【種牡馬データ2026】トゥザグローリー | 晩成のタフネス血統、ローカルとダート短距離で輝く個性派

💡 競馬AI指標(SP値)の見方

本データベースにおける「SP(スピード・パフォーマンス)値」とは、競走馬がレースで発揮した走破時計や対戦相手との着差をもとに、馬場の偏りやペース配分、クラスの格などを高度に補正・数値化した当サイト独自の指標です。
これにより、異なる時期や競馬場でのパフォーマンスを同一基準で公平に比較・評価することが可能となります。
このスコアは偏差値ではなく、「全体の中で上位何パーセントに位置するか」を示す相対的な指標(パーセンタイルスコア)です(最大値は100p)。
50pを中央競馬の平均とし、数値が高いほど優秀であることを示します。
例えば S+ (98p〜100p) であれば、集計対象となった全競走馬の中でもトップ2%に入る傑出した能力であることを意味します。

※本記事の分析データは、2025年末までに中央競馬で行われたレース結果を対象としています。

🔥 総合能力評価

トゥザグローリーの能力評価1
トゥザグローリーの能力評価2

トゥザグローリーの種牡馬としての総合評価はE(42p)、クラス補正なしの素の実力を示す基礎能力もE(47p)となっており、アベレージの面では決して高い部類には入りません。勝ち上がり率も22.9%(全体平均29.0%)と低水準に留まります。しかし、本質は小粒にまとまったタイプではなく、一発の大物感を秘めた極端な能力構成が特徴です。クラス適性において重賞のG3クラスでS(91p)という突き抜けた評価を獲得していることからも、上級条件で別人のように激走する産駒(カラテやゲンパチルシファーなど)を送り出す爆発力を持っています。

本種牡馬の最大の特徴は、競馬界でも類を見ない超弩級のタフネスです。勝ち上がった産駒の平均出走数は25.5回でS+(98p)、年間出走密度(1頭あたりの年間出走ペース)にいたっては8.90回と驚異的なS+(100p)(全177頭中1位)を誇ります。休まず使われ続け、タフに走り抜く姿は馬主孝行そのものです。

その反面、総合評価が並以下であることに加え、故障・長期離脱リスクは32.1%と高く、パーセンタイルスコアではF(28p)と非常に脆い側面を露呈しています。これは「頑健だから多く出走できている」というよりは、「アベレージの低さゆえに、数多く出走して賞金を稼がざるを得ず、結果として体質の弱い産駒が過酷な連戦で故障を誘発している」という負のバイアスがあることを示しています。出資検討の際は、本質的な体質の弱さを念頭に置いておく必要があります。

📊 基本スペックと適性

ベスト条件 ダート1200m、1700m、芝1200m〜1400m(ローカル・道悪)
芝・ダート適性 主戦場はダート短距離。芝は良馬場のスピード勝負では厳しく、タフな道悪や洋芝で浮上。
成長カーブ 極端な晩成型。2歳時や3歳春は動きが鈍く、4〜5歳以降に本格化。6歳以上でも衰えない。

🏆 代表産駒パフォーマンスランキング(Top 5)

順位 馬名 SP値 着順 日付 レース名(条件)
1 カラテ 107.68 1着 2023/05/07 新潟大賞典(G3) (新潟芝2000m)
2 ローランダー 82.57 2着 2019/08/24 釜山ステークス(OP(L)) (小倉芝1200m)
3 ゲンパチルシファー 79.94 1着 2022/07/10 プロキオンステークス(G3) (小倉ダート1700m)
4 デンタルバルーン 79.48 1着 2019/12/07 1勝クラス (中山芝1200m)
5 ビーマイセルフ 74.55 4着 2021/07/11 未勝利 (福島ダート1700m)
【SP値の目安(クラス別平均値)】
・101以上: 超G1級・年度代表馬クラス
・96〜100: トップG1級
・90〜95: G1級
・80〜89: 重賞級(G2・G3)
・75〜79: オープン級
・70〜74: 3勝クラス級
・60〜69: 1勝〜2勝クラス級

※当サイトが独自に算出した競走馬のパフォーマンス値(補正SP)に基づく上位5頭です。
※不良馬場はSP値が高く出る傾向があります。

🎯 馬場・距離適性と馬券のポイント

芝ダート適性と馬場別パフォーマンス

出走割合はダートが全体の多数を占めており、特にダート短距離はC(67p)と安定した適性を見せます。芝は全体的に苦戦していますが、注目すべきは芝の不良馬場における爆発力です。サンプル数は14戦と少ないものの、評価は◎(94p)と驚異的な数値を叩き出しています。芝の良馬場スピード勝負では追走に苦労しますが、時計のかかるタフな特殊馬場(泥んこ馬場)になると、一転して他馬を圧倒するパワーを発揮します。

