今週も荒れる臭いがプンプン！

先週は荒れると言っておきながら割と堅い決着になってしまいましたが、
狙いはそこまで悪くなかったと思っております。
結果荒れなかっただけで、荒れる可能性は十分にあったと考えております。
そして今週も荒れる臭いがプンプン！

その理由としては、
今年の春まではソダシとソングラインというGⅠ3勝の5歳牝馬2頭がこのマイル路線を引っ張っていたと感じているからです。
ところがソダシは電撃引退、ソングラインはアメリカ帰りで不出走。

今回のメンバーはGⅠ馬4頭と言うと聞こえは良いのですが、
その4頭は
・セリフォス(22’マイルCS)
・シュネルマイスター(21’NHKマイルC)
・ダノンザキッド(20’ホープフルS)
・ダノンスコーピオン(22’NHKマイルC)

と、いずれもGⅠ勝利数は1。
そして今年GⅠを勝った馬は0頭です。

勿論これらの馬が「弱い」とは思いませんが、
例年のメンバーと比較すると小粒な印象があります。

そして、昨年のマイルCSや今年の安田記念などから明らかな上がり目を見せている馬が複数頭おり、
これは序列の入れ替わりがあっても良いのでは？と考えております。

ということで、今週も穴予想、ご覧ください！

注目馬一覧

◎ 12 レッドモンレーヴ

本命はレッドモンレーヴ。
前走富士Sでは上がり最速の脚で突っ込むもののナミュールを差し切れず0.2秒差の2着。
個人的に富士Sのレッドモンレーヴは追い切りが良くなかった、仕上がっていなかったように感じている。それであのパフォーマンスで2着、上積みはかなりあると考えている。
また、東京巧者のようなイメージがあるが、中山でも2勝している。京都競馬場は初だが、外回りの直線の長いコースは得意そうであると感じている。持ち味のキレる脚をより発揮できる可能性まであるのではないか。
安田記念では6着も、0.6秒差と大敗しているわけではない。勝ち馬ソングラインは今回このレースにおらず、2,3着のセリフォスやシュネルマイスターとは0.4秒差。更にはこのレースに出走する為に前哨戦を2度使ったことからお釣りも怪しかったと考えており、GⅠでも全然闘えるポテンシャルはあると思う。
更にこのレース、どちらかというと1800m寄りな馬が多く、1400mもこなせそうな馬が少ない。その中でこの馬は1400mの京王杯SCを制しており、あまりスタミナを求められない傾向になった場合よりチャンスが膨らむと思う。
ただ、初めての輸送である点は不安に残る。京都というコース形態自体は合いそうではあるが輸送をこなせるかという点は難しい。これまで大きな馬体重の増減は、8ヶ月ぶりのレースとなった3歳10月の+14kgのみであり、当日の馬体重が大きく減っていた場合は評価を落としたい。ただしそこをこなせた場合、ここは大チャンス、初のGⅠ制覇も見えてくると思う。

○ 9 シュネルマイスター

対抗はシュネルマイスター。
前走毎日王冠ではタイム差無しの3着。進路確保に時間がかかったものの、前が開いてからは鬼脚で突っ込んできた。勝ったエルトンバローズよりも、2着のソングラインと共に「負けて強し」の競馬をしたと思っている。
更にはシュネルマイスター、毎日王冠では追い切りが明らかにいつもより動いていなかった。手塚師も「最終追い切りでギリギリ体勢が整った」と話している。
→正直叩きのレースである点や、「ギリギリ整った」というコメントから察するに、ギリギリ合格点の仕上げであり100%とは程遠い仕上げだったと考えている。故に最終追い切りを見てからの判断にはなるものの、このレースへの上積みは十分あるように感じている。
今年の中山記念あたりから感じていたのだが、シュネルマイスターは歳を経るごとにマイルは少し忙しくなってきていると思う。それが毎日王冠で確信に変わった。ベストは1800m。
ただ、京都適性はありそう。マイラーズCではレコード決着の中勝利。とにかく時計が速くなるレースが得意なイメージがあり、また坂のないコースの方がどちらかというと合ってそう。
絶好調のルメールJ。先週で国内GⅠ3レース連続の制覇。

