【POG入門】この道15年!ドゥラメンテを指名した男が語る馬の選び方と2023-24シーズン注目馬!

ヤスホークス
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みなさん、こんにちは。
ゲストライターのヤスホークスです。
今回はPOG初心者の方のために、POGの指名馬の選び方や今シーズンの注目馬を紹介させていただきます。
よろしくお願いします!

POGを始めたきっかけ

POGをはじめたきっかけは、会社の同期からの声掛けでした。

初年度は9人で実施。毎年、新馬戦が開始される週の金曜日に居酒屋に集まり、ワイワイガヤガヤと指名したものです。

被りなしのドラフト制となりますので、プロ野球のドラフトのように1位、2位の指名は被りが多く、

抽選に一喜一憂したものです。

アルアインを1位指名で抽選負けしたことは痛恨の極みでした。

あの悔しさを忘れることは生涯ないでしょう(笑)

(こちらのPOG、私は抜けましたが、未だに開催されています。)

最近、書店の競馬コーナーにPOG本が並び始める季節となりましたね。

かつての自分はこれらを読み漁り、Excelに母名や父名、厩舎などを打ち込み、各馬の血統や評判からドラフト戦略を考え、ダービー前は学生時代の中間・期末テストのような時を過ごしていました。

仲間内でPOGを始めたのは2000-2001シーズンからです。

そこから17-18シーズンまで15年以上POGにのめりこみました。

代表的な過去のG1指名馬は

・クロフネ

・マンハッタンカフェ

・ダンツフレーム

・ヴィクトリー

・アンライバルド

・アドマイヤグルーヴ

などです。

最近の種牡馬では…

・ドゥラメンテ

・リアルスティール

も指名しておりました。

ドゥラメンテのダービー制覇を契機として、16-17シーズンからは一口馬主の世界に飛び込みました。

POGは一口馬主の登竜門と言っても過言ではないと思います。

指名戦略はPOGとクラブ出資では変わってくるかもしれませんが、特に血統についての評価は変わりませんしね。



POGのルールを整理しよう

ルールについては、競馬サイトや仲間内でいろいろと異なりますので、特殊ものも含めて見ていきましょう。

〇・・・一般的なルール

●・・・特殊ルール

○期間

2歳6月の新馬戦開始〜日本ダービーまで。

こちらが現在のトレンドとなってます。

以前は、ダービー当日から新馬戦まで間隔があったのですが、現在はダービーの翌週から新馬戦が始ま   るため、わかりやすくなってます。

○指名方法

・被りなし ドラフト制

⇨仲間内で実施する、被り(重複)なしのドラフト制度。今はZOOM等のオンラインを利用し、遠隔  地でも可能に。

・被りあり 競馬サイト等

⇨重複指名OK。人気馬ばかりを指名すると差がつかないため、個々の特色を出すことが勝利につながる。

○指名頭数

一般的には10頭が多いかと思いますが、参加者が5名以下であったり、ツールを利用し管理負担が少なければ、15頭や20頭でも実現性に問題ないと思います。

