今回はオークス2024予想記事を掲載していきます、よろしくお願いします。
予想の方向性
Bコース2週目に入るので、先週よりは前残りのトラックバイアスではなくある程度フラットな馬場で競馬ができるという前提のもと予想を組み立てる。
オークスは距離延長の馬ばかりで、距離に不安を抱える出走馬が多いため、ペースは落ち着きやすい。
スローからの直線瞬発力勝負になりやすいので、マイラーっぽい馬、適性距離がもう少し将来的には短くなりそうな馬であっても、オークスの舞台は通用することもあるので過度な割引は不要。一方、瞬発力勝負で戦える、高速馬場適性のある決め手を持つ馬を評価していきたい。
基本線はここ数年の結果を見ていても桜花賞組。上位評価は桜花賞組からつけていき、紐に別路線組を抑える。
例年逃げ・先行が不利で差し有利な舞台なので、差し馬を高めに評価する形に。
血統的にはドゥラメンテ、キングカメハメハ系、エピファネイア産駒などが複勝率が高く優秀なので要チェック。
印
◎12 チェルヴィニア
○13 スウィープフィート
▲7 ステレンボッシュ
△14 ライトバック
△10 アドマイヤベル
☆5 コガネノソラ
各馬評価
◎12 チェルヴィニア
POG指名馬。
桜花賞では進路が狭くなる不利などがあり、実力で負けたわけではない。
しかし桜花賞13着は馬柱の見た目がよくないため、オッズに旨味があるためここは本命で勝負。正直上位勢3頭は拮抗していると思っている。
ハービンジャーやキングカメハメハ系の血統はこの舞台の相性も良く、母チェッキーノはオークス2着馬と距離延長は問題ないだろう。
鞍上ルメール騎手×サンデーRも頼もしい。
アルテミスSでのレースぶりを見れば、本領を発揮すればここでステレンボッシュら桜花賞上位組との逆転があってもおかしくないと思う。
中団あたりで折り合い脚を溜め、直線でアルテミスSの時のような決め手のある末脚を繰り出せればここは勝ち負けか。
〇13 スウィープフィート
どっちみちスタートは遅れると思うので願わくば真ん中~内枠が欲しかったが、対抗はスウィープフィート。
もう少し人気薄になってほしかったがクラブ馬で注目度も高く、前走桜花賞の4着の内容も良かったのでここは仕方ないか。
ステレンボッシュとそこまで差はないと考えているが、距離が延びるのであればこちらの方が上積みがあるかもしれないと考えた。
桜花賞でも、チューリップ賞でもスタートがワンテンポ遅れていて、マイル路線でこれまで走っているが私は距離が伸びたほうがいいと思っている。
祖母スイープトウショウも桜花賞5着⇒オークス2着と着順がオークスになって向上している。
脚質的にも後ろから追い込むタイプで、東京競馬場の長い直線は合うし、差しが決まりやすいオークスの舞台はプラス。
前走桜花賞でも、最後脚を余していたような末脚だったように思う。
桜花賞で出遅れてあれだけの末脚で着差の無い4着に入れるのであればオークスになればさらにいい結果が出るのではないか?と考える。
▲7 ステレンボッシュ
桜花賞を勝利しているので一番人気になってしまっているが、調整過程を見てもここは大きくは逆らえない。
2番手スウィープフィートとの評価はそこまで大きく変わらない、オッズを見て判断した。
2400mは長いのかな?とも思いつつ、エピファネイア産駒であることを考えるとここはこなせてしまう可能性も十分ありそう。
阪神JFと桜花賞でアスコリピチェーノとしのぎを削っており、そのアスコリピチェーノはNHKマイルで牡馬相手かつ進路が狭くなり大きく切り返す不利があった中でも2着を確保しておりジャンタルマンタルには及ばなかったが牡馬相手でも戦えるほどの能力の高さを示した。
となれば、阪神JFと桜花賞で1勝1敗のステレンボッシュもそれと同等の能力があると考えられ、非常にハイレベルな馬だという評価になるのではないだろうか。
ただ前走はモレイラ騎手が上手く乗っていた部分もあり、今回乗り替わりで戸崎騎手になるためそのあたりがどう出るか?という点において2倍前後ほどの単勝的な期待値はないかもしれないと思い、3番手評価とした。
△14 ライトバック
能力的にも脚質的にも対抗スウィープフィートに近く、前走桜花賞はスウィープフィートを上回る3着に入っている。
ただ、血統を考えると母父エクシードアンドエクセルで豪州短距離デインヒル系の血統になっていて、2400mは流石に長いのではないかという印象を受けるため評価を下げた。
さらに、この馬は気性面が非常に難しく、道中スローになった場合かかってしまう危険性もある。
馬自体は強いと思うが、距離が伸びてよくなりそうな印象を受けるのはスウィープフィート。ハマればまた馬券内の可能性はあると思うが、軸系の馬というよりはとりあえず相手で抑えておきたい1頭か。
△10 アドマイヤベル
フローラSはスムーズな競馬ができたとはいえ、5番手から上がり2位の脚を使って勝利。
ここ3戦東京2000mを使ってきており、距離への不安が出走馬の中で最も少ない1頭だと言える。
ここまで鞍上がコロコロ変わっていたが、フローラSで手綱を握った横山武史騎手が継続で乗れるのも大きい。
3走前の1勝Cでは後の皐月賞4着馬アーバンシックの0.4秒差に入っているなど、牡馬にも劣らない能力を示しているのはプラス。
フローラSでの勝ち方は派手ではなかったものの、馬券内に来る可能性でいえば十分あると思う。
☆5 コガネノソラ
前走東京1800mのスイートピーSで上がり最速の脚を使い勝利。
戦績的には上位馬たちには見劣りするものの、中団から決め手のある末脚を使える馬だということで好走傾向には当てはまる。
また、ゴールドシップ産駒なので距離延長への血統的不安は少なく、ユーバーレーベンがオークスを制したように牝馬3冠競走の中でゴールドシップ産駒が最も輝くのがこの舞台だろう。
ちょうどいい枠に入っているので、中穴勢の中では楽しみな1頭。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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