今回は2023年ー24年シーズンの新種牡馬の中央馬のファーストリーディングサイアーランキング、いわゆる新種牡馬産駒の獲得賞金ランキングを見ていきたいと思います。
よろしくお願いします。
中央馬のファーストリーディングサイアーは？
1位 スワーヴリチャード 17/50頭勝ち上がり 重賞1勝
2位 ブリックスアンドモルタル 8/46頭勝ち上がり 重賞1勝
3位 ニューイヤーズデイ 10/45頭勝ち上がり
4位 レイデオロ 9/47頭勝ち上がり
5位 カリフォルニアクローム 6/32頭勝ち上がり
6位 ロジャーバローズ 3/21頭勝ち上がり
7位 アルアイン 4/21頭勝ち上がり
8位 シュヴァルグラン 1/30頭勝ち上がり
9位 モーニン 1/21頭勝ち上がり
10位 サンダースノー 1/28頭勝ち上がり
※2023年11月9日時点 勝ち上がりの分母は出走頭数
ジェイの所感
この時期は2歳重賞の勝ち馬を出した種牡馬のランキングが上に行きやすいため、まだまだ最終的な結果は分かりませんが、やはりスワーヴリチャード産駒のデビュー頭数の多さが目立ちます。
スワーヴリチャードの種付け頭数は初年度123頭です。
全ての産駒が競馬に迎えるわけではないでしょうし、その中ですでに50頭がデビュー済みというのは早熟性の高さや健康的な産駒が多いことをあらわしているのだと思います。
スワーヴリチャードはファーストリーディングだけでなく、2歳リーディングでも今エピファネイアやキズナ、モーリスを抑えて1位に輝いていますから、本当に種牡馬の勢力図を塗り替える大種牡馬へと変貌していく可能性が十分ありそうです。
ブリックスアンドモルタルとニューイヤーズデイの2頭はさすがのひとこと。それぞれ社台、ノーザンのバックアップを受けながらではありますが堅実に勝ち星を積み重ねています。
全体の2歳リーディングでもブリックスアンドモルタルは6位、ニューイヤーズデイは10位と健闘していますね。
ブリックスアンドモルタルは自身も芝で活躍した通り、日本の芝でも対応できそうな産駒が結構出てきています。
一方ニューイヤーズデイは、北米での実績もあり完全な新種牡馬ではありませんが、ジェイの出資馬イリディセントも芝デビュー敗戦→ダート替わりで勝利したように、やはりダートが合いそう。
馬券的にもダート替わりのニューイヤーズデイ産駒は積極的に狙ってみても面白いのではないかと思います。
夏頃までは失敗種牡馬だと散々な言われようだったレイデオロも勝ち上がり産駒を増やしていて、全体4位まで順位を上げています。
ノーザンの後ろ盾があり繁殖の質が高い中でのこの結果は確かに手放しに喜べるものでもないかもしれませんが、少なくとも失敗種牡馬だと言われるほどの燦々たる成績ではないのではないかと思います。
晩成傾向のように見える産駒も数多くいるためこれから年明けにかけて数字がどう推移していくかも注目です。
一方良血種牡馬アルアイン、当初期待されていましたが今のところ低調な滑り出しです。
とはいえ、出走頭数も少ないのでここは仕方ない部分もあるのかなと思います。
気になるのは勝ち上がり馬が1頭しかいないモーニン。
地方では勝ちまくっているのですが、中央ではなかなか厳しい数字です。
中央ではいまいちだけど地方は抜群、という種牡馬もいるのでモーニンはそっち系になる可能性もあるのかもしれません。
地方馬として狙うのは大いにありだと思いますが、中央馬として考える際には地方成績に引っ張られすぎずに考える必要があるのかなと思います。
ジェイはノルマンディーでモーニン初年度産駒の中央馬、ゲンブに出資しているので、なんとか中央で勝ち星を上げてもらいたいと願っているところです。
現役地方＆海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え＆累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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