牝系研究家ジェンティルの最終結論
展開予想
ハナに拘りたいのはパンサラッサ。
とはいえテンの脚はそんなに速いわけではなくて、バビットの方が速い。
バビットが外枠に入った分同じ脚色ならパンサラッサがハナを切るだろうが、少々無理は必要。
そう考えると1000mの通貨は速ければ57秒台後半、遅くとも58秒台で入りそうで追走スピードは要求される展開となるだろう。
これくらい流れればしっかり差しが決まるのが天皇賞秋。
直線一番速い脚を使えそうな馬を狙っていきたい。
ピックアップ血統解説
3枠5番 ダノンベルーガ
母コーステッド、祖母Malibu Pier、3代母Blue Moonとダノンベルーガも含めると4代続けて重賞級、G1級が出ている優秀な一族。
本馬は父ハーツクライと相性の良いDanzig、Lomitasなどを持ち合わせる形だが、春は幼い身体つきだった。
もう一枚完成度の上昇は必要だが、完成前の素質だけでクラシック戦線の中心にいたように、ポテンシャルは一流。
今回は古馬G1のペースとなり、現状の完成度でどこまで追走できるかがカギとなるだろう。
胴長でゆとりのある身体つきからも東京コースは合っているが、頭までは想像しづらいか。
能力B 適性A 総合B+
4枠7番 イクイノックス
母シャトーブランシュはマーメイドS勝ち馬。
兄ヴァイスメテオールはラジオNIKKEI賞勝ち馬。
4代母ブランシュレインが日本での牝祖だが、そこまで活力に溢れるファミリーというわけではない。
シャトーブランシュが繁殖として優秀でここからさらに伸びていきそうな予感がする。
キタサンブラック産駒ではあるが、ストライドは大きく東京コースはばっちりだろう。
このあたりはトニービンの影響を強く感じる。
能力的には間違いなく、適性も抜群。
春からの成長を見せてほしい。
能力A+ 適性S 総合A+
5枠8番 シャフリヤール
皐月賞、大阪杯勝ち馬アルアインの全弟。
母ドバイマジェスティはBCフィリー&メアスプリント(G1・ダ7F)勝ち馬。
非常に活力ある一族の一員だ。
アルアインよりはディープインパクトが強く出ていて瞬発力のある柔らかいタイプだが、基礎スピードが問われる流れが苦手というわけではないだろう。
そこまで馬格がない馬なだけに斤量58キロを背負うのがどうかという点や、JCを大目標としている点など気になるところはあるのも事実だが、直線スピードを一番発揮できそうな馬はシャフリヤールではないだろうか。
能力A+ 適性S 総合S
印
◎8 シャフリヤール
○7 イクイノックス
▲9 ジャックドール
△10 ノースブリッジ
パドック次第で加えたい馬 ジオグリフ
予想家ツンの最終見解
印
◉5ダノンベルーガ
◎7イクイノックス
▲9ジャックドール
☆2カラテ
△8シャフリヤール
△6ジオグリフ
(1.3.4.10.13.14)
注目ポイント=3歳馬の評価
3歳馬が勝つことは試練のレースでも 今年も3歳優勢にみています。
その中でも ◉ダノンベルーガ なんといっても夏を越して しっかり体質強化できたのが1番のポイント ダービー週との違いは調教欄をみたら一目瞭然。
春からの上がり具合でいったら3歳馬の中では1番いい感じとみています。 ここを使ったらJCには向かうことはないと思うので 天皇賞秋をメイチで勝ちに来てるかと。
逆転するかと思うのも3歳馬 ◎イクイノックス この馬のもってるポテンシャルは一枚上 展開が勝ち馬に向いただけで一つ違えば 2冠馬になってたかと思います。
ルメールも日曜日は3R.5R.6R.8R.9Rで芝の状態掴んで乗れてくると思います。
一発あってもおかしくないのは ☆カラテ ここにきてかなりの上昇。
夏に弱く涼しくなったら走れる馬。
安田記念から新潟記念の距離延長にもしっかり対応、むしろ適正はマイルより上だと思います。
好枠から一発あってもおかしくないはずです。
ゲストライター:ツン Twitter→@t_umaumanote
牝系研究家・競馬ライター
牝系こそがサラブレッドの根幹であると考え、日夜サラブレッドファミリーの研究と最適な配合の追求を行う。競馬予想、血統解説、コラムなどを通じて競馬の魅力を多くの人に伝えることをモットーとしている。SPAIA競馬でも記事連載中。
—最近の私––
最近買ってよかったもの。次世代型猫用全自動トイレで時間と手間が格段に変わった。これまで猫が散らした砂を犬が食べてしまうことがあったが、これを導入してから清潔が保たれている。
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