●同一種牡馬制限<特殊>

サンデーサイレンス産駒が席捲していた頃、全頭指名を回避する策。

現在では新種牡馬枠なども設けるなど、ゲーム性を出す策に利用。

●ドラ馬制度<特殊>

指名馬の1頭につき、賞金の1.5倍や2倍など、色を付ける制度。

自分の仲間内では10位指名をドラ馬としていたため、8-9位辺りの指名から戦略が必要となる。

より確実性の高い早期デビューをドラ馬として指名したい。

●ゆかり指名制度<特殊>

前年度、1つ上の兄姉を指名した方が、優先的に弟妹を指名できる。

自分の仲間内では1-2位指名に限り、ゆかり制度を採用。

ブラックタイド→ディープインパクトをゆかり指名をされ、他メンバーは撃沈という経験あり。

指名馬の選び方

同世代に何千頭もいる中で、指名馬を絞っていく必要がありますので、スクリーニングしていく必要があります。

私がスクリーニングしていく要素として1番重要としているのは、当たり前かもしれませんが、血統です。

その次に厩舎・オーナーと続きます。

血統

血統については、ダービー・オークスを狙っていくのであれば、クラシックディスタンスで活躍した種牡馬を選択。

また、単距離路線や早熟馬を狙う作戦もあるかと思いますが、種牡馬でかなり絞り込みできると思います。

次に兄姉の実績ですね。

有名な母を挙げると

・ウインドインハーヘア

・オリエンタルアート

・シーザリオ

・ハルーワスウィート

ちなみにソールオリエンスはヴァンドギャルドの下、シャフリヤールはアルアインの下、ラヴズオンリーユーはリアルスティールの下になります。

血統は皆さんもお詳しい方が多いと思うので、次に厩舎に行きたいと思います。

厩舎

私は初年度、1位をダンツフレーム、2位にローレルプリンセスを指名しました。

どちらも山内厩舎で、早期デビューが売りの厩舎でしたので、POG開幕の1週目・2週目でデビューし、早期に勝ち上がりました。

早期デビューの厩舎が良いと言っている訳ではなく、自分の作戦に合う厩舎を探し出し、その所属馬で絞り込みすることをオススメします。

毎年人気の厩舎の1つとして挙がりますが、やはり、矢作厩舎や中内田厩舎は外せません。

矢作厩舎は、やはり夏にデビューして数を使ってもらえそうなところを見つけていく必要があります。

中内田厩舎は、ダノンにサンデーR、キャロット、シルクのノーザン系クラブ、社台RHを狙っていけば勝機があります。

特に川田騎手に乗ってもらうことが絶対条件になりますので、そこはしっかりと頭に入れておいてください。

馬主

最後にオーナーについて。毎年クラシックの馬柱に「金子真人ホールディングス」の名前があります。

こちらの馬主から選択することも作戦の1つとして考えられます。

決めうちで「金子真人ホールディングス」&友道厩舎って組み合わせも面白いかもしれません。

あとは、厩舎のところでも挙げましたが、クラブ馬のサンデーR、キャロット、シルク。盛り返してきた社台RHは外せませんね。

来年のクラシックでも複数頭が馬柱を賑わせると考えます。



オススメのPOG本は?

