【オーストラリア馬主】共有馬リッチシャンパンの初のジャンプアウトを現地観戦した結果…?

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回は初めて対面してきた豪州共有馬リッチシャンパンのジャンプアウト(模擬レース)について書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。

年に開催1回の競馬場に…!

今回はキャンパーダウン競馬場という年に1回しか競馬開催が行われず、それ以外はジャンプアウトなどが行われるという一体どうやって採算をとっているのか…?よくわからない競馬場を訪れ、RSS共有馬のリッチシャンパンの初の実戦形式となるジャンプアウトを観戦してきました。

アデレード滞在中やメルボルン滞在中は天候に恵まれる日々だったのですが、この日のキャンパーダウンはあいにくの空模様。

冷たい風が吹き肌寒い中、我々が到着した後に馬運車に乗って愛馬リッチシャンパンとともにアーロン調教師が登場しました。

あり得ない距離感

馬運車が到着すると早速、馬が出てきました。

共有馬のリッチシャンパンと同じくRSS所属馬のアイズトゥーミーが続いて出てきます。

オーストラリアでは馬が横向きに入れられることがあるようで、今回の馬運車には3頭が横向きに入っていて「馬ってこうやって馬運車に入ってるんだ」とちょっと驚いたのを覚えています。

日本のメディアでも馬運車から出てくる馬の様子は目にしたことがありますが、どのように中に入っているかはあまり見たことがなく、もちろん直接目の前でそれを見る機会はなかなか一般人にはありませんよね。

それが目と鼻の先で行われていて「馬がちょっと暴れてこっちにきたら急いで逃げなきゃ」という距離感がオーストラリア競馬の魅力です。

ジャンプアウトには経験豊富なG1騎手であるリンダ騎手を手配していましたが、ジャンプアウト直前まで現れず、、、元ジョッキーで現在も調教で騎乗している川上さんが急遽騎乗するか?というプランも浮上しましたが、ぎりぎりにリンダ騎手が到着。

すぐに勝負服に着替えてジャンプアウトに向かっていました。

この緩さも、オーストラリアならではかもしれませんね。

周りに気を付けながら制限エリア内に入らせてもらい、写真や動画を撮らせていただきました。

ジャンプアウト前に調教師や川上さん、リンダ騎手が話しているところにも加わることができ、日本の共有馬主ではありえないような経験をすることができました。

リッチシャンパン騎乗前には、この馬の血統について尋ねられ、川上さんがリッチイナフ産駒で気性が激しい馬が多い、リッチイナフ産駒に騎乗経験はあるか?などと会話を交わしていましたね。




ジャンプアウト結果は?

今回はまだ早いタイムをあまり出していない中の初めての実戦形式ということもあり、軽めの内容で行うとアナウンスされていました。

とはいえ、やはり馬主というものはなんとなく愛馬の好走を期待してしまうもので、模擬レースではありますがいい着順と内容で回ってきてくれたらいいなと思って観戦していました。

リッチシャンパンはいいスタートを切りますが、すぐにポジションを下げて最後方に陣取ります。

前を追いかけるというよりはリズムをキープしながら走っているようで、直線では外に持ち出し、1頭前の馬を交わしましたが結果的には前とは着差の離れたフィニッシュになりました。

軽く走らせるだけだからと聞いていたので、完成度の違いがありますから仕方がないのかもしれませんが、やはり道中かなりポジションを下げていたので特に問題はなかったのか、少し心配になりました。

ちなみにほぼ競馬場には関係者しかおらず、ゴール板前に立っていたのは私だけ。レース中継には、カメラを構えながら愛馬を観戦する私の様子がぽつんと映し出されていました。

ほぼ関係者しかいない…。左に映るのはRSS川上代表

レース後、騎手から声をかけられる

レースが終わって馬房に戻ってきたら明らかに心配げな顔を僕がしていたのか、リンダ騎手が「心配しなくて大丈夫、ちょっと馬がナーバスなだけ、今日は教育だから」と声をかけてくれました。

僕は割と着差が離れていたことでブルーな気持ちになっていましたが、冷静に考えたらなかなかこんな機会はないですよね(笑)

これでめちゃくちゃいい走りをして、あわよくばオーストラリアの冬ごろ(日本の夏ごろ)に活躍して今回購入した馬の維持費も相殺するくらい走ってくれないかな~と過度な期待をかけてしまっていたので、少し食らってしまった部分はありました。

実際この馬はまだまだこれから良くなる馬のはずなので、これからの成長を楽しみにしたいと思います。

次もアーロン調教師はジャンプアウトを使って、そこからデビュー戦を考えたいと発言していました。

次は今回の経験を経て一つ成長した姿を見せてくれることを願うばかりです。

結果はものすごく褒められたものではありませんでしたが、オーストラリアで愛馬が競馬場で走る姿を見ることができたのは、とてもうれしい経験でした。

なかなか距離的な問題からも、現地観戦ハードルは日本の競馬に比べると高いので、たとえ模擬レースであっても実戦形式のレースを見学できたのはとてもいい思い出になりました。

実はここ数日オーストラリアについての投稿ばかりしていますが、オーストラリアではまだ思うような結果が出ていません。

大いなるノーザンファームの力を借りている部分はあるものの、日本では2023年は15戦して連帯率が5割近くあり絶好調。北米でも2頭の出資馬が合わせて今年すでに3勝しています。

あと結果を出していないのは豪州だけなので、2歳のRSSリッチシャンパンと中條厩舎のトゥルー(リアルスティール産駒の牝馬)には頑張ってもらいたいと思います。

そして来年は、アデレードセールで落札した1歳馬、アラバマエキスプレス産駒の牝馬が暴れてくれることでしょう。

今から愛馬たちが活躍するのが、楽しみです。みんな頑張れ!


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

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