【ケンタッキーダービー2023予想】昨年度回収率100%超えのPONが『いい負け方』をした2頭を狙い撃ち!

PON
PON
皆さんこんにちは、PONです。
普段はYouTubeチャンネル「PON HORSE CLUB」で毎週主にJRA重賞の予想を動画として配信しております。
昨年度の単複回収率は103%でした。
今週はケンタッキーダービー2023の予想をこちらの記事で紹介したいと思います。
YouTubeの方でも予想公開しているので、そちらも併せてご覧いただけましたら幸いです。

ケンタッキーダービーは順当?波乱?

ケンタッキーダービーを予想する上で、まずはこのレースが「順当決着か、波乱決着か」を調べてみるました。

これまで日本で馬券発売されたのは、2019年と2022年の2回。

その時の配当は、

2019年

1着:カントリーハウス(14番人気)

2着:コードオブオナー(11番人気)

3着:タシトゥス(4番人気)

単勝:6660円

馬連:301030円

3連複:885690円

3連単:16298210円

2022年

1着:リッチストライク(19番人気)

2着:エピセンター(1番人気)

3着:ゼンダン(4番人気)

単勝:9510円

馬連:45390円

3連複:155910円

3連単:1667880円

どちらも大波乱の決着です。このことから見ると、波乱含みのレースとして考えるのが吉かもしれません。

しかしのちょっと前まではそんなことはないです。

2013年のオーブから2018年のジャスティファイまでは、現地オッズで1番人気の馬がなんと6連勝もしました。

ちょっと前までは、強いと目されていた馬が順当に勝ち切るレースだったことがわかります。

なので当たり前のことではありますが、馬の実力を正確に把握し、人気の馬が強そうであれば素直に信頼する。そして、波乱にも対応できるよう手広く買うことが大切だと考えております。