2000-2001シーズンから始めたとうこともあり、

その頃から発行されている須田鷹雄さん監修の赤本(POGの達人)をオススメします。

巻末のリストには1頭1頭の評価(◎〇▲△)が載っており、ドラフト戦略の参考になります。

毎年、自分の出資馬の評価の印をまず確認します。

あとは須田さん含め、ライター陣のオススメ10頭のコーナーがありますので、こちらを参考にしてきました。

その他、前年度の振り返りになるのですが、仲間内では「イケてなかった馬列伝」という企画に掲載されるか否かで盛り上がります。

良血馬がビッシバッシ切られていますので、非常に面白いです。

次に、丸ごとPOGです。

A4サイズとなりますので、こちらは掲載される写真の量とその大きさが魅力となります。

やはり、馬体を確認してから決めたいという方も多いかと思いますので、馬体派の方にオススメします。

A5タイプの書籍ではトモや肩のラインを確認するのは厳しいものがあります。

今年は、一口クラブPOGという書籍が新たに登場しました。

こちらも同じくA4サイズで、オールカラーで500頭近くの立ち写真が掲載されていることから、

複数のクラブ会員である自分にとっては、こちらで十分丸ごとPOGの代替となります。

ライター陣に個性があり、読み物としても面白かったです。

2023-24シーズンのオススメ馬

ディープインパクトやキングカメハメハの産駒がいなくなり、これから種牡馬戦国時代がやってきます。

そこで活躍馬の軸となってくるのは牝系の血統背景だと思われますが、、、

ただ、自分はそこに抗って、種牡馬を軸に考えていきたいと思ってます。

クラブ会員のため、どうしてもダービーまでという制限に収めるのは難しいので、募集馬を検討する際には長いレンジで考えてしまいますが…。

今後POGで狙っていきたい種牡馬はズバリ「サリオス」となります。

雄大な馬体で力強さがある中、昨年の安田記念と毎日王冠で見せたキレや根性。

2歳やクラシックでも主力として戦っており、十分POG期間での活躍が期待されます。

ダートでも活躍馬を輩出していくと思ってます。

とは言え、まだ産駒が産まれてもいないので、2~3年後から逆算して考えていきます。

サリオスと同じくハーツクライ産駒で、2歳から重賞で活躍し、クラシックはダービー2着。

4歳・5歳でも大阪杯、ジャパンCを勝利し、長く活躍した種牡馬「スワーヴリチャード」を狙っていきたいです。

また、こちらも500kg超の馬体であったことから、それを産駒に引き継いで欲しいです。

POGでなければ「シュヴァルグラン」も推したいところです。

一口馬主としては面白いと思いますがやはり、少し奥手のような気がしていてPOG向きかと言われると…ですが(笑)

●オススメ①

母ジンジャーパンチ 父スワーヴリチャード 萩原厩舎 キャロット ノーザンファーム生産

ルージュバック、ポタジェ、テンカハルの半妹となります。

4/5にゲート試験を合格し、現在はノーザンファーム天栄で調整中。馬体重は486-496kgあたり。

萩原師は血統背景より少し短めというコメントを残しており、マイラーかもしれません。

●オススメ②

母エッジースタイル 父スワーヴリチャード 武井厩舎 シルク ノーザンファーム生産

3代母がウインドインハーヘアとなります。シルクでは追加での募集となりましたが、恐ろしいほどの人気でした。

現在はノーザンファーム早来で調整中。坂路15秒ペース。馬体重は504kg。天栄への早期移動が予定されています。

もう1頭種牡馬を挙げるとしたら「キタサンブラック」ですね。

私が言うまでもないのですが、イクイノックス、ソールオリエンスとG1馬を輩出しております。

但し、産駒数は初年度から年々減っており、23-24シーズンでは母数が少ないことは頭に入れておいてください。

●オススメ③

母ランドオーバーシー 父キタサンブラック 国枝厩舎 社台ファーム生産

2022年のセレクトセールにて里見さんが9,020万円で落札しております。 

こちらは特に情報を持っていないのですが、特に馬体重が気になるところです。

「金子真人ホールディングス」&友道厩舎からは、こちらを推奨します。

●オススメ④

母シーズアタイガー 父ハーツクライ 友道厩舎 ノーザンファーム生産

2022年のセレクトセールにて金子オーナーが2億2,000万円で落札しております。 

こちらも特に情報を持っていないのですが、ハーツクライのラスククロップであり、狙っていきたいですね。

矢作厩舎からは、こちらを推奨します。



●オススメ⑤

母フォースタークルック 父ドゥラメンテ 矢作厩舎 ノーザンファーム生産

オススメ④の母シーズアタイガーと同じく2億2,000万円で、藤田晋オーナーが落札しております。

こちらは、5月入厩の目途が立っております。

矢作厩舎の早期デビューということや、ドゥラメンテのラストクロップということもあり、期待値が高まりますね。

最後に、中内田厩舎からは、こちらを推奨します。

●オススメ⑥

母ウィクトーリア 父ロードカナロア 友道厩舎 シルク ノーザンファーム生産

祖母のブラックエンブレムは秋華賞勝ち。母はフローラSを勝利してます。

数少ないウォーエンブレムの血が牝系に入っており、本馬引退後も繁殖としてのニーズは高いです。

4月に眼を打撲しペースダウンしておりますが、もともと早期デビューの予定はありましたので、

早い時期からの活躍が見込めるのではないか、と思っております。

馬体重は460kg。初仔ということもあり、母よりは少し小さめに出ています。

ロードカナロアも高齢に入ってきますし、最後の大物牝馬を、またシルクから出したいところです。

まとめ

POGや一口馬主では、長きに渡って1頭の馬の成長を見守っていくというところが魅力だと思ってます。

指名馬が競馬で勝てないことも多いかと思いますが、出走することに楽しみを持って、現地で写真を撮りながら応援することも良いかと思います。自分はその口です。

最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました。

〜〜ゲストライター〜〜

・ヤスホークス

Twitter⇨@yashawks

母校明治大学の駅伝を応援、自身もランナー。

一口馬主はシルク、東サラ、DMM、キャロット。

豪州共有馬主をRSSで行っている。

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