今回はRSS共有馬リッチシャンパンのレースについて振り返っていきます、よろしくお願いいたします。
リッチシャンパンとは
リッチシャンパンとはRSSで共有している3歳未勝利のセン馬です。
ここまでジャンプアウトという模擬レースでは、何度か見どころのある走りをしてくれていたのですが、実戦ではデビュー戦6着、2戦目10着。休み明けをはさんで3戦目8着と苦しんでいました。
気性面が難しい馬で、なかなか馬群の中でファイトできるタイプではないため、頭数が多くペースが速くなる実戦でなかなか苦労しているのかな?という印象でした。
ブリンカー着用2戦目となる今回のレース、前走は休み明け初戦で叩きの意味合いも強かったと思うので、今回のレースで前進を期待していました。
ハイウェイトレース
オーストラリアには平地レースでもハイウェイトレースという障害騎手が、通常よりも重たい斤量を背負ってレースを行うレースが存在します。
今回リッチシャンパンは実に69㎏を背負いレースに臨みました。
平地の1800m戦で69㎏は負担が大きそうで心配ではありましたが、馬体サイズがありパワータイプの本馬には条件的には合っているかもしれないな、と希望を持ちました。
また、やはり同じように考える陣営が多いためか、これまでリッチシャンパンが戦ってきたレースと比べると、相手関係を調べたところメンバーレベルはかなり薄く感じ「これなら前進が期待できるかも」と思っていました。
これに関してはRSSとアーロン・パーセル調教師が、いいレース選択をしてくれたなと感じます。
実際、実戦で着順的には鳴かず飛ばずだったリッチシャンパンは現地ブックメーカーで2番人気に支持され、1番人気はこのレースがデビュー戦だった馬でした。
レース結果は?
リッチシャンパンは内枠2番ゲートからの出走でしたので、何とかスタートを切って逃げ、もしくは番手あたりにつけてほしいと思ってみていました。
リッチシャンパンはテンが速くゲートの上手い馬なので、今回も上手にスタートを決め、単騎逃げに持ち込みます。
斤量が重い中距離レースだったので、ペースは落ち着いていたようなのですが、3角あたりからは2番手の馬に外から被せられてプレッシャーをかけられる厳しい展開に。
4角で後続との距離があまりなかったので、一緒に沈んでしまうか…?と心配したのですが、リッチシャンパンは直線で競りかけてきた馬を突き放して伸びていきます。
「お、これは待望の初勝利か!?」と期待してみていましたが、最後1番人気の馬に外から差されてしまい僅差の2着でフィニッシュとなりました。
最後差されてしまい勝ちを逃したのは残念でしたが、ようやく実戦レースでしっかり走れる力があるところを見せてくれたのでそこは非常に良かったなと思いますね。
少しほっとしたというか、「これ本当に大丈夫だろうか…?」という心配の気持ちもここまで大きかったので、実戦で能力を示してくれたので安心した気持ちです。
今後について
リッチシャンパンはまだ、仕上がり途上だとコメントされていました。
確かにパドックの映像を見ましたが、まだまだ体つきに緩さを感じ、良化の余地を残しているだろうという見解には同意です。
今回のように集中して競馬をできればカントリー未勝利は突破できる力はありそうなので、なんとか今回のようなレースを続けてもらいたいなと思います。
それでも、コメントを見ると手前変えられていなかったようで、やはり不器用な馬なんだなと感じます。
今後もハイウェイトレースを狙っていくのか、通常のレースを使うのかわかりませんが、まずは1つ目の勝利を目指して頑張ってもらいたいなと思います。
今回のようなまたメンバーが薄いレースにうまくエントリーできるといいですよね。
頑張れ、リッチシャンパン!
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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