今回も連載にて、シルクHC2023募集馬検討記事を掲載していきます。
よろしくお願いします。
はじめに
ご覧いただきありがとうございます。
シルク2023年募集馬の全頭分析を連載にて行っていきます。
1本の記事で10頭分紹介していきます。
基本情報は検討するうえで特に重視するポイントを抽出しておりますので、より詳細な情報をお求めの方はクラブ公式HPでご確認ください。
ジェイは主に①血統スタッツ②馬体&歩様(サイズ)③ボトムラインの活力④厩舎育成⑤価格妥当性の5点を軸に検討しています。
今年は自分自身への勉強のためと自分を追い込むために全頭分析スタイルにしますが、ご存じの通り募集馬数が膨大なため、検討コメントは短めのスタイルとなります、ご了承ください。
また、本記事はあくまでもジェイの個人的見解ですので出資申し込みはご自身の自己責任でおこなっていただきますように、よろしくお願いいたします。
それではいってみましょう。
※1人でやっているものでして誤字脱字、コピペミスなどがある可能性があります。温かい目で優しくご指摘のほどよろしくお願いいたします。
No71 モアザンセイクリッドの22
基本情報
一口:6万円
父:レイデオロ
母父:More Than Ready
馬体重:364㎏
体高:153.5㎝
胸囲:166.0cm
管囲:19.0cm
コメント
レイデオロ産駒でついに勝ち星が出て評価を見直し始める人が多いかもしれません。
個人的にはダート色が強い産駒が多いイメージがありダート戦線の結果を見ないと評価は難しいなと思っています。
気性が難しい産駒が多いところが共通項のようですから、おとなしくてダート向きのパワー系牡馬を狙いたいところです。
本馬は牝馬で360kg台のかなりの小型馬ですから、個人的にはレイデオロ産駒で狙いたいタイプではないですね。
歩様も力感に乏しい歩きでダイナミックさはないですね。
ストライドもやや狭めです。
遅生まれなので本来なら成長を様子見して待ちたいタイプです。
No72 サダムグランジュテの22
基本情報
一口:6万円
父:ルヴァンスレーヴ
母父:キングカメハメハ
馬体重:422㎏
体高:155.5㎝
胸囲:177.5cm
管囲:20.0cm
コメント
両前球節OCD手術歴有りです、OCDとはいえ両前は流石に少し気になりますね。
思ったより柔らかさがあって芝っぽい産駒が多いなと個人的には思っている新種牡馬ルヴァンスレーヴ産駒です。
本馬は母父キンカメできょうだいを見てもダート色が強いですし、牡馬でトモのサイズもしっかりしているので基本的にはダートをイメージします。
歩きはものすごくバネ感があるという感じでもないですが、ダート馬にしては柔らかくスムーズに歩けています。
ダートの1600-2000あたりのイメージですかね?
血統と馬体からイメージされるレンジと歩様が合致していて、好みのタイプです。
飛節のブレは少ないです、安定感がありますね。
仕上がりもそこそこ早いのではないでしょうか?
これで募集時の馬体重450越えとかであれば出資候補になっていましたね。
No73 ルシルクの22
基本情報
一口:4.8万円
父:フィエールマン
母父:Dynaformer
馬体重:389㎏
体高:151.0㎝
胸囲:173.5cm
管囲:19.3cm
コメント
出資馬ソワドリヨンの下で新種牡馬フィエールマン産駒です。
ノーザンがたまにやる、高齢馬の母に新種牡馬つけて試すパターンですかね?
