今回は出資馬イクシード(イクイノックスの全妹)が
フラワーカップに出走しますので記事にしていこうと思います。
イクシードとは?
イクシードとはシルクHCで出資しているイクイノックスの全妹。偉大な兄を超えろ、という意味を込めてイクシードと名付けられました。意味も語感もよくめちゃくちゃセンスのあるいい名前だと思います。
イクシードは追い切りで動かず、大丈夫か?という状態で新馬デビューしたのですが、めちゃくちゃ好タイムで上がり最速を使って勝利。荒削りなレースではありましたしスタートも終わってましたが素質だけで勝利したようなレースでした。
今後を楽しみにしていたのですがその後骨折を発症。半年の休養を経てこの舞台へ向かいます。
正直オークスを目指してかなりハイペースで仕上げてきた感じはありますね、普通の馬だったらもう少しゆっくりやっていったのではないかと思いますが、この血統馬ですし新馬の走りを見ると確かに期待したくなる気持ちはよくわかります。
G3フラワーカップ2026展望
レース展開
フラワーカップは中山1800m芝で行われるG3牝馬限定のレースです。
この時期にあるので何かのステップレースなのかな?と思われがちですが実は優先出走権はついておらず、純粋な賞金加算がされるだけの重賞となっています。
時期的に行けなくはないのですが、優先がないレースであること、距離が1800mであることから一般的には桜花賞を目指す馬が走る舞台というよりはオークスを目指す馬が走る舞台という性格が強いでしょう。イクシードも間違いなく距離があったほうがいいタイプの馬だと思うので、桜花賞にここでもしいい結果が出たとしても向かうとは考えづらく、明言されているわけではありませんが賞金が積めたらオークスに向かうのかなと思います。
そのため、前の争いが激化するタイプのアメリカのダート競馬のようなレースではなく、前半の流れは落ち着きスローペースになりやすいレース。オークスを見据えている陣営はじっと脚を溜めて折り合って追走することを教えながら競馬をしたいと考えるでしょうし、そもそもスタートからすぐにコーナー区間に入ることもあり、ガシガシ道中動かして前の争いが苦しくなるレースには性格上なりにくいと見ています。
そうなるとどうなるか…こちらが去年のレース結果。1000m通過が1分1秒と平均ペースでしたが逃げ馬、番手の馬にはプレッシャーの少ないレース展開。結局2番手追走のレーゼドラマが早めに先頭に立ち、そのまま押し切ってゴールイン、後ろからは届かずという競馬に。この形が今年も起こり得るのではないかと考えています。今年は去年より先行したい馬が多いような印象も受けますが、それでも隊列が一度決まったらごちゃごちゃ動かないヨーロピアンスタイルになる可能性もあるでしょう。
イクシードは後ろから行くタイプの馬。デビュー戦は大出遅れをかまして府中の長い直線で2000mだったから捉えられたものの、今回はトリッキーな中山コースかつ1800m、直線は短いですから前を捉え切れるか?超えなければならないハードルは多いレースになりそうです。
イクシードの状態
ケガ明けのイクシードは状態面が心配されると思います。
もともとキムテツ厩舎は泣きのキムテツと言われるほど(言われてますよね?)馬の状態については辛口です。辛辣なコメントが並び、デビュー戦も正直普通に負けるんじゃないかと思っていたほどなので、厩舎コメントは少し普通の厩舎よりは「辛口厩舎なんだ」とフィルターをかけてみるのがいいかなと思います。
ただ、それにしても助手さんのコメントをみてももう一歩、まだ良くなるのは先というコメントがありますし、何より兄イクイノックスの活躍曲線を見ても古馬になってから覚醒した馬ですから、3歳序盤からビュンビュン行けるタイプでは本来ないんだろうと思います。そういった意味ではここにピークが来ている馬では当然ないという判断が妥当かと思います。
ただ、追い切りの映像やタイム、並走している馬との手応えの違いなどをみると、少なくとも新馬戦のデビュー前よりはいい状態にあるというか、2歳の時から比べてこの馬なりに成長しているのは間違いないかなと思っています。調教の時計を見ても十分ここで通用してもおかしくないレベルには到達しているのではないかと思います。
ちなみに予想界隈で新馬戦のタイムが強調されていますが、あの日は全体的に芝レースの時計が速かった日なので、他の日のレースと見比べるとややイクシードが過大評価されるレースかもしれません。実際あのレースを一緒に走った馬たちのその後を見ても、現状大活躍している馬はいない状況ですし、この馬の実力がわかるのは、このレースになるだろうと思っています。
強敵は?
