どうも、ジェイです。
今回はライジングサンシンジケートさんで共有している私の豪州共有馬、ホーリーシールの20が死んでしまったという大変ショッキングなニュースが飛び込んできました。
連絡があったその日に記事を書いておりますので、気持ちの整理がつききっていない状況ではありますが、現在の心境について、そして何があったのかについて記事を書いていきたいと思います。
今回もどうぞよろしくお願いいたします。
↓ホーリーシールの20についてはこちらをご覧ください。
他の馬に蹴られて死ぬ
この一報を知ったのは、同じくこの馬を共有している友人からのLINEでした。
血の気がひきました。
でもまだ、どこか現実味がなくて…
メールの受信箱を見ると、私の元にも20分ほど前に
「ホーリーシールの20(父グラント)についての残念なお知らせ」
という題名のメールがRSSから届いておりました。
「ああ、おわった。。。」
落胆というか、消沈というか、そんな気持ちになりました。
この馬は未デビューで、つい数日前に厩舎から放牧先に移動し元気にしている様子の動画を送っていただいたばかりでした。
今回は2ヶ月弱の放牧ののちには再入厩し、いよいよ模擬レースにも出走しようと、そんな明るい話が続いていた矢先の出来事でした。
関係者のコメントは?
この際ですので、実際に届いたメールを一部引用しながら、ホーリーシールの20に何があったのか、そして関係者のコメントをお伝えしていこうと思います。
以下・RSS更新メールより一部抜粋(今回は動物のため 亡くなる⇨死ぬに一部表現を修正しております)
調教師マット・クマーニ
「今日はとても悲しいお知らせがあります。
本当に酷い、残念なニュースですが、あの美しく、才能に溢れた若い牝馬のホーリーシールの20が先ほど放牧地で死にました。
放牧先のベラリンパークのキムが発見した時には、彼女はすでに地面で横たわっており、頭部の外傷によって命を落としたのは明らかでした。
おそらく、右目の上部を蹴られたのだと思います。
一瞬の出来事で苦しまずに命を落としたのではないかと思います。
キムが言うには、ほんの1時間ほど前には問題がないことを確認していましたが、その後午後の飼い葉を与えに行った際に発見したそうです。
発見した際にはまだ身体は暖かかったそうです。
性格も良く誰からも愛される馬で、その素晴らしい才能が失われたのが本当に信じられません。
若く、そしてこんなにも急に亡くなるべきではありませんでした。
(中略)
本当に、ショックなニュースで厩舎のスタッフにどう伝えて良いのか分かりません。
特にいつも彼女の調教を担当していたエリーシャはショックを受けるでしょう。
本件に関して質問や話を聞きたい場合は遠慮なくご連絡ください。 」
ベラリンパーク(放牧地) キム・ハウズ
「このような悲しいニュースをお知らせすることになってすみません。
今日の午後5時ごろにホーリーシールの20が放牧地で死んでいるのを発見しました。
スタッフの一人が飼い葉を与えに行った際に発見し、すぐに私に電話をくれました。
何かの間違いであることを祈りながら、放牧地に向かったのですが、残念ながら彼女は身体こそ温かかったものの、右目の上部に外傷があり死んでいることが確認されました。
一緒に放牧していた三頭の牝馬とは、普段はとても仲良くやっていたので信じられません。
すでに獣医にも連絡をしており、保険のための手続きは進めております。
本当に素晴らしい牝馬だったので残念です。」
引用ここまで
コメントを読み進めるうちに少しずつ実感が湧いてきました。
そして「なんて悲運なんだろうか」とこの馬の運命を本当に悲しく思いました。
そしてつい先日送られてきた放牧地での動画では、他馬とも仲良さそうにしていたのに…。
放牧地で他馬に蹴られて怪我をしたと言う話は聞いたことがありましたが、死んだという話は僕も聞いたことがなく、当然共有馬や出資馬でも経験したことがなかったので、
「こんなことあるのか?」
と信じられない気持ちは記事を書いている今でも、消えていません。
愛馬が死んで思うこと
率直に思うのは、悲しさももちろんですし、落胆ももちろんですが、
一番大きな感情は「こんなことってあるの?」という驚愕の気持ちです。
後ほど記事でもお伝えしますが、レース後に骨折が見つかった地方共有馬リレーションハートや、キャロット出資馬のウィットサンデーなどは、レース後の更新で故障が判明しました。
これはどちらも当然予期していたものではありませんが、タイミングとしては一定の心構えはできています。
しかし休養のための放牧先で、しかも偶発的な外的要因により命を落とすことになるとは、考えが甘いとお叱りの言葉をいただいてしまうかもしれませんが、思いもしていませんでした。
今回のレポートを読むと、今回の件で誰が悪いとか、そういうことはないと思います。
ただただ言えるのは「不運だった」ということでしょう。
豪州だったからとか、オペレーションや設備が悪かったとか、そういうものでもない気がします。
複数馬が同じ放牧地で過ごすことは一般的なことですし、動画で見た限り狭い放牧地も整備されていてこの頭数の放牧には十分すぎる広さがあるように見えました。
コメントを読んでもわかるように、調教師や放牧地のスタッフも大変落胆していることでしょうし、実馬に接してきたライジングサンシンジケートの皆さんの落胆は僕よりも大きなものだと思います。
ここまでマネジメントしてくださった皆さんや、管理・調教をしてくださった関係者の皆さんには、感謝です。
とはいえ、今回は大変残念な結果になってしまいました。
生々しい話を最後に少しだけすると保険の対象期間であるため、どのくらいの金額になるかは最終わかりませんが、一定の補償はある可能性が高いとみられています。
共有後未勝利で怪我で引退したセントロイドに続き、ホーリーシールの20でも海外馬主として厳しい結果を突きつけられてしまったわけです。
今後の共有については保険の金額に加えて落ち着いて自分の気持ちを見つめ直し、ゆっくり検討していきたいと思っています。
現時点で明確に「こうする」という方針を打ち出せないのが現状です。
また、何らかの決定をする際には記事でもお伝えいたします。
豪州共有については、中條厩舎でトゥルー(シダーレーンの20・父リアルスティール)もおりますので、この馬はまずは無事にデビューを迎えられるように祈るばかりです。
最後に
思ったより短いおつきあいになってしまいましたが、ホーリーシールの20は調教を順調に進め、共有馬主の私に夢を見せてくれました。
願わくば、直接対面一度果たしたかったんですけどね、、、本当は来春会いに行く予定でした。
この馬はオーストラリア馬主として初めての1歳馬からの新馬の共有馬でもありました。
レース出走は叶いませんでしたし、結局名前も正式に決定する前にこの世を去ることになってしまいました。
早すぎる死に心が痛みますが、この馬の冥福を祈るばかりです。
ホーリーシールの20、お疲れ様でした、ありがとう。
天国で元気にやっておくれ!50年後くらいに?そっちに行くので、その時まで対面はお預けな!
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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