エネイブルの半弟セントロイドを豪州で共有!生涯収支はいくら??

どうも、ジェイです。今回は私がRSSで共有させていただいていた、エネイブルの半弟・セントロイドの生涯収支は一体どの程度だったのか?お伝えする記事を書いていこうと思います。

この記事を通して、オーストラリアで共有馬主をするにはどのくらいお金がかかるのか?また、このくらいの成績だと(本馬は未勝利・掲示板入着もなし)だとこれくらいの賞金が手元に残るのか?ということを知っていただけたらと思います。

「セントロイドについてご存知ないよ」という方は、過去記事をまずはご覧ください。



セントロイドの戦績は?

過去記事をご覧いただいた方は、ご存知かと思いますがセントロイドは現役馬として欧州から移籍する形で共有馬主が募集されました。

豪州での競走生活は、ジャンプアウトを除くと

・デビュー戦=12着

・2戦目=7着

・3戦目=7着

その後怪我を発症し引退となったため、わずか3戦でした。

月の維持費は?

私はセントロイドの2.5%共有馬主でした。これは日本で言う1/40口に該当します。

40口で一口馬主ではなく共有馬主になれるなんてお得ですよね(笑)

RSSの場合、2.5%あたりの月額の維持費は110豪ドルで固定です。

それプラス、毎月マネジメント料が25豪ドルかかる形になります。

そのため、毎月の維持費は135豪ドルです。

共有馬主を始めた当初は1豪ドル=80円前後で推移していたため

135豪ドルで大体10800円くらいでした。

「約1万円の維持費」とぼんやり理解していましたね。

ところが今は円安が進み過ぎていて、1豪ドル=100円に迫る勢いですから

月の維持費は13500円近くになってしまっています。

※セントロイドは引退したものの他の馬を共有しているため、円安の打撃はしっかり受けております。

セントロイドの実際の月額維持費の明細



トータル収支はいくら?

さて、掲示板は外しているとはいえ、3走したレースの賞金はどの程度なのでしょうか?

RSSの損益計算書などをもとに計算したところ2.5%あたり…

レース賞金の合計は21.65豪ドルでした。

馬は怪我で引退、乗馬となりましたので売却金は0豪ドル。

生涯収入も21.65豪ドルとなります。

どうですか?

とても安いな」と感じられたのではないでしょうか?

それもそのはず、オーストラリアは日本のように出走手当が充実している賞金体系ではなく、レースでしっかり着を拾っていかないと賞金が加算できないようなシステムになっているからです。

逆に日本の地方競馬は出走手当が充実していて、大体の競馬場では月2回出走させれば預託料はペイできるという状況になっています。

元々のセントロイドの2.5%出資代金の2250豪ドル引退までの預託料1120豪ドルを合わせると…

支出合計は3370豪ドルになりました。

そのため、トータル収支としてはー3348.35豪ドルということになります。

1豪ドル=80円換算だと26万7868円の赤字、

1豪ドル=100円換算だと33万4835円の赤字となります。

実際には、預託料は毎月精算をおこなっていたため、為替レートは一定ではありません。

流石に当時のレートでは1豪ドル100円にはなりませんが、いずれにしてもかなりの損失だったということになります。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は豪州馬主の厳しいリアルを突きつける内容になってしまいました。

豪州馬主は日本の馬主以上に、高額レースが多く華があり夢がある分、金銭的にシビアな側面もあります。

私自身、かなりの損失を出てしまいました。

しかし、共有している期間、豪州共有馬主生活はすごく楽しめましたし、更新内容も充実していてレース選択の理由などについても、説明が尽くされていたと感じています。

楽しませていただいた分の費用として割り切れている部分はあります。

もちろん、収支が均衡またはプラスに転じることは目標の1つではありますし、それを実現できる馬を共有したいという思いは持っているのですが、一口馬主も共有馬主もそう簡単にプラス収支が達成できるものではありません。

僕は今「もしダメでもここなら満足・納得できるか?」という視点でクラブ選びやオーナーズクラブ(今回の場合はシンジケートですが)選びをするようにしていて、その意味でRSSさんは満足・納得はできたかなと思い、継続してこちらで別の馬を共有させていただくことにしました。

みなさんももちろん、活躍馬を引ければそれに越したことはありませんが、うまくいかないことの方が多い世界です。「うまくいかなかった時にここなら満足・納得できるかな?」という視点でクラブやオーナーズクラブを選んでみると言うのも、1つありなんじゃないかなと筆者は思います。

↑RSS川上代表著書「南半球で馬主になる」入門書として必読の1冊です

PS 余談ですが、こうやって集計していると、為替の影響はすごく大きいなと思いました。

維持費を払うタイミングで鬼の円高、レースで走って賞金が振り込まれるタイミングで鬼の円安になると、海外馬主的にはすごくハッピーですね(笑)

2.5%くらいで楽しむ分には、為替レートの変動の影響はものすごく大きなものではありませんが、それこそ1頭持ちをする場合などは、為替レート変動も馬鹿にならないと思います。

日本国内以外に為替リスクというものも海外馬主にはつきまというということも覚えておいた方がいいかもしれません。

豪州も日本も本来は通貨の信頼度はそこまで低くない部類のはずなので、一昔前のギリシャのように通貨崩壊みたいなことになることはまずないと思うのですがね、、、日銀に頑張ってもらうとしましょう。(笑)




ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。

—最近の私–

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26歳日本人、海外に馬を買いに行きます。 - サラブレッド研究所 / Thoroughbred Lab. へ返信する コメントをキャンセル

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