母が高齢なのは気になりますよね。
ソワドリヨンもデビュー前肺からの鼻出血で頓挫したことがありました。
なんとかギリギリ未勝利は突破できたものの、ハナ差での勝利で今後どこまで勝ち星を伸ばせるか不透明です。
体質面の不安は流石に残りますね。
サイズも現状、大きくないですし縁のある血統ではありますが積極的には推奨しづらいところです。
歩きはキビキビしてるものの、全身を使えていない感じを受けます。
ストライドが少し狭めで関節が硬い感じからその印象を受けるのかもしれません。
前脚は結構外孤気味です、飛節は安定していますね。
早く仕上がるタイプかもしれません。
No74 ジーナアイリスの22
基本情報
一口:4万円
父:ニューイヤーズデイ
母父:ゴールドアリュール
馬体重:437㎏
体高:149.5㎝
胸囲:175.5cm
管囲:19.0cm
コメント
2世代目になるニューイヤーズデイ産駒の牝馬です。
まだ目立った馬は出てきていませんが、着順は安定していますし北米での実績もあるので大コケの心配は少ないと思います。
初子の牝馬ですがサイズはしっかりしていますし、背が低い割に胸の深さもあって、距離は持たないかもしれませんがパワフルさを感じる立ち姿です。
ニューイヤーズデイ産駒はストライドが広く歩きが柔らかい馬が多いですが、この馬も同様ですね。
横から見る踏み込みはかなり良く、リズム良く歩けていて好印象です。
まだ左前がかなり外に出る歩様でやや間口が広くガニ股っぽい感じ。これはスピードが遅くなる要素だと言われるところなので気になりますね。
飛節のブレも大きいですかね?横から見た時の印象は良かったんですけどね…。
No75 クローバーリーフの22
基本情報
一口:4.8万円
父:ワールドエース
母父:タニノギムレット
馬体重:437㎏
体高:156.0㎝
胸囲:174.0cm
管囲:22.0cm
コメント
ワールドエース産駒の牡馬勝ち上がり率は31%です。
母父ブライアンズタイム系はサンプル8頭で勝ち上がり率13%と低調な組み合わせです。
母の子だしはよく、さまざまな種牡馬から中央複数勝利勝ちの産駒を輩出しています。
サイズもしっかりありますし、牡馬ですからダートもいけそうですね。
歩様のストライドも広くないのでやはりダートか、ちょっと短い距離かなという印象。
もう少しトモの容量がある方が僕は好みです。
飛節はなかなか安定していていい感じですね。
お値段も安いですしそこまで人気もしないと思いますから一般で頭数を確保したい人には良いかもしれません。
配合相性やそもそもこの血統馬にシルクで行くか?という部分はありますが。
No76 ソーディヴァインの22
基本情報
一口:5.6万円
父:アジアエクスプレス
母父:キンシャサノキセキ
馬体重:483㎏
体高:156.0㎝
胸囲:177.5cm
管囲:21.0cm
コメント
アジアエクスプレス産駒の牡馬の勝ち上がり率は34%です。
ヘニーヒューズとフジキセキ系は相性が良かったものの、アジアエクスプレス産駒の母父フジキセキ系は7頭で勝ち上がり率14%と低調です。
母系もダート色が強いため、ダート馬として見るべきだと思います。
サイズが大きくてフレームも大きくていい馬体ですね。
栗毛ということもありますが、筋肉の締まりも良さそうです。
横からの歩きはアジアエクスプレス産駒らしく硬さがありますが、ダート馬なのでこのくらいでしょう。
むしろこの血統の割にはストライドは広いと思います。
ダート1800くらいまでいけるのではないでしょうか?
飛節は右がブレ気味、左は安定しています。
全体的に価格も含めて面白い1頭ですね。
半兄が2戦で掲示板内にも入れず怪我で引退となっていて、体質面の不安があり申し込みはしないつもりですが、出資を検討した一頭でした。
No77 パリスビキニの22
基本情報
一口:10万円
父:American Pharoah
母父:Bernardini
馬体重:483㎏
体高:156.0㎝
胸囲:177.5cm
管囲:21.0cm
コメント
両飛節OCD手術と右後膝OCD手術歴有りと3箇所のOCD手術歴があります。
1箇所であればさほど気にしませんが、流石に3箇所になると元々の骨の強さが気になってくるところです。
一口10万円の高額な馬ですし、なかなか難しいですね。
とはいえ、半姉が北米のG1馬なわけですし、ここまでCurlin、Into Mischiefなど北米の一線級の種牡馬をつけられていますから母の繁殖としての期待値の高さは間違いないでしょう。
アメリカンファラオ産駒はカフェファラオやダノンファラオ、リフレイムなどダートを中心に活躍しています。
本馬も母系を考えてもダートでの活躍を期待するのが血統的には定石といえるでしょう。
馬体を見ると、少しトモがきゅっと上がっているような体型に見えます。
歩きはキビキビとしていますが、左後ろと右後ろで踏み込みに左右差があるような気がします。
右後ろが狭い気がします。
前も米国系特有の内に内に刺さるような形、足元に負担が大きい形と言われるような出し方に見えます。
飛節の安定感はあるように見えましたが、左右差や前脚の出し方が個人的には好みではないですね。
1つ救いなのではおそらく芝を使われることはないと思うので、ダートであれば脚元への負担は幾分軽減されそうなことです。
とはいえ、手術歴も気になりますし積極的には推奨しづらいですね。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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