【一口馬主】高額馬の方が実はお得!?軽視されがちな“維持費”を考える

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回は一口馬主に軽視されがちな”維持費”にフォーカスを当てた記事になります。
目を背けたくなる現実ではありますが(笑)ぜひ最後までご覧ください。

あなたが選ぶのは安い馬?高い馬?

さてみなさん、早速質問です。

あなたは500口クラブの会員で、募集馬を検討中だとします。

A=いいと思っている1口5万円の馬

B=Aと似た血統だが、馬体がよくAより少し気に入っている1口8万円の馬

Aの馬とBの馬、どちらかを選ぶとすればどちらの馬を選ぶでしょうか?

この問いに正解はありませんから、どちらを選んでも全く問題ありません。

ただなんとなく似た血統、同じ父であれば安い馬の方がお得なのではないか?

と感じて、より気に入っている高額な方の馬をスルーし安価な馬に出資申し込みをした経験、皆さんありませんでしょうか?

僕は、このような選び方をした経験が過去にあります。

しかし、現在はこういった選び方をするのは極力やめて、価格ではなく馬の魅力を重視し馬選びをしています。

今回はなぜ私がそういった考えに至ったのかについて、馬の“維持費”にフォーカスしながら記事にしていきたいと思います。

総投資額に占める初期投資の割合

私が、なぜ馬代が少し割高に見えてもいいと思った馬に出資するようになったのか、これは維持費も含めた総投資額に対して、初期費用(馬代)の占める割合がそこまで大きくないことに気がついたからです。

例えば先ほど例示したAの馬(1口5万円/500口)とBの馬(1口8万円/500口)をもう一度思い出して、計算してみようと思います。

引退時期は馬によって様々ですが、一部の一口馬主クラブの所属牝馬が引退時期に設定されている6歳3月という時期を1つの基準としてみます。

計算を楽にするため、維持費は月1000円としてみます(500口だと概ねそのくらいです)。

Aの馬

 

初期投資 5万円

維持費 月1000円×51か月(2歳1月~6歳3月)=5万1千円

総投資額 10万1千円

Bの馬

初期投資 8万円

維持費 月1000円×51か月(2歳1月~6歳3月)=5万1千円

総投資額 13万1千円

同じ時期まで現役生活を続けるとすれば、その馬自身の維持費だけで総投資額は倍近くなります。

5万円と8万円を比べると、なんだかかなり大きな差があるような気がしますね。

ただ10万円と13万円といわれると気分的に「それなら3万円高くても自分が納得できるものを買ったほうがいいかな」という気持ちになりませんか?

僕はなりました(笑)

さらに、実際に一口馬主クラブで出資する場合は維持費がかかります。

仮にあなたが月額3300円会費のクラブに入っていて、6頭の馬に1口ずつ出資していたとすれば、

1口当たりの月の維持費 会費3300円÷6口数=550円

となり、これがさらに維持費にプラスされるとすると…

Aの馬

10万1千円+550円×51か月

総投資額 12万9050円

Bの馬

 

13万1千円+550円×51か月

総投資額 15万9050円

約13万円と約16万円ということになりますので、さらに3万円の差はマイルドに感じられるのではないかと思います。

併せて今回の計算で知っていただきたいのは、馬がこのくらいの時期まで走ればこれだけ維持費負担は大きくなるということです。

馬代が安いからと安易に出資するのではなく、維持費負担にもしっかりと目を向けて無理のない範囲で出資をするのが良いのではないかと思います。





どんな馬でも維持費は同額

維持費負担がいかに大きいかについて、説明させていただきました。

総投資額という考え方に加えて私が少し馬代が高い馬でも気に入った馬に出資するようにしているもう1つの理由が“どんな馬であっても維持費は同額”であるということです。

これは兄貴分の節約大全シーズン2のこまちさんも同様の見解を過去に動画で話されていた記憶があります。

昨今のセレクトセールでは1億円越えの落札額がバンバン飛び出し、中には5億円を超えるような落札額の超高額馬も見受けられます。

一方、1頭200万円~300万円ほどで落札される馬も一般的にいて、その初期投資の額を比べるととんでもなく大きな差があります。

地方競馬は競馬場によって違いますが、中央競馬の場合厩舎の預託料は基本的に同額です(治療や輸送などで生じる細かな差額等は今回考えないこととします)

5億円ホースだろうと、200万円の馬だろうと、中央競馬は月の預託料が70万円なのであればどちらも、等しく70万円なのです。

そうであるならば、少しばかり割高感のある馬でも気に入った馬を選んで、活躍を期待する方がいいのではないかと私は思うのです。

もちろん、募集総額が1億円や2億円というような極端な高額馬ですと、それ以上賞金を稼げる馬の数というのは非常にパイが小さいですから回収期待値は低くなるでしょう。

ただ、募集総額3000万円〜4000万円あたりであれば、私は過度に募集価格で優劣をつけるより、維持費も含めたより大局的な視点で考えて馬の魅力を優先すべきなのではないかと思います。

余談ですが個人的には、初期コストと回収のバランスが最も優れている価格帯は2000万円~4000万円あたりだと考えています。

あくまでもこれは私見ですので、異なる考えを否定するものではありません。

「こういう考え方もあるのか」程度に受け取っていただければと思います。

日本の一口馬主界では特に、維持費が軽視され初期コストのみに皆がフォーカスしているような印象を受けます。

この記事により、1人でも多くの人が維持費の大きさに目を向けて、うまく付き合いながらこれからの一口馬主ライフをよりエンジョイしてもらえたらと願うばかりです。

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