今回は会員ではありませんが、広尾TCの特別募集馬の検討記事を掲載していきます。
参考にしていただけたら嬉しいですが、あくまで個人の見解ですので、出資は自己判断でお願いいたします。
ストームハートの23
血統
ゴールドシップ産駒の牝馬勝ち上がり率は32%です。
実は牡馬の方が勝ち上がり率36%と実は勝ち上がり率は優秀なのですが、重賞馬出現率が圧倒的に牝馬の方が高いことからゴールドシップはフィリーサイアーとして知られており、本馬も牝馬に出ていることはポジティブに受け取れます。
一方、配合面についてはやや心配な点も。
母父ストームバード系の配合で出走した産駒は9頭いますが、勝ち上がり率は11%と低調です。
個人的にも米国系のダート色がある血統との相性はどうなんだろう?という印象があり、ここはあまりポジティブには現状慣れない要素かもしれません。
一方、ゴルシ産駒に詳しいエムイシさんはストームキャットの距離がこの馬はかなり遠くその影響は薄まっている可能性があり、そこまで大きなマイナスにはならないのではないか?と分析されていました。
本馬は2番子で母の繁殖能力は未知数です。
母は地方で3勝しています。
馬体
この時期の歩様や馬体は見慣れていないので、あまりよくわからないという前提でお読みください。
ちょっと線の細さを感じますが、成長で変わってくる可能性はありますし、芝で走るゴルシ産駒はシュっとスタイリッシュな子も多いので必要以上に割り引く必要はないかなと思います。
ただ、本馬は後ろ脚の可動域が狭めで、ゴールドシップ産駒産駒にしては柔らかさは感じませんね。
ノルマンディーOCでゴルシ産駒は何頭も見てきましたが、「ふにゃふにゃだな」と思うほど柔らかい馬が多い中、この子は結構かっちりした感じに見えます。
このかっちりした感じが出てきているのが、競走能力としてどうなのだろう?という印象です。
父らしさはあまり遺伝していないのかな?と思いました。
正面から見た時の脚の出はそこまで気になりませんが、横から見た時前脚が弓脚気味に見えるのは少し気になるポイントですね、前脚への負担は大きい形かもしれません。
特に芝で考えたい血統だと思うので、前脚負担は少し気になりますね。
ケガなく無事に走れるといいのですが。
個人的に芝馬にダート母馬配合の場合は、馬が中途半端というかどっちつかずになってしまい適性迷子になった経験が多数あるので、よほど馬体面やボトムラインなどに魅力がない限りは抑制的に考えるようにしています。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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