今回はヴィクトリアマイル2024予想記事を掲載していきます、よろしくお願いします。
予想の方向性
今週から東京競馬場の芝コースはBコースに替わる。
来東京芝マイルは外枠有利で、逃げ・先行勢がつぶれやすく外差しが決まりやすい舞台ではあるが、今週に限っては仮柵の出現により、インの馬場が荒れていない状態になるため、先週よりもインの前が伸びやすくなると予想する。
例年、ヴィクトリアマイルのレース映像を見ていても、ケンタッキーダービーの如く、4角出口(直線入口)で前目のポジションにいないと勝負にならないことが多い。
スピードが出やすい東京マイルで、時計勝負になり、内目の馬場が良いとイン前残りになりやすいのだろう。
また、今回メンバー的にハナの奪い合いがそこまで激しくならないのではないか?と予想されペースはこの舞台にしては落ち着く可能性もあると予想。そのため、枠的には内枠の先行馬を重視、外枠の馬は割引きたい。
また、スタートに不安がある馬や後ろから行くタイプの馬はこのレースでは思い切って軽視。
逆に人気薄や実力が一枚足りていないように見えても前に行ける馬はとりあえず紐に入れ紐荒れを狙いたい。
印
◎6 マスクトディーヴァ
○5 ウンブライル
▲7 ハーパー
△2 フィアスプライド
△10 ナミュール
☆3 スタニングローズ
抑14 フィールシンパシー
各馬評価
◎6 マスクトディーヴァ
秋華賞でリバティアイランドを0.1秒差に追い詰めたほか、前走ウンブライルを退けた阪神牝馬Sの内容は着差こそ少なかったものの、4番手先行から押し切り勝ちの非常に強い内容かつ、今回のレースにも直結しやすい内容で評価できる。
NHKマイルで2着に入ったウンブライルを退けたのは相当評価できる内容だろう。ウンブライルと本命迷ったが、こちらの方が前で競馬できる可能性が高いだろうと考え、マスクトディーヴァを上位評価とした。
枠も内枠を引いているし、本来後ろからの馬ではあるが、モレイラJはこの日のトラックバイアスを読み、前走の阪神牝馬Sのように前目で競馬してくれれば勝ち負けの可能性は高いだろう。
ローズSで0.2秒差に追い詰めたブレイディヴェーグはその直後にエリザベス女王杯を制しているし、本馬もG1クラスのポテンシャルはあると見ていいだろう。
○5 ウンブライル
前走でマスクトディーヴァに0.1秒差と迫ったウンブライルを2番手評価とする。
こちらもすごく前からいくタイプの馬ではないが、ここ2戦は中団あたりから競馬をできているだけに、前でとまでは言わないが、中団あたりで競馬をしてくれれば十分先頭は射程圏内に収まるだろう。
枠的にも内枠に入ったし、ここは狙い目。
牡馬混合のNHKマイルで2着に入る実力は本物だと思うし、東京新聞杯の敗戦はロスの多い競馬で度外視できる。
実力は上位だけに、後方になって包まれて進路がなくなるような競馬にはならないようにしてほしい、ここは名手・川田騎手に託す。
▲7 ハーパー
3番手はハーパーを取り上げる。
ここ2戦の戦績でオッズを落とすなら狙い目、ハイレベルな牡馬混合戦かつ、距離も長いので度外視できる。
牝馬限定になればG1でも十分能力は足りていると思うし、先行力もある馬でポジションも取れるので、この枠で競馬できるのもいいし、今回狙いたい脚質にも合う。
去年の桜花賞ぶりと久しぶりのマイル出走なので、ペースについていけないパターンで遅れをとると厳しそうな気もするが、エリザベス女王杯や秋華賞の時に見せたような先頭5番手以内を奪う出足を見せてくれれば、馬券内への希望は十分あるのではないか?
△2 フィアスプライド
ルメール騎手が継続騎乗となるフィアスプライドは4番手評価に。
中穴っぽい馬にG1でルメール騎手が騎乗していると、不気味。
近走着順は良くないので馬柱の見た目は微妙だが、内容や着差は悪くない。
例えば前走中山牝馬Sは着順は9着だが着差は0.4秒差と勝ち馬とほとんど離されておらず、3走前の府中牝馬Sでも4着とはいえ、勝ち馬ディヴィーナの0.1秒差と超僅差。
また内枠を引いており、ターコイズSの時のように先行できれば
△10 ナミュール
実力No1馬だと思うが、スタートに不安があり後ろからになる可能性が高いため、4番手評価とした。
特に中東のゲートは幅が広くスタートが切りやすいため、ドバイ帰りの日本の狭いゲート一発目なので少し怖い。
能力は間違いなくこのメンバーでもトップクラスではあるのでスムーズな競馬であればあっさりということもあるかもしれないが、ここはオッズの旨味的にもやや評価は低めにしてみたい。
香港⇨ドバイと海外遠征を続けた後の帰国後初戦にもなるため、取りこぼしがあるとすればここではないか?
去年のVMでも人気を背負いながら沈んでおり、この舞台が本当に最適なのかやや疑問。
仮にここで負けたとしても差し有利の舞台になれば再び狙いたい1頭。繰り返すが実力は非常に高いと思う、オッズほどの信頼感がないのではないか?という考え。ただ、馬券から完全に外すほどではないと思う。
☆3 スタニングローズ
去年のヴィクトリアマイル12着馬で、少し狙いにくい馬ではあるが、この時は後ろからの競馬になってしまい、ほぼ最後方追走となっていて本来のスタニングローズの競馬ができていなかったということを考えれば、度外視できると思う。
中山記念や大阪杯の着順はよく見えないが、牡馬混合のレースの中で着差はそこまで離されていないし、今回狙いたい先行脚質の内枠馬なのでここは5番手評価としたい。
休み明け大阪杯を1つ使ったことで前進する可能性はあるだろうし、前の争いがそこまで激しくならないような気もするので、スッと3番手以内の位置を取り切って道中経済コースを回ってこれば、馬券内への期待値は十分あるのではないか?と考える。
抑14 フィールシンパシー
外枠に入ってしまったため評価は低めにしているが、今回のメンバーでは数少ない逃げ・先行脚質で前に行ける馬なので紐荒れ狙いで抑えておきたい1頭。
中山競馬場での結果とはいえ、ターコイズSでフィアスプライドの0.2秒差2着に入っており、一定の能力は示していると言える。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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