◎アメティスタ
牡馬混合の未勝利戦を突破して、中山マイルの牝馬限定1勝C菜の花賞を3番手追走から上がり最速で勝利する強い競馬。レースセンスがある馬で今回外枠に入ってしまったのはマイナスだと思いますが、スムーズにいい位置を取れてプレッシャーが少なく走れるのであれば3着以内に入ってくる可能性と安定感で考えればこの馬が一番だと思います。
この馬を刺せるか…イクシードには強敵だと思います。
○カラペルソナ
この馬も5番手前後を追走できる先行力が魅力で、外枠に入ってしまったのは残念ですが前走京都2歳Sの0.5秒差5着は悲観する内容ではなくむしろ、重賞で通用するレベルにあるところを示していると思います。このレースでカラペルソナは3番手インを追走。2歳としてはやや早めの1分フラットで1000mを通過してイン先行勢が外差し勢に飲み込まれていく中、よく踏ん張って0.5秒差の5着でまとめていると思います。
地力はある1頭なのでもう少し前半楽に入れるレース展開になれば馬券内への期待値は十分あるのではないかと思います。
▲ロンギングセリーヌ
前走菜の花賞3着馬でこの時の勝ち馬アメティスタとの着差は0.3秒。
逃げ馬なので今回狙いたい脚質にもあいますし、そこまでこの馬はマークされないと思いますから、楽逃げができれば一発があってもおかしくないと思います。
中山初の馬も多い中、この馬は未勝利戦でも中山を走っており、前走も中山1勝Cで好走していることから舞台適性を示していることも強調材料かなと思います。
△ゴディアーモ
1戦1勝のイクシードと同じ底を見せていない系の馬ですし、ルメール騎手がこちらではなくいくシードを選択したということは…と思いたい部分もありますが、最近ノーザンF系の馬で能力がある馬を積極的に津村騎手にあてがっているような気がしています。
先行馬の中で僕が有力だと考える馬たちが外枠に入っていった部分もあり、内枠からスッと先行できてインで脚を溜められるベストスポットにこの馬がすっぽり入る可能性はあるかなと思っています。
中山1800m芝は小回りでコーナー区間が多いので、コーナーをインで回って脚を溜められるかは結構大事だと思っています。東京で勝ったイクシードと違い、本馬は中山の2000mで勝利しているという中山実績もあるところが、頼もしいポイントだと思います。
イクシードの勝算は?
馬券内や掲示板内にくる可能性はそこそこあると思っているのですが、頭まであるか?と言われるとちょっとなんとも言えないところ。伸びてきているけど差しきれず…というレースになる映像はめちゃくちゃイメージできますので、これを覆してほしいと期待しているところです。
去年のレースもまさにそんな感じ。差し馬で3着以内に届いていたのは中団からの差し。
一番後ろからズドンという新馬戦の位置からでは、おそらく7~8着がいいところだと思います。
イクシードはちょうどいい枠を取りましたし、先行馬の強敵と個人的に思っている2頭が外枠に入ったのはプラスでしょう。出遅れず中団後方、10〜12番手あたりを確保できていれば十分勝算はあるのではないかと思います。
新馬戦以降ゲート練習もしているでしょうが、実践経験が乏しく2戦目なので今回もスタートをミスる可能性があります。新馬戦ならなんとかなっても重賞はなかなかそれでは勝てませんから…今回はゲート出てくれることを願うばかりです。
前日のオッズでは2.2倍の1番人気とされていました、ちょっと過剰人気かなと思います。単勝6~8倍の3~4番人気あたりが適当かなと思います。
と、ここまでが割と客観的な分析なのですが、本音を言うとマジで勝ってほしいです。
重賞4着が最高成績で、いつまで重賞未勝利なんだ…という声もちらほらありますので、そろそろきっちり決めてG1馬主への道に王手をかけたいところです。唯一の懸念というか、残念ポイントは自分の地方馬を見にいくためこの日程でかなり前から北海道行きを計画しており、もう今この記事を書いているのは空港のラウンジだということ。そう、重賞初勝利に現地で立ち会えない可能性があるのです(笑)まあそれは残念ではありますが、そんなことよりマジで勝ってほしいので、たのむぞイクシード!

現役地方&海外馬主・競馬ライター
運営チャンネル累計登録者数1万人超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。一口馬主は、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。神奈川県馬主協会会員。オーストラリアは中條調教師のJAPANOZと川上代表のRSSで複数馬を共有中。代表馬はトゥルーフェアリー、リッチシャンパン、ロードヴァレンチ、レクスノヴァス等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。







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