今回は、私の出資馬のヴァナルガンドも目標としていたであろうユニコーンステークスということで、G1ではありませんが予想記事を投稿していきます。
過去データから導き出される鉄板馬をぜひ、参考にしてください。
過去10年データ
○前走
・青竜S(2-4-4-24)
・兵庫ChS(2-0-0-4)
・端午S(1-2-0-12)
・伏竜S(1-2-0-2)
・UAEダービー(0-1-1-4)
・1勝C(0-0-5-49)
⇨青竜S組に注目
○性別
・牡馬、セン(10-8-11-109)
・牝馬(0-2-0-15)
⇨牡馬優勢
○脚質
・逃げ(1-1-0-8)
・先行(5-3-2-32)
・差し(3-3-5-45)
・追い込み(1-3-4-38)
⇨先行〜差しが優勢か
○上がり3F
・1位(4-3-3-4)
・2位(1-2-1-4)
・3位(4-1-2-3)
⇨上がり1位は複勝率71.4%と優秀。上がり5位以内で馬券内率約50%
レース概要
東京ダート1600m、3歳ダート馬で争われるレースです。
過去には、ベストウォーリア、ノンコノユメ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、ルヴァンスレーヴ、ワイドファラオ、カフェファラオ、スマッシャーなど一線級のダート馬たちがこのレースを勝利していて、ダート上級馬の登竜門的な位置づけのレースとなっています。
芝スタートから150mは芝が続き、ワンターンで直線が長いレース。ハイペースになりやすい傾向があります。
そのため、逃げ馬にとってはタフな競馬となることが多く、先行馬が最も複勝率は高いです。
過去10年の勝ち馬10頭のうち真ん中より前のポジションで4角を回ってきた馬は8頭。東京だと直線が長いので差し馬を意識したくなりますがデータ的には真ん中より前の馬を狙いたいですね。
また、上がり1位の脚を使った馬の複勝率は70%越えとなっていてかなり高い数字。
過去10年の勝ち馬の10頭中9頭は上がり3位以内の馬でした。
先団から上がりを使える馬を狙っていきたいですね。
また、ユニコーンステークスは東京1600mで、フェブラリーステークスと同じ舞台で少し特殊なコースです。
同レースがリピーターレースであることも踏まえると、今回と同じ東京1600mで、すでに結果を出している馬を優先的に狙っていきたいですね。
東京ダート1600mの特殊性を示すわかりやすい例として、2020年ユニコーンステークス勝ち馬でその後フェブラリーステークスを連覇したカフェファラオを例に挙げてみたいと思います。
競走成績を見ていただいたらわかるように、
・ヒヤシンスS
・ユニコーンS
・フェブラリーS×2
などとこの舞台で無類の強さを発揮しています。
もちろん、盛岡のマイルCS制覇など他の舞台でも力を発揮する馬ですが、特に東京ダート1600mの成績は際立っていますよね。
それだけ東京ダート1600mは「このレースが得意な馬」が現れる特殊な舞台だということを示しています。
逆に他の舞台で強い競馬をしていても、東京1600mでパフォーマンスが落ちている馬は軽視していきます。
ローテーションでは青竜S組が過去10年の馬券内数では断トツトップとなっていて、ここからの出走馬は要チェックです。
狙いをまとめると…
・スピード能力が高くハイペースに対応できる
・先行力が上がりを使える
・東京1600mで結果を出している
・前走青竜S
となります。それはでは印行ってみましょう。
今回本命馬の複勝圏内率はかなり高いのではないか?と思っています。
※若干私情による願望も入ってます。
印
◎13ブライアンセンス
〇3ペリエール
▲7サンライズジーク
△4ラフエイジアン
☆11ニシノカシミヤ
各馬評価
◎13ブライアンセンス
鉄板本命馬として、ブライアンセンスを指名します。
狙うべきポイントを前走ローテ以外すべて満たしていて、自信度◎です。
まず、東京1600m実績について。
本馬は4戦2勝の戦績で直近2戦は東京1600mの1勝Cに出走し2着⇒1着と好走しています。
特に前走は私の出資馬ヴァナルガンド(4着)も出走していたため私も現地で見ていましたが、5番手の前目追走から上がり1位の3F37.0で後続に2馬身差以上をつけて勝利。
今回のレースで求められる先行力と上がりの決め手、コース適正すべてを示しての勝利でした。
また、走破タイムも良馬場ながら1:36.5と優秀な時計。
