今回はノルマンディーの出資馬だったウィズアットダンスについて記事にしていきます。
よろしくお願いします。
ウィズアットダンスが引退
12月24日、前走競走中止となっていたウィズアットダンスがこれまでの戦績や現在の状態面を鑑み、ファンド解散となりサラオクで売却される運びとなりました。
応援いただいた皆様、誠にありがとうございました。
ウィズアットダンスはノルマンディーで「マツリダゴッホ産駒がアツい!」と目を付けた牝馬で、サイズは小さかったものの血統要素的にはマツリダゴッホ産駒の好走傾向に合致する部分が多く、出資を決めました。
現在の僕なら、出資をしないタイプの馬かもしれませんが当時はそこまでサイズ至上主義ではなく、むしろ血統の配合相性などを重視していたのでこのような馬にも出資をしていました。ロードヴァレンチのように、馬体で選んだ馬もいたので、いろんなタイプの馬に出資していた時期、と言えるかもしれません。
ウィズアットダンスはデビュー戦で4着といきなり掲示板内を確保し、勝ち上がりへの期待感を見せました。
その後も中央のダート1000mで連続5着と可能性を感じさせる走り。
地方転出後は南関東の船橋で2勝しあと1勝で中央復帰というところでした。
安価な馬でしたので、中央復帰が叶わなかったのは残念ではあるものの小さいからだでここまでよく頑張ってくれたなと労をねぎらいたい気持ちです。
ここまで頑張って走ってくれて、ありがとうございました。
ウィズアットダンスから学んだこと
ウィズアットダンスは前述の通り小さな牝馬で、体重の維持にはかなり更新を見る限り苦労していました。
追切の強度を弱めたり、成長放牧に出したりと中型馬以上の馬と比べるとスムーズにいかない部分もあり、これが小型馬の難しいところか、と初年度出資馬のソレンニータに続き難しさを肌で体験することとなりました。
サイズ至上主義になる前に出資した馬という話をしましたが、私はソレンニータとこのウィズアットダンスの経験から小型馬を避けるようになったのは紛れもない事実です。
実際この2例だけがうまく行かなかったから、というわけではなくて、この2例を通じて小型馬のデータをいろいろと調べるようになり、特に中央で300kg台で出走する牝馬の勝ち上がり率や平均獲得賞金を見るとかなり厳しい数字であり、統計的に考えるとここに手を出すべきではないという結論に至ったからです。
もちろん先日繁殖入りしたメロディーレーンのように外れ値はいます。
こういった馬が活躍したら「ほら、小型馬でも活躍する馬いるじゃないか!」という意見が聞かれますが、私が論じているのは確率論であり、小型馬から活躍馬が1頭も出ないと言っているのではありません。
ただ、勝ち上がり率1~2%の中から馬を選ぶのと、40%前後のところから馬を選ぶのでは、活躍馬を引ける確率はどちらが高いだろうか?という観点で見た時に、自分にはその小型馬の1~2%を見抜く眼力はないので、素直に40%の方から引いたほうがベターだろうということなのです。
今後について
ウィズアットダンスについてはサラオクに出るようなので、いい馬主さんとご縁がありいい馬生を送れることをささやかながら願っております。
ノルマンディーについてはヴァナルガンドなど頑張ってくれている馬もいますが、一口馬主を縮小し海外・地方共有馬主の方面にシフトしていく関係から今後新規出資はせず、現役馬が全て引退したタイミングで退会する方向で考えています。
2次募集がまさに情報公開され、来月上旬から開始されますが、Xのタイムラインを見ているとみなさん慎重なご意見が多いように思います。
なかなか活躍馬を見つけるのが難しいクラブではありますが、地方で粘り強く使ってくれるところは合う人には合うと思いますし、会費が上がったとはいえまだ他クラブよりは安い水準なので、悪くないクラブだと思いますよ。
育成方針を変えた2歳馬が不調ですし、ノルマンディー小野町や北海道の人材不足も深刻なようでこれが続くようだと離脱者が増え、抽選も緩くなっていくかもしれませんね。
告知
ジェイが馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬をわずか350万円ほどで落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度。
入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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