ケンタッキーダービー予想のポイント

過去のケンタッキーダービーに関してもう少し紐解いていきましょう。

過去10年のうち7年で、「前走1着以外の馬」が馬券に絡んでおり、

2019,2021,2022年と、直近4年のうち3年は「前走1着以外の馬」が勝利しております。

私はこのような馬たちが波乱を演出している要因だと思います。

私がJRAの2,3歳戦の予想で心掛けていることとして、

過去(特に前走)に「良い負け方をした」馬を重視することがあります。

2,3歳はキャリアが浅いことも相まって、馬柱が綺麗な馬がやたらと評価され、

1度の敗戦で急激に評価を落とす馬が散見されます。

1回負けただけで、それまで単勝2倍台とかだった馬が、急に次のレースで20倍、30倍のように一気にオッズが急降下する、それが2,3歳戦です。

負けていることって、正直強みなんですよね。

弱点がしっかりわかっているからこそ、それを露呈しない競馬、誤魔化す競馬ができると思うんですよ。

なのに、1度負けただけで不当な人気に成る馬が、JRAでも割と穴を空けております。

今年のケンタッキーダービーにおいても、現地オッズを見る限りやはり馬柱が綺麗な馬が人気になっている傾向があるような気がしており、

この戦法は海外レースにおいても「通用する」と感じております。

なのでここは、JRAでの予想と同様に前走で「良い負け方」をした馬を中心に予想を組み立てていければ、

かなり美味しい馬券にありつけるのでは?という仮説のもと、予想をしていきたいと思います。

◎2ヴェリファイング

◯8メイジ

▲15フォルテ

各馬評価

◎2ヴェリファイング

本命はヴェリファイングです。

今年のケンタッキーダービーの前哨戦を一通り観た結果、

1番「良い負け方」をしたと思ったのがこのヴェリファイングでした。

前走ブルーグラスSではタピットトライスと僅差の2着に敗れてしまいました。

このレースについて簡単に解説すると、ヴェリファイングは好スタートを決め2番手追走したのに対し、タピットトライスはスタートが今ひとつで後方追走。

3コーナーあたりからタピットトライスは追い出しを開始し、4コーナーではヴェリファイングとの一騎打ち、叩き合いに。

残り100mまで一進一退の攻防が続くものの、最後はタピットトライスがヴェリファイングをアタマ差交わすという結果になりました。

ヴェリファイングの優等生ぶりとタピットトライスの荒削りさと底力が目立ったレースでしたが、

私はヴェリファイングの方を評価したいと思っております。

というのも、タピットトライスは確かに強いもののまだ未完成な印象があり、

多頭数のケンタッキーダービーにおいて同様のパフォーマンスができるとは限らないと思います。

対してヴェリファイングは好位につけられる強みがあり、

今回ケンタッキーダービーでは2番という好枠を引くことができました。

もう行くしかないし、先行できれば前走と同等かそれ以上のパフォーマンスが可能だと思います。

加えて、タピットトライスの前走の4角の勢いは物凄かったです。

それにも関わらず、2番手追走していたヴェリファイングは最後まで叩き合いが出来ていたところに、ヴェリファイングの底力、勝負根性を感じました。

血統的にも、父は米国クラシック三冠馬のJustify。ケンタッキーダービーの親子制覇は全然可能性としてあると思います。

また、ブルーグラスSからのローテーションは近年のトレンドで、近5年のうち4年において前走ブルーグラスS組が馬券になっております。

以上のことより、このレースで「最も実力不相応のオッズをつけられている馬」はこのヴェリファイングだと感じたので、本命に抜擢します。

◯8メイジ

対抗はこちらも前走相当「良い負け方」をしたと思っている、メイジです。

メイジは前走フロリダダービーで、道中11,12番手あたりから進めるも、3コーナー付近から大マクりを仕掛けました。

最後はフォルテの決め手に屈してしまったものの、この馬も十分強い競馬を見せました。

完全に勝ちに行った、フォルテを倒しに行った競馬でありながらも屈してしまったことは不安ですが、

フロリダダービーは1800mであるものの、ケンタッキーダービーは2000mで行われます。

フロリダダービーのマクりで魅せたあのスタミナは間違いなく武器になると思うし、

距離延長+もう少し仕掛けのタイミングを遅らせれば1番人気フォルテとの逆転があってもおかしくないと考えております。

また、フロリダダービー組は過去10年のうち5年で馬券になっている相性の良いレースであり、

2019年にはフロリダダービー3着馬コードオブオナーがケンタッキーダービーで2着。

フロリダダービーからのローテーションはプラスでしょう。

個人的に全ての前哨戦の中で1番レベルが高かったのはフロリダダービーだと思っているので、

その中で「良い負け方」をしたメイジに対抗を打ちたいと思います。

▲15フォルテ

単穴は1番人気濃厚である、フォルテです。

キャリア7戦6勝。

この時期の3歳馬で既にGⅠ4勝という圧倒的な実績。

日本ではこんなこと考えられないですよね。笑

前走フロリダダービーでも、勝ちに行くマクり競馬をして抜け出した今回の◎メイジを嘲笑うかのように外から差し切り、GⅠ4連勝を達成しました。

そしてフロリダダービーからのローテーションはこのケンタッキーダービーにおいて非常に相性が良いです。

不安要素は外枠を引いたことや、

デビュー戦で1000mを使った程の馬が2000mに対応できるかどうかなどとありますが、

これらの不安要素を軽く跳ね除けるポテンシャルの持ち主である可能性は相応にあると思います。

なので単純に勝つ可能性が1番高い馬はこの馬だと感じておりますが、

他馬と比較して何枚も抜けた馬…という程圧倒的な存在ではないと思います。

◎ヴェリファイング、◯メイジとのオッズ差を考えると、期待値はこの2頭の方が高いと感じました。

ただ、実績などを見る限り流石に▲より下の印はつけられません。

よって単穴としました。



他の前哨戦GⅠの勝ち馬は?

現状、前哨戦GⅠ勝ち馬のプラクティカルムーブ、エンジェルオブエンパイア、タピットトライスの3頭に関しては軽視をしております。

理由に関しては、文字数が多くなってしまった為今回は割愛します。

こちらは私の個人YouTube動画で話しているので、宜しければ是非ご覧下さい。

日本馬は?

日本馬はこれまで4頭が出走しており、以下のような結果となっております。

1995年:スキーキャプテン→14着

2016年:ラニ→9着

2019年:マスターフェンサー→6着

2022年:クラウンプライド→13着

最高着順はマスターフェンサーの6着と、勝ちどころか掲示板すら1度もありません。

日本馬にとって鬼門のレースである、と言えるでしょう。

これの理由としてよく言われているのは、日本のダートを「砂」とするならば、米国のダートは「土」のような硬い馬場である為、日本のダートの適性がある馬がそのまま通用するレースではない、ということです。

しかし、今年は史上初の複数頭の出走。

デルマソトガケ、コンティノアール、マンダリンヒーロー(5/2現在補欠2番手)の最大3頭が出走します。

デルマソトガケは年末全日本2歳優駿を制し、3月にUAEダービーを制覇。

コンティノアールはそのデルマソトガケにもちの木賞でハナ差に迫っております。

そして地方馬マンダリンヒーローは、既に米国のGⅠサンタアニタダービーを使っていて、今回上位人気が予想されるプラクティカルムーブ相手にハナ差まで迫っております。

これらのことからも日本馬は歴代最強の布陣で臨んでくることがわかります。

UAEダービーを圧勝したデルマソトガケと、それに迫ったことがあるコンティノアール。

そして「土」のダートで好走した経験がある地方の雄マンダリンヒーロー。

どの馬も1発あってもおかしくないとは思っております。

正直オッズが辛い為重い印を打たないだけであって、ある一定チャンスはあると考えているので、

買い目には入れておこうかなと思っております。

余談ですが日本馬の着順予想としては、

(マンダリンヒーロー)>デルマソトガケ>コンティノアール

と予想しております。参考にしたい方はどうぞ。笑

推奨買い目

単複 2(本線)、8(抑え)

馬連 2,8,15 BOX (抑え)

3連複 2,8,15-2,8,15-全 (本線)

→大荒れ期待の3連複です。ちょっと点数多い!配当安めで良いから、点数減らして欲しいよ!という方は、2,8,15のワイドBOXでも良いと思います。

予想のコンセプト

私はJRAの2,3歳戦において、前走「良い負け方」をした馬にオッズ妙味があると考え、積極的に狙っている。

海外オッズを見る限りケンタッキーダービーにおいてもこれが「使える」と判断し、前走「良い負け方」をした2頭を◎◯にピックアップ。

これに、相当な大器だと感じさせる▲フォルテを追加。

近年の傾向としては大波乱もあり得ると感じ、この3頭から流して大物を釣り上げるのが狙い。

それでは、良いケンタッキーダービーを!

頑張れ日本馬!!


PON馬券塾 PON

Youtuber

競馬予想系YouTube「PON HORSE CLUB」を運営。
江分輪太の弟子。馬券は穴から。
極度の現地観戦主義者で、1年間で競馬場に72回行ったことも。
ヤクルトスワローズ・川崎フロンターレ・大相撲・お笑い芸人・酒を愛する男。
一口馬主はキャロット・シルクに入会中。代表馬はシルブロン・アンクロワなど


~大人気競馬グッズのご紹介~

あの名馬たちがBIGぬいぐるみになって登場!愛車に乗せたり、部屋に飾ったり、使い方たくさん!最近はUFOキャッチャーの景品として販売されたりお金がかかるけど、直接買ったほうが安くて確実かも?!

3 Responses

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です