牡馬牝馬別の距離適性とパフォーマンス

性別によるバイアスも非常に顕著です。牡馬はダート短距離でA(82p)、芝マイルでB(77p)をマークする一方、芝短距離ではG(16p)と全く通用していません。逆に牝馬は、芝短距離においてC(66p)、ダート短距離でD(58p)と、スプリント適性が牝馬側に強く出ていることが分かります。買い条件を精査する上で、性別ごとの距離配置には特に注意を払う必要があります。

  • (買い時・得意条件): 芝の不良馬場◎(94p)およびローカルダート。コース詳細では、札幌(ダ)◉(93p)福島(芝)◎(91p)新潟(ダ)◯(86p)函館(ダ)◯(75p)で抜群の勝負強さを見せます。また、牡馬のダート短距離や、牝馬の芝短距離(1200m)戦も狙い目です。
  • (特徴やバイアス): 休み明けは走らず(鉄砲実績はE(42p))、叩き1〜2戦目の上積みも鈍いタイプですが、使い込まれてからの消耗前半(2〜5走から6〜10走目)でB(71p)とパフォーマンスが急上昇します。完全に叩き上げて調子を上げるタイプです。
  • (消し時・苦手条件): 東京・札幌・函館の芝コースは鬼門です。特に函館(芝)は×(1p)、札幌(芝)も△(5p)、東京(芝)も△(14p)と壊滅的な成績。また、G1などの大舞台(×(2p))や、若駒の新馬・未勝利戦といったアベレージの低さが出やすい早期の下級条件では信頼度が極めて低くなります。

🐴 年齢別パフォーマンスと一口馬主の視点

年齢別パフォーマンス

成長曲線は「超晩成型」です。2歳時の成績はF(27p)、3歳時もF(35p)と低迷しており、仕上がりの遅さは深刻です。2歳末のデビュー済み割合こそ72.1%(C(66p))と早い段階でターフに姿を見せますが、2歳末勝ち上がり率は5.0%(G(3p))、3歳クラシック期勝ち上がり率も13.7%(G(13p))と絶望的なほど初勝利が遅れます。

しかし、4歳(D(51p))以降に一変し、5歳でC(67p)と本格化。さらに、牡馬の5歳時はA(85p)、牝馬にいたっては6歳以上でS(95p)という驚異の晩成力を示します。とにかく時間が必要な血統です。

産駒の安定感と出走間隔

一口馬主の視点から見ると、非常にギャンブル性の高い種牡馬です。驚異的な出走回数(年間出走密度1位)を誇り、未勝利や下級条件に留まっていてもコツコツと出走手当や賞金を稼ぎ、長期間楽しませてくれる点では投資価値があります。しかし、クラシックの夢を見ることは難しく、早期勝ち上がりのハードルは非常に高いと言えます。

また、故障・長期離脱リスク(28p・評価F)の高さを考えると、タフに使われすぎた結果、未勝利戦の段階で故障引退してしまうリスクも隣り合わせです。じっくりと時間をかけて使い、古馬になってからの大変貌(ロマン)に賭ける姿勢が必要になります。

早期デビュー率 (2歳7月迄) 26.4% (177頭中 65位)
2歳末勝ち上がり率 5.0% (177頭中 172位)
生涯OP入り率 7.9% (177頭中 140位)

🧬 配合の傾向(ニックス・アンチニックス)

🔥 好相性(ニックス)

母父系統 出走頭数 勝ち上がり数 勝率 特徴・代表馬
サドラーズウェルズ系 5頭 2頭 40.0% 出走数は少ないが勝ち上がり率が優秀。代表馬オルクリスト。
フレンチデピュティ系 12頭 4頭 33.3% 代表産駒カラテを輩出。パワーと持続力、タフさを補強。
米国ミスプロ系 23頭 6頭 26.1% ダート適性が強く出る配合。代表馬エターナルヴィテス。
ヴァイスリージェント系 16頭 4頭 25.0% フレンチデピュティ系同様、パワー型マイル・ダート向きに出やすい。
フォーティナイナー系 8頭 2頭 25.0% ダート短距離適性を刺激。代表馬エターナルヴィテス。

⚠️ 不相性(アンチニックス)

母父系統 出走頭数 勝ち上がり数 勝率 特徴・懸念点
サンデーサイレンス系(中系統) 24頭 5頭 20.8% 主流スピード血統のサンデーが混ざると、強みが相殺されSP値も大幅減。
ブライアンズタイム系 13頭 1頭 7.7% 重苦しさが強く出すぎてしまい、現代の競馬スピードに対応できず低迷。
ヘイロー系(中系統) 12頭 0頭 0.0% 致命的に相性が悪く、勝ち上がりの実績すら現状ありません。
サクラバクシンオー系 5頭 0頭 0.0% スピードの補強を狙うも不発、相性は極めて悪い傾向。
本記事のテキストおよびグラフは、サララボ独自の競走馬データ解析システムを用いて、膨大な分析データから自動生成・要約を行っております。
データの正確性には万全を期しておりますが、もし自動処理に伴う表記の誤りや、不自然な箇所にお気づきの点がございましたら、お手数ですがXアカウントまでご指摘いただけますと幸いです。アップデートの参考にさせていただきます。

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