今回はツアー前に私がキャロットクラブ2023年募集馬の中で気になっている馬2頭を紹介させていただきます。
よろしくお願いします。
ツアー前の評価
私PONはシルクに引き続き、キャロット募集馬見学ツアーにも参加します。
そこで実馬を観たり、厩務員さんのお話をお聞きすることで最終的な評価をして申込馬を決めたいと思っております。
実は私は昨年ちょっとした失敗をしております。
というのも、ツアー前に検討をし過ぎてしまいまして、完全に「この馬しか見えない!」という状態でツアーを迎えてしまい、
最優先希望馬はツアー前から決めていた馬に特攻。
正直、その馬よりよく見えた馬が他にいたのにも関わらず、盲目になってしまいそのまま出資申込。
折角行ったツアーでの評価を半分蔑ろにしてしまったのです。
(しかも抽選落ちました笑)
その反省を踏まえ、今年はツアー前は検討をし過ぎず、
「この辺の馬に行こう」というざっくりした状態でツアーに臨もうとしております。
何ならシルクに至ってはツアー前ノーマークだったメジロツボネの22に最終的に抽優を打ちました。笑
なので今回の記事に関しては、事実でしたり現時点での推測など、揺るぎない部分を中心にお話しできればと思います。
ツアー前後で大きく変わるかもしれない部分は書きません。
特に馬体や動きに関しては、今記事にしてしまった場合1週間後に全く違う内容を話している可能性があるので、今回は敢えて書きません。笑
ただ現時点の動画だと「良かった」とは思っております。
ということで、注目馬2頭をお話ししたいと思います。
アドマイヤセプター 牡
基本情報
父シスキン 母父キングカメハメハ
1月19日生 田中博康厩舎
1口12.5万円 総額5000万円
コメント
母アドマイヤセプターは優秀な繁殖。
父エピファネイア→スカイグルーヴ、父ドレフォン→デシエルトを輩出。OP馬というだけでなく、父の良さを出す繁殖だと考えています。
父シスキンはデビューから5連勝で愛2000ギニーを制した馬。
2021年より社台SSにスタッドイン。本馬は初年度産駒になります。
しかし2021年はアクシデントにより種付けは20頭のみで、大事をとって休んだという過去があります。
その後2年目83頭→3年目74頭と、翌年以降はそれなりの頭数を集めています。
そして初年度産駒の中でも断トツで良血の繁殖なのがこのアドマイヤセプターです。
シスキンについてもう少し考えてみると、この馬はUnbridledの直系種牡馬。
Unbridled=米国血統ではあるのですが、シスキンは数少ない欧州・芝で活躍した馬です。
また、直系ではないものの日本でUnbridled持ちの馬としては三冠馬コントレイルやスワーヴリチャード、現役ではジャックドールなどがおり、かなりの日本適性を誇る血です。また、現在スワーヴリチャード産駒が大活躍をしており、またコントレイル産駒もセレクトセールで高値取引が続々と出るなど、これらの馬は種牡馬としても価値が高いです。
しかし、気になるのはその気性です。ダイナカール一族には活躍馬が多数いるものの、半分以上が気性が悪かった馬だと思っております。半姉スカイグルーヴも現役時代気性に苦労しました。
このことから、自分はこの馬を『芝のマイル〜2000くらいがベストの馬』と捉えているものの、気性の問題から適性がそれよりも短めに出る可能性はあると思います。
更に、新種牡馬ということでデータがないことからも、意外とアメリカンなダートタイプの馬に出てしまう可能性も無いことはないと思います。
ただ、アドマイヤセプターの繁殖実績を考えると、ハマればGⅠまで狙える飛距離十分の馬なのでは?と感じております。
ボールドアテンプト 牡
基本情報
父ナダル 母父ゴールドアリュール
3月28日生 上村洋行厩舎
1口7.5万円 総額3000万円
コメント
ウイポ・ダビスタのような浪漫配合です。
まず父ナダル。ノーザン期待の種牡馬であることは間違いないです。
シルクの募集馬見学ツアーに行った際、実馬を観て「ナダルはとても良い」という印象でした。
正直、馬体重が400kgに満たず、更に白毛で筋肉がわかりにくいハウナニの22ですらめちゃくちゃ良い馬に見えました。
抽優はメジロツボネの22に決めており、実績では取れなそうだった為申し込まなかったものの、実績で取れるなら間違いなくナダル産駒に申し込んでいました。
ナダル産駒は「繁殖牝馬の腹袋を大きくする為に付ける」という意味合いもあるらしいです。故に初仔などに付けられることが多く、馬格のある馬が出てくることが多いです。現にこのボールドアテンプトの22も475kgと、比較的雄大な馬格を有しております。
次に母ボールドアテンプトに関してです。現役時代の成績は23戦3勝。全てのレースがダートでのレースであります。
父ゴールドアリュール、母タイムトラベリング。タイムフライヤーの半姉であり、近親にはタイムパラドックスがいます。
初仔はヘニーヒューズ産駒のゼラスエフォーツ。末脚は持っているものの追走力がなく、2戦0勝となっています。ただし2戦とも上がり最速を記録しており、能力の片鱗は見せております。
これらのことから、適性はほぼ間違いなくダート。ナダル産駒はダート繁殖につけていることが多く、意図としても間違いなくダート狙いだと思います。
更にはこの配合はクロスが非常に多く、
Roberto 9.38% 5×4
Hail to Reason 6.25% 5×5
His Majesty、Graustark 6.25% 5×5
Special 6.25% 5×5
Mr. Prospector 6.25% 5×5
5世代目までの字面だけでもこれだけのクロスがあります。多すぎて気性が若干心配な面もあるが、爆発力を秘めている配合だと思います。
ただ、PONがシルクで出資した馬は
メジロツボネの22(レイクヴィラF)
アピールⅡの22(坂東牧場)
エイシンシルダリアの22(アイオイF)
の3頭。仮にキャロットの出資馬がボールドアテンプトの22(白老F※育成:追分F)のみになってしまった場合、いよいよノーザン系のクラブに入っている意味!?となってしまいます(笑)
そこで少し悩んでいます…。笑
ですが凄く浪漫に溢れる馬だと思い、出資を検討しております。
PON馬券塾 PON
Youtuber
競馬予想系YouTube「PON HORSE CLUB」を運営。
江分輪太の弟子。馬券は穴から。
極度の現地観戦主義者で、1年間で競馬場に72回行ったことも。
ヤクルトスワローズ・川崎フロンターレ・大相撲・お笑い芸人・酒を愛する男。
一口馬主はキャロット・シルクに入会中。代表馬はシルブロン・アンクロワなど
2 Responses
[…] どうも、ジェイです。 連載企画で私も所属しているキャロットクラブ2023年募集馬の検討記事を全頭分掲載していきます。 よろしくお願いします。 【ツアー前版】キャロットクラブ2023募集馬の注目馬2頭! byPON […]
[…] 皆さんこんにちは、ゴルシ産駒を研究しているM石土井です。 サララボに毎週連載で”今日の注目ゴルシ産駒”を掲載しています、よろしくお願いします。 【ツアー前版】キャロットクラブ2023募集馬の注目馬2頭! byPON […]