前走1勝Cの馬の戦績は芳しくありませんが、今回は本命ローテの青竜S組が7着馬のラフエイジアン1頭しかいません。
タイム的にも稍重だった青竜Sの勝ち時計が1:35.8となっていて、1:36.5だと5着に入るタイムです。
馬場が違うので単純比較はできませんが、稍重で走っていたらもっと時計は詰められたと思うので、前走が1勝Cであることはそこまで気にしなくてもいいのかなと思います。
また、2走前で2着だった1勝Cでのハナ差の勝ち馬パライバトルマリンはその後関東オークスを制覇しています。
3着馬だったサンライズフレイムもその後1勝Cを突破するなど、ハイレベルなレースでした。
現在3番人気想定ですので、この馬の単複のみでいいのではないかと思います。
枠も有利な外枠に入りました。こちらも本馬には追い風でしょう。
〇3ペリエール
1番人気になりますがここは逆らえないのではないかと思い対抗にはこの馬を指名します。
前走UAEダービー4着馬ですが、評価したのは2走前のヒヤシンスSです。
こちらは今回と同じ東京ダート1600mのリステッドレースで、5番手追走から上がり最速の脚を繰り出し勝利するというブライアンセンスと似た形で勝利をしています。
また、全日本2歳優駿ではデルマソトガケには敗戦したものの0.2秒差の3着に入り、能力の高さを示しました。
ブライアンセンスより評価を下げた理由は、時期が違うため仕方ない部分はあるかもしれませんが、同じ良馬場開催ですがヒヤシンスSの勝ち時計は1:37.2とブライアンセンスの前走の1勝Cの時計よりも0.7秒遅いためです。
土日の天気予報を見ても、今回のレースも良馬場で行われそうなので、この差は一定評価したいところです。
中東遠征帰り初戦でもありますし、仕上がり具合もパドックで確認したいところですね。
枠は内枠に入ってしまったので過剰評価は禁物かもしれません。
▲7サンライズジーク
人気薄ですが、3番手にはサンライズジークを指名します。
ここ2走の結果から評価を下げていると思いますが、前走は園田1870mのレースですし、前々走は芝マイルのNZTなので参考外とします。
今回出走メンバーの中で稍重と重馬場と脚抜きの良い馬場ではありますが、東京ダート1600mで2勝しているところは評価したいと思います。
特に1勝Cを勝った時には、3番手から上がり最速で勝利していて、今回の好走傾向にも合致しています。
特に22年10月の東京ダート1600mの未勝利戦では今回出走するラフエイジアン(前走青竜S7着)を抑えての勝利。
血統的にはエピファネイア産駒なので芝適性も高いタイプだと思いますが、母父フレンチデピュティが強く出ているのでしょうか?
血統背景を考えると前走のような地方の深いダートよりも、芝スタートでスピード能力が問われる東京1600mのダートの方が合うと思います。
△4ラフエイジアン
逃げ馬のラフエイジアンを4番手評価とします。
こちらは注目のローテとなる青竜Sから唯一の出走。
これまで東京1600mで4度走っていて、2勝。
舞台適性を見せているところを評価しました。
前走青竜Sはしっかり負けてしまっていますが、ちょっとぶっ飛ばしすぎた感じもありました。
前々走のように番手から上手くペースをコントロールしながら走れば、好走できる可能性は十分あると思います。
前々走の東京ダート1600mで行われた1勝Cでは、のちの関東オークス勝ち馬のパライバトルマリンを下して勝利。
時計はブライアンセンスと比べると平凡のため、4番手評価としましたが人気薄であればヒモには入れておきたい1頭です。
☆11ニシノカシミヤ
ユニコーンSの成績が芳しくない牝馬ですが、最後に穴馬としてニシノカシミヤを指名します。
この馬は牝馬限定レースではありますが、前走3歳以上2勝Cを東京ダート1600mで制しているところを評価しました。
斤量が軽いとはいえ、古馬相手に逃げて上がり2位の末脚で勝利は立派ですよね。
今回逃げるかはわかりませんが、好位から上がりを使える馬、かつ古馬と混じって2勝Cを同舞台で勝っている馬をこのオッズ(執筆時28倍)は相手としてはなかなか旨味があるのではないかと思います。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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