングの23。やはりこの馬ですね。
この馬は動きは悪くないと思いますが、お値段が高いタイプ。
1.5次募集の中では僕は総合的にいい馬なのではないかと思います。あとはクリソベリルを信じるかどうかというところでしょうか?
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬をわずか350万円ほどで落札できました。
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入厩中が月1.2万円程度となっています。
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さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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