今回はドバイシーマクラシック2024予想記事を掲載していきます。よろしくお願いします。
ドバイシーマクラシック傾向
メイダン競馬場は楕円形の左回り平坦トラックコースで芝1周2400mダート1周1750mです。
最後の直線は芝450m、ダート400m 2014年まではダートはなくAW(オールウェザー)でしたが、アメリカダート馬招聘のため?ダートに変更となったと言われています。
芝はバミューダグラスにペレニアルライグラスをオーバーシードした香港のシャティン競馬場と同じ構造、洋芝ですが欧州遠征などと比べると日本馬も力を発揮しやすい舞台と言えるでしょう。
芝コースは差しもしっかり決まりますが、前に行った馬が不利だということもなく比較的フェアな馬場状態で開催されることが多い印象を受けます。
シーマクラシックは近2年、シャフリヤールとイクイノックスと日本馬が連勝中。
相性がいい舞台です。
それ以前は、イギリス馬ミシュリフや地元UAE馬などの活躍が目立ちました。
2400mは日本馬や欧州馬が得意とするレンジなので、その通りの傾向が見て取れます。
ペースとしてはヨーロッパ遠征馬が多いためか、スローからの瞬発力勝負になりやすいレース。
ここ数年のレースを見るとスローではありますが後方待機からの外差しが決まっている印象。
上がりの瞬発力がある馬の評価をあげておきたいところです。
また、2017年〜2019年は3年連続でビュイック騎手が勝利していました。このうち2回は地元アップルビー厩舎とのコンビです。
印
◎スターズオンアース
○リバティアイランド
▲オーギュストロダン
△シャフリヤール
☆レベルスロマンス
☆ジャスティンパレス
注ジュンコ
各馬評価
◎スターズオンアース
着順的に近走勝ちに恵まれていませんが、非常に安定感のある馬で日本オッズで買うことを考えても、リバティアイランドが人気を背負うであろうことを考えると旨味はあるのではないかと思います。
前走有馬記念ではドウデュースの0.1秒差2着、その前のジャパンカップはイクイノックスがいたので着差は離された3着でしたがリバティアイランドとの着差は0.1秒差とほとんど差はありませんでした。
母系は欧州系スタセリタのボトムラインで、欧州的なスタミナ・タフネスもありそうな血統。
オークス以来勝ち星に恵まれていませんが、ここで勝利を収める可能性は十分ありそうですし、頭じゃなくても2~3着内に来る安定感は高いと思うので軸としても最適だと思います。
○リバティアイランド
前走ジャパンカップはイクイノックスが怪物過ぎただけで、実質勝ちに等しいほどの競馬だったと思います。
初の海外遠征になりますが、母系は豪州系の血統ですからドバイのメイダン競馬場の馬場で、パフォーマンスを大きく落とすことはないのではないかと思います。
本命のスターズオンアースとジャパンカップでは着差が少ないものの2着と先着する力を見せていて、4歳になってからの初戦となりますがいきなり力を発揮する可能性もありそうです。
4歳世代は世代レベルが…と言われていますがこの馬はジャパンカップでのパフォーマンスを見ていると十分古馬にも通用する馬だと思います。
▲オーギュストロダン
ディープインパクト産駒で母父ガリレオという母系に欧州血統を合わせた配合の活躍馬。
特に前走BCターフ(3着シャフリヤール)はムーア騎手が会心の騎乗だったという部分も否めないが強い勝ち方であったことに加え、硬くてスピードが必要な馬場にも対応できるところを示しました。
欧州系の馬、例えばエミリーアップジョンなどは戦績やレーティングは高いですが、こういったスピード馬場に対応できるかが現状不明のため、ぶっつけ本番という形になります。
こなせてしまう可能性もありますが、戦績やレーティングで人気するならこういった馬よりは、スピード馬場への適性を示しているオーギュストロダンなどを上位評価していきたいです。
△シャフリヤール
一昨年のドバイシーマクラシック勝ち馬ですが、今年は一昨年に比べてレベルは上がっていると思いますので、なかなか一筋縄ではいかないのではないかと思います。
去年はポジションが取れず5着に沈みましたが、その後のBCターフ(勝馬オーギュストロダン)や有馬記念の走りを見ていると、まだまだ戦えそうな印象です。
特にBCターフはライブ観戦していましたが、あわや勝ちまであるかと思うほどの走りで、着差も0.2秒差とかなり詰めていたので、抜群の騎乗だったオーギュストロダンとシャフリヤールのレースを比較すると、そこまで大きな実力差はスピード馬場であればないかもしれないと思います。
日本オッズ的に馬柱で人気が高まらないのであれば、馬券的にも妙味がある1頭かなと思います。
☆レベルスロマンス
去年のドバイシーマクラシックでは7着に沈んでしまっていますが、日本馬からも実力馬が挑んだ前走アミールトロフィー(カタールG1)での逃げ切り勝ちを見ていると、ひょっとしたら馬券内に突っ込んでくる可能性があるのではないか?とみています。
一昨年に行われたBCターフではミシュリフやネーションズプライドなどを下して勝利していて、実力的には上位クラスの馬であることは間違いありません。
カタールのレースを見ていた人は多くないでしょうし、日本プールでは人気薄になるといいなと思いますね。
☆ジャスティンパレス
宝塚記念でイクイノックスの0.2秒差3着、天皇賞秋では、イクイノックスの0.4秒差2着とイクイノックスに迫る走りを見せているのがこのジャスティンパレスです。
有馬記念では4着となっていますが、着差は0.3秒差とそこまで離されていませんし日本馬上位勢とも全くそん色ない経歴を持っている馬だと思います。
初の海外遠征で力をどれだけ出せるか?という点において少し評価を下げましたが、頭まであるほどの実力馬だと思います。
注ジュンコ
前走は叩きのAWレースなので着順などは気にする必要はないかと思います。
注目に値するのは香港ヴァーズでゼッフィーロなどを抑えて勝利している点。
バイエルン大賞などの勝ち馬でどっちかというとパワー系の馬場を得意とする馬だと思っていましたが香港のスピード馬場にも適応して活躍していたので、芝の構成比率が似ているメイダン競馬場でも激走する可能性があるのではないか?と思い穴馬候補として指名します。
ただ、日本プールのオッズがどうなるか正直執筆時点では読めないので、それなりに人気になるのであれば、あまり妙味はないかもしれません。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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