皆さんこんにちは、ゴルシ産駒を研究しているM石土井です。
サララボに毎週連載で”今日の注目ゴルシ産駒”を掲載しています、よろしくお願いします。
はじめに
他の馬との兼ね合いや調教などを一切排除して、血統的視点からレースを見過ごせない(勝つとは言ってない)産駒をピックアップする“今日の注目ゴルシ産駒”
人気馬も穴馬も同じ視点で見るため、取り上げる基準は好走期待値+(執筆時点での)オッズより期待値が高いかどうか。
その為、人気馬を上げるときは回収率低めで、穴馬は高め。
推し馬や出資馬は評価が甘くなるのでご容赦ください。
過去のピックアップや血統解説はコチラのnoteをご覧ください(集計途中)
今日の注目ゴルシ産駒
東京9R
カヨウネンカ
いわゆる善戦マン的ゴルシ。
血統面では、大きく見ればゼンノエルシドがニジンスキー×プリンスリーギフトを抱えており、3代母マウントソブリンはニジンスキー×テスコボーイ。
これはいずれもゴールドシップが持つロイヤルサッシュ≒パストラリズムと同様の父母相似配合。
タフネスなのは2歳からほぼ長期休養なしで22戦目と言う事を見ていただけると分かると思います。
ちなみに4歳牝馬です。
特にプリンスリーギフト的(ナスルーラ的)な構成要件であるファロス×ブランドフォード×ザテトラークが豊富で、スピードに関しては相当優秀な下地を持っている。
最後のひと押しがもう一声ほしいので、上のクラスで勝ち切るには機動力を上げるBP(バックパサー的血統。コチラの記事参照)的なアメリカ血統をもう少したさないと難しいと思うが、優秀な下地で準オープンまで来た。
東京では切れ負けすると思うが、少しずつ成長し、得意条件では確実に勝ってきました。
勝つのはここでは無いので馬券的な推奨は出来ないですが、ぜひ注目して欲しい産駒。
京都6R
ゴールドローズ
母父はロベルト×欧州ナスルーラであり、ウオッカの父タニノギムレット。カロのクロスが良い。
ゴルシ産駒で数少ない上がり32秒台を出せる馬で、京都外回りは待っていた舞台。
ただ、絶対に出遅れるのでそれで成績が安定しない。仕方ないとはいえなんとかならないかなぁ……
あとは、半年休養明けでどこまで?
ゴルシ産駒は鉄砲は効くのでパドックや馬体重が問題なければ期待したい。
京都9R
ストキャスティーク
ゴルシ牝馬のステイヤー。
母父父のダンシリは非常にゴルシ向きで、スピードも足しつつBP血統も豊富。
全体的に欧州ノーザンダンサーを主軸にスピードと機動力を足している構成。
流石の社台系生産と言った感じ。
ただ、それらのキー血統の要件が少し遠く、もう少し圧縮出来ていれば…という印象。
東京でも上がり最速を出したキレる脚はあるものの、できれば消耗戦でやりたい。
Bコース替わりで走りやすそうなので、雨でも降れば…
新潟1R
スコプルス
ゴルシ産駒のメロディーレーンことキュンストラーの全妹。
母父ブライアンズタイムはロベルト系で、牝系もマルゼンスキーがインブリードされているので、とりあえず未勝利を勝ちたいならこれ以上ない血統。
マルゼンスキー
父ニジンスキー
母父バックパサー
つまり
フレーミングページ≒バックパサー 2×2を持つ。
機動力に優れ、パワー型ロベルトが母父にある事から荒れた芝が適条件。
ちょうど新潟芝はボロボロになってきているので期待したい………が、こちらも外回り。
牡馬は極端に内回り>外回りであるが、牝馬はあまり内外の差はないものの機動力型のスコプルスは内のほうが向いていると思われる。
新潟11R
エリオトローピオ
福島3-1-0-0
以外0-0-0-9
福島の2着も格上挑戦のリスデッドでの2着。
本当は福島で買いたいし、新潟なら内回りが良い。
鞍上も不安なので、オッズが15倍とかつくなら握ってもいいかも。
レギュラーライター:M石土井
Twitter⇨@keiba_mishid01
一口馬主を京都サラブレッド、YGG、広尾、DMM、ノルマンディーなどで楽しんでいる、ゴルシ産駒研究者。noteにてゴルシ産駒にまつわる投稿を行っている。血統分析に重きを置くスタイルで、代表出資馬はドライスタウトやグランベルナデット。ゴールドシップ産駒ではオルノアやブルーローズシップなどに出資している。
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