今回は香港マイル2024予想記事を投稿していきます、よろしくお願いいたします。
当日はジェイのG1馬主への道!で14時から同時視聴配信も行います、ぜひ遊びにきてください。
香港マイル概要
シャティン競馬場1600mで行われる香港マイル。
アップダウンがなだらかでフラットコースに近いシャティン競馬場で行われますので、スピード能力が問われます。
洋芝ではありますが、勝ち時計は1分33秒~34秒前後と海外レースとしては時計は速いですね。
日本とは、計測方法が異なるため単純比較はできませんが欧州や中東の時計とは比べることができます。
欧州勢はこのくらいの走破時計を持っているかどうかが1つ尺度になりそうです。
穴を狙うなら、欧州のマイラーというよりは欧州のスプリンターでこの舞台でマイルを試してくるタイプか、中東などのフラットな馬場で結果を出している馬を狙いたいですね。
前の馬も残しますし、後ろからも届くレースが多いので、脚質によるバイアスはそこまでないのではないかと思います。
香港マイルは香港スプリントに並び、オセアニア州で生産された馬が多い地元香港勢の成績が優秀なレースです。
過去10年で日本馬は2勝。モーリスとアドマイヤマーズが勝利していますが、それ以外の8年はすべて地元香港馬の優勝となっています。
歴史的に振り返ってもG1昇格となった2001年以降海外勢が勝利したのは6回のみであとはすべて香港馬が勝利していますので、香港馬を優勢に考えるべきレースだと思います。
欧州勢は苦戦傾向で、香港勢を中心に、次点で日本馬と考えるのがベターかもしれません。
枠の有利不利はあまりなく、まんべんなく馬券内に来ているため過度に気にしなくてもよいと思います。
ローテ的には地元香港ジョッキークラブマイル組が圧倒的に優秀で、これ以外の路線から転戦の地元馬は割引が必要かと思います。
日本のレースではマイルCS組が最も馬券内率が優秀です。
過去レース
2023年
中団6~7番目外目追走したゴールデンシックスティ直線別次元の末脚で弾けて快勝したレースでした。
2着のヴォイッジバブルは5番手あたりとゴールデンシックスティより1列前で競馬をし、内を割って伸びてきましたが2着まで。
後方待機から直線外目で末脚にかけたナミュールが3着に入っているところを見ると、中団~後ろのポジションが有利だったように思います。
2022年
1~2番手でレースを進めたカリフォルニアスパングルが押し切って金星をあげたレースでした。
2着のゴールデンシックスティは、4~5番手追走から直線押し上げましたが、捉えきれず。絶好調の時と比べると、やや反応が鈍かったような気がします。
このレースは中団からも届きましたし、前も残ったので比較的フラット~やや前残りな馬場だったかなと思います。
2021年
後方~中団で競馬をしたゴールデンシックスティとモアザンディスが連対するレースでした。
3着には道中早めから先頭に立ち逃げのような形になったグローリーヴェイズが入りました。
前も残りましたが、後ろからも届く馬場で比較的フラットな印象です。
有力海外馬
ヴォイッジバブル
去年の香港マイルでゴールデンシックスティに次ぐ2着だった実力馬です。
今年は安田記念に出走し現地でその様子を私も見たのですが、歩様に覇気がなく、もともと重視していたのですがちょっとこれでは厳しいかな?と思ったのをよく覚えています。
結果は17着と大敗。今年3月のドバイターフも敗れており海外遠征はあまり得意ではないのかもしれません。
逆に去年11月以降、馬券外となったのはこの海外遠征の2回のみで、他のシャティン競馬場でのレースは毎回安定した着順を残しています。
ローテ的に最も馬券内率の高い前走ジョッキークラブマイルを2番手追走から僅差ながらしっかり勝ち切っており、状態も万全でしょう。
リステッドレースですが、ハイレベルレースの香港ダービー勝ち馬でもあり、実力は間違いないと思います。
ゴールデンシックスティはすでに引退済み。ソウルラッシュには去年の同レースで先着していますから、今回は本命で間違いないかなと思います。
