
そんな「エフフォーリア」の種牡馬としての可能性について今回は書いていく。
輝かしき現役時代
現役時代は11戦6勝。
そのうちG1は3勝しており、特にコントレイルとグランアレグリアを完封した天皇賞・秋は鮮烈な印 象を残した。
エフフォーリアの武器はなんと言っても「レースでの立ち回りの上手さ」。
基本的に先行して良いポ ジションを取り、そこからもう一度脚を使って勝ち切る。
そんな隙のない競馬を見せつけていた。
しかし4歳になってからは不調に陥り、ラストランとなった5歳の京都記念は心房細動を起こしてしまい競争中止。
その後引退が発表された。
待望のエピファネイア後継種牡馬
本馬はエピファネイアの2世代目の産駒である。
この時点で、後継種牡馬を出せたというのは生産者側としても一安心だろう。
現役をもう少し続けられたとの意見はあるかもしれないが、個人的にはここが良い引き際だったとも感じる。
血を次世代に繋げるのも名馬の大事な仕事だ。
エフフォーリアのプロフィール

父はエピファネイア。
この馬は父シンボリクリスエス・母は名牝シーザリオ。
半弟にはリオンディーズ・サートゥルナーリアが並ぶまさに日本を代表する超良血馬。
現役時代は激しい気性を持ち合わせながら、菊花賞とJCを制覇。
しかしこの牝系の弱点である、故障で5歳春に引退を余儀なくされた。
種牡馬としては、まさにロベルト系らしく一発ホームラン型の種牡馬。
あまりアベレージは高くない。
しかし、本馬をはじめ三冠牝馬のデアリングタクトを輩出。
他にもサークルオブライフやイズジョーノキセキ、アリストテレスなど産駒は芝の中距離路線で活躍する馬が多い。
母のケイティーズハートはハーツクライ産駒で現役時代ダートで3勝。
名門ケイティーズ牝系の出身で一族には、アドマイヤムーン・ヒシアマゾン・スリープレスナイトが出ている。
特に母母であるケイティーズファーストからの活躍馬が多く、パワーのある産駒が多い。
これは血統的にリランスとポリックの全姉弟クロスが影響してそうで、これがパワーを伝える源と考えられる。
この2頭を組み合わせたのがエフフォーリア。
エピファネイアは典型的な芝中長距離種牡馬、母父のハーツクライも同じような距離適性である。
走り方も父エピファネイア譲りのストライドの大きさがあった。
現にベストパフォーマンスは東京2000mで行われた天皇賞・秋だったと思う。
一方、既にサンデーサイレンスを2本持っているのも特徴だ。
これはいい意味でも悪い意味でもポイントの一つと考えている。
このクロスが濃くなると気性や体質の弱い馬が生まれてしまうリスクが上がるので注意したい。
特にシーザリオの一族は故障しがち&気性が激しいのでよりケアが必要だ。
ダートもあまり向かないと予想する。
エピファネイアの系統というのもあるが、何よりダート向きの血統が皆無。
種牡馬エフフォーリアはまさに芝中長距離路線の大物のみを狙うようなイメージで良いだろう。
エフフォーリアのおすすめ配合
では恒例のおすすめ配合の紹介をしていこう。
ポイントは以下の2点である
・米国系のスピード血統
・サンデーサイレンスはできるなら4代目以降に
というのもエフフォーリア自体はかなりパワフルな血統をしていて、スピードに乏しい。
これにより母系からは米国的なスピードを補強することが必要と考える。
さらにサンデーサイレンスをすでに2本持っているので、ここの血統はなるべく濃くしたくない。
しかし、日本の繁殖牝馬でサンデーを持っていない馬を探すのも難しい。
そう考えると、せめて代を遠くして血量を薄くすることがベターだと考える。
1.母父にディープインパクトを持つロードカナロア繁殖
ロードカナロアはご存じ世界最強レベルのスプリンターだった馬。
種牡馬としてもスピードのある産駒を出していることが多い。
これはロードカナロアに、ストームキャットやインリアリティなどのスピード血統が多く配合されて いるからと考える。
さらに父ロードカナロア・母父ディープインパクトの組み合わせは意外にもスプリント路線で活躍する馬が多い。(ファンタジスト・ドナウデルタ・ボンボヤージ・ジュビリーヘッドなど)
理由としてはディープインパクトも米国血統繁殖につけられている場合が多く、ロードカナロアも母方の適性を引き出すことが多いので、牝系のスピードの部分が出てしまってると考える。
なのでこのスピードは活かしたいところだ。
また、これによりディープインパクトが3代目に入るのでサンデーのクロスも抑えられる。
まさに一 石二鳥なのだ。
しかもキングマンボ×ロベルトの組み合わせもできる。
この組み合わせも相性が良い。
まさに芝の2000m前後を中心に活躍できそうだ。
2.マインドユアビスケッツ肌
これはまだ少し先かもしれないが、この血統も合うと考える。
少しパワフルすぎるかもしれないが、デピュティミニスターとブラッシンググルームを2本ずつ持っているので、スピード強化にはうってつけ。
日本で既にある程度の地位を築いている同じ米国型ノーザンダンサー系のドレフォンも考えたが、こちらの方がスプリント色が強いのでこちらを選択。
エフフォーリアの弱点であるスピードを解消してくれるだろう。
もちろんこちらも、サンデーサイレンスがない繁殖との方がベターであると考える。
最後に
今回はエフフォーリアについて書かせて頂いた。
4歳以降は力を発揮することが出来なかった本馬だが、3歳時にあげた実績は間違いなく本物。
天皇賞・秋と有馬記念の間の調整中に蹄のアクシデントがあり、そこから追い切りをあまり強く出来なかったとの情報もある。
それを考えると本馬が決して早熟であったとは思えない。
産駒は古馬になってからも成長する産駒が出てくるはず。
そして、生まれた産駒に勝って欲しいレースはなんと言っても「日本ダービー」だろう。
父が鼻差で逃してしまった栄光を産駒に託したいと思う。
それが主戦の横山武史Jの手腕で叶うことができるのであれば、これほどドラマチックなことは無いだろう。
そんな夢を産駒に託して、エフフォーリアの第二の馬生を応援していきたい。

Youtuber
2018年産駒から一口馬主デビュー。
血統をメインに募集額4000万円以下の馬から出資馬を選定するといった、コスパを重視して活動する一口馬主YouTuber。
現在はノルマンディー・DMM・キャロットの3クラブで一口馬主を楽しんでいる。
一口馬主の楽しみをもっと色んな人に知ってもらう為、一口馬主YouTuberとして活動を始める。関西弁がキツイのはご愛嬌(笑)
代表馬はノルマンディーはバイタルエリア・DMMはバックスクリーン
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