【大活躍】新種牡馬リーディングぶっちぎり!スワーヴリチャードを考察する

ジェイ
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どうも、ジェイです。
今回は2歳新種牡馬について記事にしていこうと思います、よろしくお願いします。

スワーヴリチャード産駒が大暴れ

今年の2歳馬が初年度世代となるスワーヴリチャード産駒の勝ち星が多いと話題になっていますね。

実際、2023年8月17日執筆時点の成績は…

・スワーヴリチャード(9-4-6-3-0-12)

と9勝という勝ち星もさることながら、驚くべきはその掲示板内率(好走率)の高さですよね。

着外が12走しかないという安定感の高さは目を惹くものがあります。

参考までに、注目を集める新種牡馬産駒は…

・ブリックスアンドモルタル(2-1-2-3-1-13)

・レイデオロ(2-2-1-1-1-14)

・ニューイヤーズデイ(0-3-4-2-2-6)

以上のようになっています。

見比べるとスワーヴリチャード産駒が特出しているのがよくわかると思います。

レイデオロが失敗種牡馬でブリックスアンドモルタルはサンデーサイレンスの再来だともてはやされましたが、現時点の成績はほぼ同じくらいになりましたね(笑)やはりまだまだ評価はわかりません。

ニューイヤーズデイ産駒については勝ち馬こそ出ておらず、あと一歩の決め手の無い馬が多い印象を受けるものの、好走している馬は多いのでまだまだ評価を下げるべき段階ではないと思います。



種付け料の推移は?

スワーヴリチャード産駒の種付け料は

・初年度(2020年) 200万円

・2021年      200万円

・2022年         200万円

・2023年      200万円

と4年間、種付け料は据え置きにされています。

種付け頭数の推移を見てみると…

・初年度(2020年) 123頭

・2021年      94頭

・2022年      81頭

となっていて、実は種付け頭数は減少し続けているんですよね。

スワーヴリチャード産駒はハーツクライ産駒の後継筆頭になるのではないか?という声があった一方で、デビュー前の馬産地での評価はそこまで高くなかったのかもしれませんね。

初年度産駒の活躍を受けて、今後種付け頭数や種付け料は高騰することが予想されますので、初年度はまさに”青田買い”成功だったのかもしれませんね。

大物候補馬は?

驚異的な勝率が目を惹くスワーヴリチャード産駒ですが、大物候補もすでに出ています。

特に注目は出世レースといわれる2歳OPレースのダリア賞を上がり最速の差し切り勝ちを制したコラソンビートですね。

次走は執筆時点では決まっていないものの、重賞路線に挑戦していくことになりそうです。

この馬はラフィアンで総額1100万円(1口11万円)で募集されていた馬なので、コストパフォーマンスとしても素晴らしいものがあると思います。

ボトムラインはビッグレッドが大切にはぐくんできた血統。

3代母からはウインマリリンやウインマーレライが出ていますね。

また、1勝馬ですがサンデーのレガレイラも要注目の1頭です。

新馬戦では、出遅れながら上がり最速の末脚で逃げていた2着馬を差し切って勝利しました。

3代母はあのウインドインハーヘアで、母のロカはブラックタイプ。半兄はドゥラドーレスという良血馬です。



早期から活躍できる理由は?

ハーツクライのトップラインから考えると、晩成傾向をイメージしてしまいますが、スワーヴリチャード産駒は仕上がりが早そうですね。

後継種牡馬はジャスタウェイもそこまで仕上がりに時間がかかるタイプではなく、ハーツクライ系=晩成というイメージはそもそも間違いなのかもしれません。

特に、スワーヴリチャードは現役時代から2歳9月にデビューした後、2歳10月の2戦目で未勝利戦を勝ち上がり、その約1か月後の東スポ杯2歳Sで2着に入り、3歳初戦の共同通信杯を制すなど、ハーツクライ産駒にしては仕上がりの早さが目を惹く馬でした。

血統的にその理由を分解すると、母父アンブライドルズソングから供給されるファピアノ。

またボトムラインから供給されるシアトルスルーなど早熟性とスピードをプラスする血統が多く母系に含まれることがその理由と思われます。

ただ早熟一辺倒かといわれると、古馬になってからも筋肉が硬くなりにくい要素である柔らかさを伝えるCaroも入っているので、ここがうまく作用すれば古馬になってからも長く活躍できる産駒も出てきそうだなと感じますね。

大成功種牡馬か…?

既にスワーヴリチャードは大成功種牡馬だ!と息巻いている方々もいらっしゃいますし、私自身予想以上にスワーヴリチャード産駒が走っているので気になっているのは事実ですが、ブリックスアンドモルタル産駒のデビュー直後のブームは一体どこへ行ったのか?という話です。

まだまだ、わかりませんよ(笑)

早熟性のある種牡馬で、2歳の夏から結果を出せる種牡馬であることは間違いありませんし、繁殖の質を考えると大健闘していることは間違いないと思いますが、イコール大成功種牡馬かどうかはまだ、サンプル不足だと思います。

特に夏競馬のローカル競馬場で結果を出している産駒が多いので、秋~冬と舞台が移ろう中でこの成績を保てるのかは要注目ポイントですね。

同じくハーツクライ産駒の後継種牡馬ジャスタウェイは、勝率や複勝率のTOP2が函館と新潟となっていて、まさに夏競馬の時期になります。

中京や中山はジャスタウェイ産駒は不得意としていましたので、このあたりの競馬場適性がスワーヴリチャード産駒はどうなるか?ぜひ注目したいところです。

このあたりでもバンバン活躍するようであれば、スワーヴリチャードは末恐ろしい種牡馬になっていく可能性が俄然高まるのではないでしょうか?


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4500人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

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