一口馬主クラブ、選ぶ時にどのクラブに入るかはかなり大きな決断だと思います。
その時に少しでも判断の一助になればと、各クラブについての解説と会員さんの声をご紹介する記事を投稿していきます。
今回はシルクホースクラブの解説記事です。
なるべく多くのクラブについて書いていきたいと思っています。
アクセス数・SNSでの反響が大きければ執筆ペースが上がりますので、ぜひ皆様よろしくお願いいたします。
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基本情報
・口数 500口
・勝ち上がり率 47.4%(近5年)
・月会費 3300円
・保険料 3%
・営業者報酬 3%
・優勝商品売却代金分配 有
・装蹄補助費分配 有
・牝馬買取 10%(6歳3月末)
解説
キャロットクラブと双璧をなす、400〜500口では有名で実績もある名門クラブです。
募集馬の頭数は80頭前後と例年多いですが、抽選が厳しいためキャロットをはじめとしてほかのクラブとの掛け持ちをしながら楽しんでいる人も多い印象があるクラブですね。
ノーザンFが母体となるクラブで、ノーザンFをはじめとする社台系牧場の生産馬が中心となります。
代表馬にはアーモンドアイ、グローリーヴェイズ、インディチャンプ、ブラストワンピースなど名馬たちが名を連ねます。
現役馬では年度代表馬に2022年に選出された有馬記念勝ち馬イクイノックスを筆頭に、オーソリティやピクシーナイトなど実績馬が多数います。
ノーザンFと提携前は様子見ができるクラブだったと仄聞しますが、現在はほとんどの馬が選考募集で満口になる盛況ぶりです。
募集制度としては①実績制度と②抽選時優先制度(抽優)の2つが特徴的です。
実績制度については、1頭の募集総数500口のうち、300口は過去3年の出資金額が多い会員から優先的に出資することが可能になる制度です。
お得意様を会員を優先する制度ですね、別名“札束の殴り合い”です。
最も低い実績制度のボーダーラインは100万円弱ほどなので、3年で少なくとも100万円以上は使わないと、実績制の土俵に上がることすら難しい状況になります。
抽優制度については、先行募集時に1頭抽選になったときに優先してほしい馬を指定する制度です。
これは500口のうち実績枠を除く抽選枠200口の中で一般の出資申し込みより優先されますよ、という制度です。
この制度をうまく使えば実績で勝負できなくても自分が出資したい馬に出資できる可能性が上がります。
一方キャロットクラブのように×制度はありませんので、抽優が抽選になり落選した場合、特に翌年有利になるといったことはありません。
抽優は一部の人気馬を除けばそこまで抽選倍率は現状高くなっていませんので実績が少ない会員はこの枠をどう使うかが重要です。
一方新規入会が鬼門のキャロットと比べると、シルクは入会難易度が低いクラブでした。実績0の既存会員と同じ土俵で新規入会をする人が戦えますからね。
ただ、今後新規入会難易度を高くするとの発言が会報誌などにも記載されていますので、今年は何らかの制度変更があり入会が難しくなる可能性はありそうです。
※詳しくは募集開始時に公式HPをご確認ください。
こんな人におすすめ
とにかく出資馬が勝つところを見たい、重賞馬に出資をしたいという方にオススメのクラブです。
ノーザン系のクラブなので、セールで出たらもっと値段が付くだろうという馬にもお得に出資できることがありますし、安い価格帯の馬からでも活躍馬は多数出ています。
出走回数は少なめで1戦必勝態勢なので、そのスタンスを許容できる必要があると思います。
また、一口馬主に使えるお金が多く実績制での勝負が見込める方は抽選で出資が叶わないというストレスなくクラブライフを楽しむことができると思います。
執筆時点ですと3年間で200万円ほどの実績を積むことができればかなり自由に出資できる幅が増えるでしょう。
新規入会からですと、抽選がきついので実績を積むのも一苦労、なんて部分もあるんですけどね。
それでも人気馬は実績ボーダーが500万円を超える、なんて馬もいるんですけどね…。
会員の声
いいところ
・クラブ馬の勝ち上がり率がいい
・重賞で活躍する馬をコンスタントに輩出している
・実績を積むことができれば自由に出資できる
・良血馬が多い
・リーディング上位騎手の起用が多い
・アーモンドアイやイクイノックスなどの大活躍馬が出ている
注意点
・抽選がきつい
・母優先がないので、出資馬の子供に出資できない可能性がある
・実績がないと年に数頭、最悪1頭も出資できないことも
・実績のボーダーが高い
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