【クイーンエリザベスS2023】元豪州騎手が有力馬を徹底解説!

RSS川上代表(元障害騎手)
RSS川上代表(元障害騎手)
RisingSunSyndicateというオーストラリアの共有馬主オーナーズクラブの代表をしている川上鉱介(Kosi Kawakami)です。
今回はオーストラリアで2023年4月8日(土)に行われ日本で馬券発売があるクイーンエリザベスステークスについて解説していきます。
よろしくお願いいたします。

↑川上代表著書

【クイーンエリザベスS2023】豪州馬主がガチ解説!レースの特徴とユニコーンライオンの勝算は?

クイーンエリザベスステークス概要

オーストラリアではコックスプレートに次ぐ数少ない馬齢定量の中距離G1がクイーンエリザベスS。

春(日本の秋)はメルボルンで行われるコックスプレート。

秋(日本の春)はシドニーで行われるこのクイーンエリザベスSが、オーストラリアの中距離路線の最大目標となる。

クイーンエリザベスSの難しいところはこの時期のシドニー地区の雨の多さだ。

不良馬場での開催となることが多い点。重馬場適正がない馬には厳しい挑戦となる。

前日金曜日朝の時点では既にヘビー8の不良馬場

金曜日の昼から夜にかけて雨、開催日は晴れの予報となっているが、どこまで馬場が乾くかは疑問が残る。

注目馬紹介

①アナモー 

2歳時から非凡なスピード、能力をオーストラリアの王道路線で見せてきたエリートホース。

2歳時はデビュー二戦目でリステッド勝ちを収めると、メルボルン地区2歳王者決定戦のG1ブルーダイアモンド三着、2歳戦として世界最高賞金額を誇る、オーストラリア4大レースの一つG1ゴールデンスリッパーでは二着と2歳スプリント路線でも素晴らしい成績を収めた。

その後距離を伸ばす毎に成績は上がり1400mのG1サイヤーズプロデュースSでG1初制覇。

明け3歳でG1コーフィールドギニーズを勝つと3歳ながら果敢に挑戦したG1コックスプレートではステートオブレストからハナ差の2着、不利を受けて審議となり、着順は変わらなかったものの、その結果は物議を醸した。

その後は1400-2000mのレースで素晴らしい活躍を見せて翌年のコックスプレートを含むG1通算 8勝。着差を広げて勝つ派手さはないが、オーストラリア現役馬の中では頭一つ抜けている

②ドバイオナー

英国からの遠征馬で日本馬との対戦も多く、馴染みのある方も多いのではないだろうか?

欧州ではG1に惜しくも届かなかったが、オーストラリア初戦のランヴェットSではモンテフィリア、モウンガなどのG1馬を手玉に取る圧勝。

血統的にもオーストラリアには合っており、連勝もありそう

ウィリアム・ハガス陣営は過去にQESをアデイブで連覇しており、この馬の適性にも自信を持って遠征してきた様子。

厩舎長兼ライダーもオーストラリアに来てからドンドン状態が上がってきていると言っており、ユニコーンライオンの強敵となるはず。

⑦ユニコーンライオン

宝塚記念の時の走りが出来ればこのレースは勝ち負け。

大外枠を引き包まれる心配がなくなるので、好スタートからスムーズに逃れれば面白い。

調教では良く動いているし、雨続きの中で重馬場の芝で良い練習が出来ているので本番でもある程度の重馬場までは対応出来そう

④カスカディアン

8歳の古豪だが、今シーズンは絶好調

オールスターマイルでミスターブライトサイドの二着となったあと、G1オーストラリアCで完勝。

上位二頭には若干劣るが、展開がハマれば。

12モンテフィリア

G1四勝の優秀な牝馬だが、ドバイオナーとの一戦では4馬身を付けられた。

不良馬場の成績は良いため、馬場が重くなればチャンスもあるかも。

既にこの秋シーズン(3〜5月)での引退が予定されており、繁殖セリへの上場が決まっている。



③アレンカー

欧州での成績からは十分通用するはずだか、オーストラリア移籍後はまだ環境に適応出来ていない

半年から1年後にはトップクラスのレースを勝っても不思議ではないが、今回は勝ち負けは厳しいか。

⑤モウンガ

G1二勝の実績馬だが、上位の二頭との勝負付けは済んでいる印象。

ただ逆転があるとすれば馬場が超不良になった場合か。

サヴァビール産駒は不良馬場が得意な馬が多く、不良での開催となった先週のランドウィックでもG1・TJスミスとG1・ATCダービーを産駒のアイウィッシュアイウインとメジャービールがそれぞれ制した。

RisingSunSyndicate紹介(byジェイ)

今回記事を執筆いただいたRSS川上代表は、サララボ代表のジェイが第1号会員となったオーストラリアの競走馬シンジケート会社を経営されています。

元々は豪州で障害騎手として活躍されていました。

RSSは元騎手の市川氏とトラックライダーの森氏と川上代表の3人で運営、および馬選びが行われています。

ジェイもRSSメンバーとセリに参加し馬を落札したことがありますが、非常に厳しいチェック項目で3人が議論をしながら馬選びが行われており、とても頼もしく思っています。

特に、レポジトリなどで獣医から「これはギリギリセーフかも?」と言われた馬でも、”懸念がある馬を募集馬には出したくない”とバサバサとリストから外していく姿はとても信頼できるなと思っています。

募集馬リストを見ていただければ、どの馬もサイズがしっかりしていて歩様も美しい馬ばかりであることをお分かりいただけるかと思います。

現在は日本からの輸入馬マイネルレガシーが複数勝利し、代表的な活躍をしています。

セリ落札馬では、ブライニクルも先日豪州で初勝利を挙げました。

募集は40口募集で1口あたり維持費がおおむね月1~1.5万円(レート、預託厩舎により変動)1口の値段が15万円〜となっています。

日本では40口の場合は一口馬主ですが、豪州では立派な馬主です。

ご興味のある方は、Twitterもしくは、RisingSunSyndicateHPから問い合わせをよろしくお願いします。

※新規入会時は紹介キャンペーンもあります、この記事をご覧になって入会を考えている方は、紹介者ジェイと川上代表にお伝えいただければ、100ドル分のクレジットをお受け取りいただけますよ!

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2 Responses

  1. […] どうも、ジェイです。 2023年4月8日(土)のクイーンエリザベスステークスは、オーストラリア競馬では久しぶりの日本での馬券発売になります。楽しみですね。 今回は豪州馬主として、まだまだ若輩者ではありますが、今回のレースの特徴・傾向と日本馬ユニコーンライオンの勝算について記事にしていきたいと思います。 よろしくお願いします。 【クイーンエリザベスS2023】元豪州騎手が有力馬を徹底解説! […]

【クイーンエリザベスS2023】豪州馬主がガチ解説!レースの特徴とユニコーンライオンの勝算は? - サラブレッド研究所 / Thoroughbred Lab. へ返信する コメントをキャンセル

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