馬券を購入されているみなさんは、何のために競馬をしていますか?そうですよね、勝ちたいと思って馬券を買っていますよね。
そんな競馬に必勝法があるとしたら、気になりませんか?その名もマーチンゲール法。
なんだそのどこかの看護師みたいな名前はと思った人もいるかもしれません(笑)
今回はマーチンゲール法とはどういう戦略なのか?を解説していきたいと思います。
<合わせて読みたい>
1 マーチンゲール法とは?
「マーチンゲール法ってなんか難しそうなことやるんでしょ?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、やり方はごく簡単です。
ただし、マーチンゲール法はルーレットなどの勝った時に掛け金が2倍になって帰ってくるギャンブルの必勝法ですので、そこは間違えないようにお願いしますね!
ここは、競馬のブログなので、競馬に置き換えて説明したいと思います。
①単勝2倍の馬の単勝馬券をn(いくらでもOK)円購入
そのレースが外れたとすると…
②前のレースの2倍の金額の単勝2倍以上の馬の単勝馬券を購入
また外れたら…2×2で4倍、また外れたら4×2で8倍…といったように前のレースの倍の金額の単勝馬券を単勝2倍以上の馬にかけていくだけです。
2 マーチンゲール法は必勝法?
では、みなさんが聞きたいのはマーチンゲール法って必勝法なの?ってことですよね。
結論から言うと、「理論的には必勝法です」が答えです。
理論的には?どういうこと?と思われましたよね。
では以下で解説していきます。
先ほど、マーチンゲール法のやり方を説明しましたよね。
前のレースの倍の額を単勝2倍以上の馬にかけていく方法です。
これを続けるだけで必ず当たった時には、掛け金より多くの払い戻しを得られることになります。
例えば1000円からスタートし1、2回目を外し3回目で的中した場合…
支払額:1000+2000+4000=7000円
払戻金:4000×2=8000円
これまでの負け額を取り戻し+1000円になりましたね。
このようにマーチンゲール法では何回目出会っても的中すれば、最初に掛けた額分(今回なら1000円)のプラス収支になるようになっています。
これは高校数学で習う等比数列の和の公式によって、簡単に導くことが可能です。
では、なぜ2倍の馬じゃないといけないのでしょうか?
それは単勝2倍を下回ると、収支がマイナスになる可能性が出てくるからです。
(掛け金を倍ではなく、2倍以下にすれば、オッズが2倍を上まらなくてもプラス回収は可能ですが、競馬に150円などの10の位以下の端数をかけることはできませんので、実現不可能です)
いろいろゴチャゴチャと書きましたが、要するにマーチンゲール法は数学的に証明されたギャンブルの必勝法なのです!
では、必勝法ならなぜみんなマーチンゲール法をやらないのか不思議ですよね?
なぜみんながやらないのか…。
それは一般人の資金力じゃできないからなんです。
例えば、最初の投資額を100円からマーチンゲール法をしたとしましょう。
2レース目には200円、3レース目には400円、4レース目には800円とハズレが続けばどんどん資金が膨らんでいきます。11レース全て外れてしまったとすると、最終12レースに投入する金額は102,400円、トータルで204,700円となり、莫大な資金を投入しなければならなくなります。
1日で20万円なくなってしまう可能性があるのがマーチンゲール法なのです。
しかも、12レースに見事単勝2倍の馬券が当たったとしても、勝ち額は100円にしかなりません。
100円の為に、20万の大金を張るなんて馬鹿らしいですよね。
確かに、マイナス収支じゃないのは素晴らしいことですが、機械的に馬券を買って雀の涙ほどの収支を得ても、全く面白くないですよね。
単勝1番人気の勝率は約3.3割。
1倍台の人気を除けば、3割程度でしょうか。
つまり確率的には、10回に2〜3回は単勝2倍以上の馬が勝つといえます。
しかし、確率は試行回数を重ねれば平均化されますが、短期的に見るとばらつきがあります。
1日に1回も1番人気が勝たない事も起きうるわけです。
なんなら、2日間1番人気が勝たない事だってありえるわけです。
その時に、最後は必ず勝てるからと、強いメンタルを持ち、なおかつハズレが続いても底尽きない資金がある人が使ってこそ初めて必勝法と言えるのです。
しかし、日本では競馬で儲けると一時所得としてカウントされ税金がかかります。
一時所得の得別控除額は50万円。
経費として認められるのは当たった馬券の購入金額のみなので、すぐに税金負けしてしまうでしょう。
つまり、「マーチンゲール法」は机上のみで有効な必勝法と言えます。
ですが、競馬においては自分の予想を加味する事で、的中率をあげる事により、工夫して馬券を買えば、必勝法に近づけると筆者は考えています。
後編では、ふーたが競馬場で実践した”競馬マーチンゲール法”を紹介したいと思います!
未来予知の競馬師
20歳から競馬を始め、学生時代はライタージェイと夜な夜な競馬新聞と睨めっこする日々を送る。ギャンブルよりも競馬予想が好きで、自分が馬券を買わない日でも予想は行う競馬通。コロナ前の日本ダービーでは、徹夜で並んでいる姿が某スポーツ紙に写真付きで掲載された。
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