【オーストラリア馬主】RSS共有馬リッチシャンパンの転厩後初戦の結果は？

リッチシャンパンとは？

リッチシャンパンとは、リッチイナフ産駒の3歳セン馬で、ジェイがRisingSunSyndicateで共有しているオーストラリアの競走馬です。

元々はアーロンパーセル厩舎所属でしたが、気性面の難しさなどからなかなか結果が伴わず、先日プライベート調教施設を見るアンドリューボビン厩舎へと転厩となりました。

転厩後のリッチシャンパン

最後はアーロンパーセル厩舎でライダーが乗れないレベルになっていたそうで、トレッドミルで調整を行っていたんだとか。

アンドリューボビン厩舎に転厩になってから、プライベート施設の水が合うのかこのあたりは改善してきて、ライダー騎乗の追切が行えて負荷がかけられていたようでした。

そして転厩初戦となった芝中距離の前走は早めに抜け出して僅差の2着。

最後は勝ち馬に差しきられてしまったものの、レース内容はかなり良化していました。

今回はオールウェザー中距離での未勝利戦に挑戦するとのことで、前回1度出走した際には大敗していた条件だったので心配ではありましたが、前走の走りを見ているといよいよ、初勝利も近いのではないかと期待を寄せていました。

レース結果は？

リッチシャンパンは一週間前に本当は使うはずだったのですが熱発回避でこのレースに照準を合わせました。

バララット競馬場１R のオールウェザー2100m。

前走と継続のリンダ騎手を背にレースに臨みました。

外枠ながらいいスタートを切ると、ハナを切ります。

向こう正面で後続の馬に捲られて2番手になってしまいますが、慌てずに追走します。

4角あたりから手応えよく上がっていくと、捲ってきた馬を飲み込み先頭に。

内と外、1頭ずつが差し脚を伸ばしてきて、3頭が混戦模様で直線の攻防。

「外の馬の手ごたえがいいし、また差されるか？」とこれまでの経験からも心配しましたが、今日のリッチシャンパンは一味違いました。

グッともう一伸びしたように見え、最後の直線ではクビ差で勝利。

待望の初勝利となりました。最後の直線ではグッと拳に力が入りましたね、何度も惜しいレースはありましたが、やっとこの日が来たかと感慨深いものがありました。

ちなみに、バララット競馬場は自然の地形を利用した坂路がある珍しい競馬場です。

区分上はカントリー競馬場となるのですが、VIC州はカントリーとメトロしかジャンルがないため、NSW州的に考えるとプロヴィンシャルに相当する競馬場です。

今後と初勝利について

リッチシャンパンは流石に使い詰めてきているので放牧かと思っていましたが、なんと続戦プランもあるんだとか、馬の状態次第とのことなので、走るのを見られたらありがたい気持ちもあるものの、ここまで頑張ってきたのでお休みでもいいのかな？と個人的には思ったりしています。

いずれにしても、次は芝に戻すようなので、さらにここから勝ち癖をつけて、連勝街道を歩んでいってもらえたらと思います。

RSSやボビン調教師、そして初めてのジャンプアウトにも乗ってくれたリンダ騎手をはじめとする関係者の皆様ありがとうございました。

リッチシャンパンはここまで来る過程で、かなり我慢の時間というか、歯がゆい思いをする時間が非常に長かった馬です。

正直本当に力がある馬なのか？大丈夫なのか？心配に思ったこともあります。

生で観に行った初のジャンプアウトはドンケツ最下位で落胆したのもまだ鮮明に覚えています（笑）

それでもここまで応援してきて、ついにこの日を迎えられて、トンネルが長かった分よりうれしく思います。

惜しいレースは何度もあったものの、勝ち運に恵まれない馬は日本にもいますよね、この子もそのパターンなのかと途中から思っていましたが、今日は本当によく頑張ってくれました。

転厩を機に新たにこの子を共有された方も多数いらっしゃるようです、おたおめでした。

本馬は来月4歳になります。

日本的に言うと、3歳12月の未勝利馬の勝ち上がりです。

日本では3歳9月で未勝利が終わるので、タイムリミット的な区切りがありますが、オーストラリアはそういった制限がないので、このタイムリミットに焦ることなく運用をしていくことができるので、3歳後半の時期にピリピリしなくていいのはいいですね（笑）

さらなるリッチシャンパンの飛躍と、近いうちにジャンプアウトやデビューへと向かっていくRSSとのコラボ募集馬だった、サザンクレセントもリッチシャンパンに続いてまずは1つ、勝ってもらいたいという願いを綴り、記事の結びとしたいと思います。

これからも頑張れ、リッチシャンパン！

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