馬券内への期待値は非常に高いのではないかと思います。
ラザット
欧州系の遠征馬はあまり戦績がよくないのが香港マイルの特徴ですが、それに逆らってでも狙ってみたいのがフランス馬のラザットです。
まず、この馬はこれまで1300~1500mと短めの距離を使われており、スピード能力を一定示しているところが好感を持てます。
そしてこれまでのキャリアで敗戦したのは前走日本馬のアスコリピチェーノも出走したゴールデンイーグルの2着のみ。
ゴールデンイーグルは初の海外遠征で、逃げて粘り込み僅差の2着というレースでした。
距離的には一杯になっていた感じもあり、距離延長がいいのか?という疑問はあるものの、稍重にしては時計も優秀ですしハイレベルレースで善戦できたのは大きなプラスだと思います。
トラックバイアス的に前残り感はあり、それに乗った感じも受けましたが、それでも異国の地で高額賞金レースで好走できるのは実力があるからでしょう。
パリロンシャン良馬場での好走歴もあり、硬い馬場は合いそうな気がします。
ギャラクシーパッチ
今年の香港チャンピオンズマイル5着馬です。
G1勝利歴はありませんがここまで着順が安定しており、前走のジョッキークラブマイルでも3着に入っていますから、本戦でも馬券内への期待値は十分ありそうです。
後ろから行くタイプの馬なので、前残り傾向が強い馬場であれば当日軽視しても良いかもしれませんが、差しが決まる馬場であれば逆に評価を上げたい1頭です。
前走は勝ち馬との着差もそこまでありませんでしたし、前残りのトラックバイアスに対して差し脚質で後ろから馬券内に届いているので能力は評価できるのではないかと思います。
オッズ次第ですが、日本馬が人気を集めることで、現地よりも人気薄で買えるのであれば面白い1頭だと思います。
ビューティーエターナル
今年の香港チャンピオンズマイルの勝ち馬です。
それ以降の戦績が奮わないものの、このレースでは今回本命視するヴォイッジバブルや、晩年とはいえゴールデンシックスティを破っての大金星で評価できる1戦だと思います。
去年の香港マイルは6着となっていますがその1つ前のレースは今回と同じくジョッキークラブマイル。
冬シーズンの使い方は去年と今年で全く同じなのですが
去年はこのレースを1着から香港マイル6着となっており、今年は8着に沈んでからの本戦になるのでややこの臨戦過程は気になるところであります。
状態面が整っていれば馬券内に来る可能性は十分あるかと思いますが、臨戦過程的には重めの印では狙いにくいですね。
穴馬として拾っておくくらいで良いかな?と思います。
日本馬の勝算
正直どちらも頭の可能性があるのではないかと思いますし、馬券ないへの期待感は高いです。
まず去年と同じローテでこのレースに向かうソウルラッシュ。
去年は4着でしたがそれ以降は全てのレースで馬券内と安定感を示していますし、去年の勝ち馬ゴールデンシックスティのようなずば抜けた馬もいないので馬券内に突っ込んで来る可能性は去年以上にあるのではないかと思います。
パレスマリス産駒のジャンタルマンタルは、血統的に洋芝適性が高そうですね。
今年の例年よりハイレベルメンバーで争われたNHKマイルを勝利しており、3歳マイラー路線としてはアスコリピチェーノと並ぶ筆頭格だと思います。
そのアスコリピチェーノのゴールデンイーグル遠征は不発でしたが、馬場状態が重そうだったことや外枠に入ってしまったことなどから、勝負にならなかった感もありましたから完全に実力だけで負けたというわけでもないと思っています。
これをジャンタルマンタル世代自体の能力不足と考えるのであれば今回買いにくい馬になるかもしれませんが、私は今年のゴールデンイーグルは酷なレースだったのではないかと考えるのでここは度外視で良いと思います。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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