▲ 5 ジャスティンカフェ

単穴はジャスティンカフェ。
前走毎日王冠では出遅れ0.5秒差の7着。しかしこのレース、臨戦過程などを考えて明らかに叩きだと考えており、出遅れたことで完全に叩きと割り切ったレース、末脚を測ったレースのように感じているので度外視可能。
今回の上積みは間違いなくあり、更には横山典弘J→坂井瑠星Jへの乗り替わり。この乗り替わりの是非はわからないが、勝ちに来ていることは間違いない。
昨年のマイルCSでは0.4秒差7着。この際は直線で詰まっており、まともなら少なくとも3着はあったと感じている。
何より、エプソムCを勝ち重賞初制覇を遂げたことで、賞金面に余裕ができたことが大きい。今までのジャスティンカフェはGⅠ出走に向け賞金がギリギリであり、前哨戦から仕上げる必要があった。現に今年の安田記念では除外を食らった。それが今回、初めて前哨戦を「叩き」と割り切って使うことができた。この変化は見逃せず、今までのGⅠでのジャスティンカフェとはまた違った状態で臨んでこれると感じている。
更にエプソムCを勝った際の2着馬ルージュエヴァイユが先週エリザベス女王杯で2着。メンバーレベルが決して低くない中での完勝だったことが証明されたし、アレくらいやれればここでも勝負になるのでは。

☆ 1 ソウルラッシュ

特注馬1頭目、ソウルラッシュ。
前走京成杯AHではトップハンデの59kgを背負いながら先行し力で押し切り重賞2勝目。着差は僅かだが、この時ソウルラッシュより斤量が2kg軽かった2着馬ウイングレイテストは次走でスワンSを制覇したことからも、メンバーレベルが高い中での勝利であったことが窺える。
昨年のマイルCSでは0.3秒差の4着。GⅠでもある程度通用することを証明。
しかし、今年の舞台は阪神ではなく京都。ここをどう見るかは難しい。今年のマイラーズCでは3着に来てはいるものの、シュネルマイスターとガイアフォースには先着を許した。
→荒れた馬場が得意なので、マイラーズCよりもパフォーマンスを上げる可能性はあるが、重賞勝ちが阪神と中山であることからも、登坂能力に優れたタイプにも見えるので、「京都がベスト」とは言えないかもしれない。
モレイラJとの初コンビによる、化学変化には注意したい。秋のモレイラJは無双状態が続いている+この馬はGⅠにおいて歯痒い結果が続いている。うまく噛み合えば勝ち負けになってもおかしくない。

☆ 6 ダノンザキッド

特注馬2頭目、ダノンザキッド。
前走宝塚記念では1.4秒差の13着と大敗。春4戦目・距離の長さ・前潰れの中先行など、厳しい要素が多すぎた為これは完全に度外視で良いと感じている。
この馬はマイルCS昨年2着、一昨年3着馬。マイルCS適性が抜群な馬。しかし、過去2年の舞台は阪神であり、初の京都でも同様のパフォーマンスができるかは未知数。
しかし、中山のGⅠホープフルSを制している馬とはいえ、本質的には大箱コース向きの馬であると感じており、外回りのコース形態は合っているように感じている。阪神→京都でそこまでマイナスになるようには考えていない。
正直大阪杯はこの馬にとってあまり得意ではないコースだと思っていた。そんな中でジャックドール・スターズオンアースとタイム差無しの3着と結果を残しており、まだまだ衰えていないしGⅠでも勝負になる馬であると感じている。
ただ人気で買うほどではないとも思っており、適性単勝オッズは15-20倍だと考えている。それよりもつかなかったら評価を下げ、つくなら上げたい。
「忘れた頃のダノンザキッド」この言葉を胸に刻みたい。俺は今回は覚えてるぞ。

印まとめ

◎ 12 レッドモンレーヴ
○ 9 シュネルマイスター
▲ 5 ジャスティンカフェ
☆ 1 ソウルラッシュ
☆ 6 ダノンザキッド

予想のコンセプト

まずシュネルマイスターに関して。
前走毎日王冠でこの馬の強さに脱帽した。
だが今のこの馬にはマイルは忙しいという考えは変わらず。
マイルだとかなり置かれ、今の京都の馬場で届くか疑問。
しかしルメールJなら上手に乗りそうでこれ未満の印は打てない。
本命はレッドモンレーヴ。臨戦過程などを踏まえ、今回のレースに向け最も上積みがありそう。
ただシュネル同様後方過ぎると怪しいので、
ある程度位置が欲しい。
単穴ジャスティンカフェもレッドモンレーヴの理由とほぼ同じ。

セリフォス軽視の理由は私のYouTubeをご覧ください。

ただしYouTubeでも言及していますが、軽視気味ではあるものの、切ることはできないと考えております。

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