はじめに
はいはいど〜も、のあです♪
前回のアシェットの24の記事がご好評いただいたので、今回も10月29日から募集が開始されるターファイト募集馬の考察をしていきますよぅ♪
ちなみにアシェットの24の考察はこちら↓
今回もなるべくカジュアルに、できるだけ個々の血に説明を入れながら考察していこうと思っていますので、血統入門的な部分でも楽しんで頂けたらと思います♪
今回考察する仔はピエールドリュヌの24です♪
まずは血統表を見てもらいましょう♪
これはなかなか濃ゆくて美味しそうです♪
母系が特に濃ゆいですね♪
では、いってみよ〜♪
血を探る。(父系)
それでは、まずは父であるリアルスティールの産駒傾向を探ってみましょう。
リアルスティール産駒は芝・ダート兼用ですが、それは母系を出すという点が大きなポイントです。
キングカメハメハやロードカナロア親子なんかも母系を出すタイプですが、リアルスティールもかなり母系の傾向を引き出します。
母系がダート構成ならダート馬に、芝構成なら芝馬に出します。
つまり母系を精査すればその仔の特徴や適性が見えてくるという事になりますね。
であれば、今回は母系の考察とリアルスティールの持つ血統構成との親和性などを中心に考察していきましょう♪
ただし、メンタル面での特徴もいくつかあるので一旦紹介しておきましょう。
リアルスティール産駒はメンタルが弱いというか、へこたれる系で弱いわけではないんですが一気にやる気を無くす気分屋な面があります。
内で揉まれるとやる気をなくしますが揉まれない位置や外外を気持ちよく走れば激流でも好走します。
こちらは馬券的な攻略にも使えますが、外枠と少頭数は好条件です。
あとはディープ産駒ですが馬力型で湿った芝は得意ですし、締まったダートも苦にしません。
これはスピードの質と絶対値が中間にあるからだろうと思われます。
主だった特徴といえばこの程度でしょうか。
というわけで、さっそく母系の考察に移りましょう。
血を探る。(母系)
牝系としてはビューチフルドリーマーに辿り着く12号族で名牝系です。
東京コースで活躍馬を多数出し特に東京マイルに適性を示しています。
今はそれほど勢いがありませんが、主流馬場での活躍馬を出せるのはやはり見過ごせない点なので余談程度ですが紹介しておきました。
ではまずは一番目につく部分はMonevassia×Kingmambo(ミエスクの4×4)でしょう。
ミエスクの血は当馬の父であるリアルスティールとラヴズオンリーユー兄妹やゼッフィーロ、ルガル等、Kingmamboを経由しないミエスクの血を持った競走馬の活躍が目立ちます。
またルガルも当馬と同じくミエスクの4×4を持っています。
この事からも日本馬場への親和性の高さを感じる事ができますね。
それではミエスクの牝系クロスを軸に考察していきましょう。
そうなるとKingmambo→キングカメハメハ、ラヴズオンリーミー→リアルスティールが軸になってきます。
上記の通りリアルスティールは強く母系を出すので、ここで一旦キングカメハメハの特徴を浚えるのが良さそうです。
キングカメハメハ産駒も芝・ダート兼用で、いずれも北海道の札幌と函館コースを得意としています。
特に札幌は特筆すべき適性を示します。
これはラストタイクーンが強く出ており操縦性に優れている点と瞬間加速に優れている点が大きいでしょう。
小回りや主場での内回りコースも得意としています。
また母父に入ると持久力を強く伝え距離適性を長く伸ばします。
まずはこういった適性や特徴が引き出される可能性が高いでしょう。
次に母母父であるダンスインザダークは見逃せません。
ダンスインザダークはニジンスキー、リボー、プリンスキロ、トムフール等を内包しており、勝負強くへこたれないタフさがあります。
心身共にタフですので、上記したリアルスティールの特徴である気分屋な面をケアしてくれる可能性も見出せます。
ニジンスキーで柔らかさを足せるのもポイントです。
最後にリアルスティール産駒の配合的特徴である点を一つポイントして挙げておきましょう。
リアルスティール産駒にとって重要なのはノーザンダンサー系との親和性です。
活躍馬の多くがノーザンダンサー系の血を多く内包しており、その親和性が伺えます。
この点では母父キングカメハメハがヌレイエフとラストタイクーンを、母母であるムーンザドリームがダンスインザダークからニジンスキー、メンデスからリファールを持っているのでボトムラインでしっかりとノーザンダンサー系を補完しています。
この点は大きなポイントになりそうなので、当馬も含めて今後の産駒もしっかりと追っていきたいところです。
これは余談ですが、さすが在来牝系という所で血統表にプリメロを見つけてちょっと興奮しました。(笑)
プリメロはブランドフォード系でブランドフォードはノーザンダンサーも内包する名血です。
ノーザンダンサーが持っているので世界的に内包する馬は広がりを見せていますが、ノーザンダンサーを介さないブランドフォードはなかなか見かけないので。
国内ではプリメロが代表的なところですが、むしろその他は知らないので結構珍しいとは思います。
余談すぎました。(笑)
まとめ
◎芝・ダート兼用の血統構成なので選択肢が多そうなのは強み。
◎リアルスティールが欲しい血があらかた揃っている。
◎揉まれ弱いリアルスティール産駒にキンカメの操縦性は有難い。
◎ミエスクの牝系クロスは成功例もあるのが心強い。
◎母系でもう一段浅い位置でノーザンダンサーのクロスが欲しかった。
こんなところでしょうか。
とりあえず母系の血統構成との相性が良さそうですし、ハマれば面白いと思います。
特に母父キンカメとの親和性は高く感じるので、今後この配合からもっと活躍馬が出てくるんじゃないかなぁと思ってます。
補足しておくとリアルスティール産駒は馬力型なのである程度の馬格が欲しいところです。
あまり小さいようだと厳しいものになりそうなので、詳細などが発表されたらその辺りも参考材料にして頂ければと思います。
というわけでターファイト新規募集の血統考察2頭目ピエールドリュヌの24でした♪
この考察がみなさんの検討の一助となれば幸いです♪
ではでは、また次の機会にお会いしましょう♪(*´꒳`*)ノ
のあ
血統研究家
オーストラリア・中條調教師率いるJAPANOZでEpic Dayを共有する海外馬主。日本の一口馬主ではターファイトや京サラに入会している。血統の深堀が趣味でサララボライター・エムイシ氏の師匠的存在。
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