一口馬主を始めるにはどうすればいい?

ダービー馬に出資することも可能な「一口馬主」。

私は現在、日本で5つの一口馬主クラブに入っていて、会費だけで月1万円以上払っています。まさにどっぷりと「沼」にハマった状態です。なぜ人は一口馬主に魅了されるのか?一口馬主はどうやったらはじめられるのか?どのくらいのお金が必要なのか?を連載記事で紹介させていただきます。今回が連載第二弾になります。

 



 

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一口馬主を始めるには?

一口馬主クラブは基本的にクラブのみに入会するということはありません。そのクラブの募集馬の中から少なくとも一口、出資をして、入会となります。初めのクラブ入会=初めての出資、なのです。 

 

入会金はクラブによって様々ですが、相場は1-2万円です。クラブによってはキャンペーン期間中に入会すれば入会金が無料になったり、友人の紹介があれば入会金が半額になったりと独自のサービスを展開しているところがあります。

 

入会を考えているクラブの入会金の制度がどうなっているか、まずは確認してみましょう。

 

お金はどのくらいかかる?

一口馬主をするには当然,お金がかかります。(1頭持ちの馬主さんに比べたらかなり少なくなりますが)入会金や、馬の出資代などといった初期費用。月1000-3000円ほどのクラブ会費、400-500口クラブであれば出資口数×1000円ほどの維持費がランニングコストとしてかかります。

 

モデルケースとして私の具体例を紹介します。ロードサラブレッドオーナーズに入会(キャンペーン中で入会金は無料)初年度産駒だったドゥラメンテ産駒の牝馬、ソレンニータという馬に一口出資しました。これは一口5万円、500口募集の馬でした。

 

維持費は一口あたり月1200円の固定(差額は引退時返還)2歳1月からファンド解散の3歳8月までの20ヶ月間で1200円×20ヶ月=24000円でした。

 

この馬以外にも出資馬はいましたが、参考のため会費も計算するとロードは1ヶ月あたり2750円ですので2750×20ヶ月=55000円となります。

 

ですので支出総額は

50000円+24000円+55000円=129000円

となります。

ちなみにレース結果はというと…

デビュー戦から9着、8着、10着、9着。

 

すずめの涙ほどの賞金しか稼げず、一番大きな収入は払い過ぎた固定維持費の返還と、地方馬主さんへの売却代。なんとも寂しい結果でした。

 

もちろん、支出をカバーするような活躍をしてくれる馬に出資できれば全く問題はありません。しかし、そう上手く行くことばかりではないのが一口馬主のリアルです。

 

一口5万円、500口でも維持費や会費が積み重なるとこのくらいのお値段になってしまう可能性があります。それを念頭に置いて、家計に無理のない範囲で楽しむのが良いと思います。

 

募集のスケジュールは?

一口馬主の募集馬のシーズンは例年6月〜10月ごろです。この4ヶ月間に1歳馬の募集を行うクラブが多いです。新しく一口馬主を始めようと思っている方はこの期間にクラブの募集馬のラインナップを眺めながら最初のクラブを決めるのが良いと思います。

 

クラブによっては年明け以降も2歳馬の一部に残口があり出資ができる場合があります。しかし、ゴールデンシーズン以外、募集馬ラインナップが出たタイミング以外での入会を僕はオススメしません。なぜなら単純に、出資できる選択肢が狭まるから。

 

あえて戦略的に様子見をして入厩直前に出資をして頓挫リスクを回避するというテクニックもありますが、最初は素直に全ての募集馬から選ぶことを勧めます。何よりここで募集馬検討をすることが、醍醐味の一つでもあるからです。

 

クラブによってラインナップされる馬の血統や方向性に特徴がありますから、自分に合うクラブはどこだろう?と考えながらクラブ選びを楽しんでみてください。

 

注意事項はある?

一口馬主はよく、『沼』と表現されます。その理由に一口馬主の注意点が内包されています。まず一口馬主という趣味の特徴として、『待ち』の時間がとても長いです。例えば1歳の夏に出資をしてから、実際に出資馬がデビューするのは最速で、翌年の2歳6月。約1年間は待ちの期間があります。

 

さらに無事にデビューを迎えても間隔をあけて進めていく厩舎もあります。また、育成途中やレース後に怪我などの頓挫があることも当然あります。

 

待ち時間が長くなるとどうなるか…

ええ、そうです。

待ちきれなくなります。

 

最初は1クラブと決めていたのに…

最初は世代2頭と決めていたのに…

気づいたら2クラブ,3クラブ、5頭、10頭と、歯止めが効かなくなってしまいます。

 

出走数を確保したい、というのも当然あります。今出資している馬と違うタイプの馬に出資したい、あのクラブは楽しそうでいいなぁ、となります。隣の芝生は青いとはよく言ったもので、人間の欲望は無限大であることを痛感させられます。これが俗にいう、『沼ってる』状態です。

 

頭数はある程度いた方が楽しいと思いますし、会費負担のコスパを考えても複数出資については僕は推奨派です。しかし、身を滅ぼしては元も子もありません。自分の生活を脅かさないラインはしっかり引いて楽しむのが良いと思います。

 

一口馬主、と言っても学生さんがバイト代から少額出して楽しんでいる人から、中央の個人馬主もやりながら毎年何百万使っているような人もいます。本当に千差万別です。

 

自分が楽しめたら、それが正解だと思います。自分のペースで楽しむのが吉だと思います。高額出資者達を見ると、金銭感覚が狂いそうになりますけどね。

 

いかがでしたか?

第3弾では、一口馬主の魅力について記載していきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。



 

記事を書いた人 ジェイ

登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSSの豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。

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3 Responses

一口馬主を始めるなら最初におすすめのクラブは? - サラブレッド研究所 / Thoroughbred Lab. へ返信する コメントをキャンセル

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