今回は日本の有力馬が多数出走するドバイワールドカップデー2024ということで、発走時間や中継の有無、注目馬などをまとめていきます。
よろしくお願いいたします。
発走時間と馬券発売対象レース
日本時間2024年3月30日(土)~31日(日)に行われます。
日本国内で馬券発売が行われるのは以下の4レースです。(※参考JRAHP)
ドバイゴールデンシャヒーン(G1)
メイダン6R 1,200m(ダート)
日本時間 3月30日(土曜)23時25分
出走予定日本馬
ケイアイドリー
ドンフランキー
リメイク
(地)イグナイター
ドバイターフ(G1)
メイダン7R 1,800m(芝)
日本時間 3月31日(日曜)0時10分
出走予定日本馬
ダノンベルーガ
ドウデュース
ナミュール
マテンロウスカイ
ドバイシーマクラシック(G1)
メイダン8R 2,410m(芝)
日本時間 3月31日(日曜)1時00分
出走予定日本馬
ジャスティンパレス
シャフリヤール
スターズオンアース
リバティアイランド
ドバイワールドカップ(G1)
メイダン9R 2,000m(ダート)
日本時間 3月31日(日曜)1時35分
出走予定日本馬
ウィルソンテソーロ
ウシュバテソーロ
デルマソトガケ
ドゥラエレーデ
メイダン競馬場概要
舞台となるドバイ・メイダン競馬場は楕円形の左回り平坦トラックコースで芝1周2400mダート1周1750mです。
最後の直線は芝450m、ダート400mとなっています。
2014年まではダートはなくAW(オールウェザー)でしたが、アメリカダート馬招聘のため?ダートに変更となったと言われています。
ダートとはいえ、泥質に近いもので、馬場は軽くスピードが出やすいのが特徴。アメリカ的な馬場のため日本馬の場合は地方競馬のようなタフな馬場よりは、東京ダート1600mのようなスピードを求められる舞台や、芝レースで活躍していたような馬が好走傾向にあります。ダートは差しも決まりますがやや先行勢有利な印象です。
芝はバミューダグラスにペレニアルライグラスをオーバーシードした香港のシャティン競馬場と同じ構造、洋芝ですが欧州遠征などと比べると日本馬も力を発揮しやすい舞台と言えるでしょう。
芝コースは差しもしっかり決まりますが、前に行った馬が不利だということもなく比較的フェアな馬場状態で開催されることが多い印象を受けます。
中継の有無
日本のグリーンチャンネルでの中継が行われます。
「2024ドバイワールドカップデー中継」
放送日時:3月30日(土曜)21時00分から26時30分
ゴドルフィンマイル(G2)、ドバイゴールドカップ(G2)、アルクオーツスプリント(G1)、UAEダービー(G2)、ドバイゴールデンシャヒーン(G1)、ドバイターフ(G1)、ドバイシーマクラシック(G1)、ドバイワールドカップ(G1)を生中継で放送予定
無料放送(メアド登録必要)
このほか、フジテレビ系列S-park(関西エリアはうまんちゅ)にてそれぞれ25時からドバイワールドカップSPが放送されるようで、ドバイシーマクラシックとドバイワールドカップの生中継を行うようです。
また、YouTubeでは主催者であるRacing Dubaiが中継を行う可能性がありそうです。
https://www.youtube.com/@RacingDubai/streams
注目馬解説
ドバイゴールデンシャヒーン
日本勢の中で最注目は前走リヤドDSを勝利したリメイクでしょう。
コリアスプリントでも圧巻のパフォーマンスで海外の馬場はお手の物。国内ではドンフランキーにも勝利しています。JBCスプリントではイグナイターに敗戦したものの、地方の馬場とメイダンの馬場は異なるためこの舞台ならリメイクが最上位かと思います。
海外勢では去年のドバイゴールデンシャヒーン勝ち馬のシベリウスや、同レース4着馬のホプキンズ。BCスプリント3着馬のナカトミあたりが有力かと思います。
ドバイターフ
ここはやはり、有馬記念で素晴らしい勝ち方を見せたドウデュースが中心でしょう。
馬体の筋肉量を考えても2400mや2500mでも力を発揮できていますが、本質的には僕は1800~2000mあたりがベストではないかとみています。日本馬が活躍するこの舞台で、さらなる躍進に期待したいです。
ダノンベルーガも去年同レース2着馬と適性を見せていて、期待が寄せられています。ナミュールも前走似た馬場適性の香港で好走しており期待が持てますし、マテンロウスカイも香港で活躍したモーリス産駒、ここで前進があってもおかしくないでしょう。
海外勢では、ドバイターフ連覇のロードノースが明け8歳馬になりどこまでピークアウトしているか?香港のゴールデンシックスティら、超有力馬としのぎを削ってきたヴォイッジバブル。香港カップや愛チャンピオンで着差の無い2着に来ている実力馬ルクセンブルクなども有力です。
ドバイシーマクラシック
世界最高レベルの芝中距離レースが見られることに感謝(笑)
このレースは純粋にどんな結果になるかファンとして楽しみな1戦です。
日本馬からはリバティアイランド、ジャスティンパレス、シャフリヤール、スターズオンアースとどの馬が頭で来てもおかしくない、一線級の馬たちが出走予定。
海外馬に目を向けると、BCターフ勝ち馬のオーギュストロダン。コロネーションCなどを制したエミリーアップジョン。
香港ヴァーズ勝ち馬のジュンコにベルリン大賞勝ち馬シムカミル、カタールのアミールT(カタールG1・国際G3)を逃げ切り勝ちしたレベルスロマンスなど、名前を挙げ出したら切りがないほどの豪華メンバーとなっています。
エミリーアップジョンはややパワー系なのでこの舞台でどうなのか?という懸念はありますがほかの馬はスピード馬場適性を示している馬も多いです。
特に日系血統馬で欧州を中心に活躍しているオーギュストロダンと日本馬の再戦は非常に楽しみです。
ドバイワールドカップ
ラストを飾るのは超高額賞金レースドバイワールドカップです。
やはり注目はサウジカップ僅差の2着だったウシュバテソーロでしょう。
去年のドバイワールドカップでは圧倒的なパフォーマンスで勝利を飾ったこの馬が連覇を目指します。
日本馬では、去年の遠征時もサウジからドバイのローテで成績が上向いたデルマソトガケには再注目です、BCクラシックで2着に入ったのはフロックではないでしょうから、ここで改めて実力を示してもらいたいなと思います。
海外馬で有力なのは、サウジカップでウシュバテソーロをさらに後ろのポジションから差しきったセニョールバスカドールでしょう。しかし、距離延長でこれまで苦戦している傾向があるため、今回の距離延長がプラスに働くとは思えず。日本馬の活躍が期待されます。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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