【募集馬検討】シルク2023年募集馬全頭分析!2歳戦で大活躍の新種牡馬に注目! No.61~No.70

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回も連載にて、シルクHC2023募集馬検討記事を掲載していきます。
よろしくお願いします。

はじめに

ご覧いただきありがとうございます。

シルク2023年募集馬の全頭分析を連載にて行っていきます。

1本の記事で10頭分紹介していきます。

基本情報は検討するうえで特に重視するポイントを抽出しておりますので、より詳細な情報をお求めの方はクラブ公式HPでご確認ください。

ジェイは主に①血統スタッツ②馬体&歩様(サイズ)③ボトムラインの活力④厩舎育成⑤価格妥当性の5点を軸に検討しています。

今年は自分自身への勉強のためと自分を追い込むために全頭分析スタイルにしますが、ご存じの通り募集馬数が膨大なため、検討コメントは短めのスタイルとなります、ご了承ください。

また、本記事はあくまでもジェイの個人的見解ですので出資申し込みはご自身の自己責任でおこなっていただきますように、よろしくお願いいたします。

それではいってみましょう。

※1人でやっているものでして誤字脱字、コピペミスなどがある可能性があります。温かい目で優しくご指摘のほどよろしくお願いいたします。

No61 シーヴの22

基本情報

一口:8万円

父:リアルスティール

母父:Mineshaft

馬体重:418㎏ 

体高:155.0㎝

胸囲:176.0cm

管囲:19.8cm

コメント

リアルスティール産駒の牝馬の勝ち上がり率は31%と牡馬と比べると低めです。

重賞馬も出ていません。

母父マインシャフトとの組み合わせで出走した産駒はいません。

母系はAPインディやUnbridledとリアルスティールとは別の米国系の血統を入れる形の配合です。

個人的には特に芝適性を考えるなら欧州型の方が好みではあります。

本馬は北米の半姉がケンタッキーオークス勝ち馬と豪華ですがこちらはダート。

ダート色が濃いファミリーだけに日本輸入後の半兄、サトノスカイターフとショウナンアデイブは父ディープインパクトですが中央1-2勝に留まっているところも鑑みると、ダート種牡馬がついた時に個人的には狙ってみたいですね。

本馬はリアルスティール産駒のやや小柄な牝馬だけにミスマッチ感は感じます。

歩きを見ると硬さがやはりダートっぽいですね。

右前がしっかり外向しているのが気になります。

飛節は左は安定していますが右は少しブレてますね。左右差がありそうです。



No62 キープシークレットの22

基本情報

一口:5.6万円

父:ブリックスアンドモルタル

母父:ダイワメジャー

馬体重:438㎏ 

体高:152.5㎝

胸囲:172.5cm

管囲:20.0cm

コメント

ブリックスアンドモルタル産駒の牝馬です。

母父ダイワメジャーですしどっしりとした馬体にマイル前後で早熟というイメージを持ちます。

気性面に不安がある種牡馬なので牡馬の方が狙いやすい部分はあります。

馬体を見ると小さくはありませんが思ったよりはすらっとした馬だなという印象。

横からの歩様は典型的なブリモル産駒ですね、この様に歩幅が少し狭めでちょこちょこっと歩く馬が去年も多かった印象です。

オーストラリアで言うとプライドオブドバイに近い形ですかね?それでも走れているので歩きから活躍馬を見つけにくいタイプかもしれません。

やはり距離は短めでしょうね。

飛節安定しているため、血統イメージ通り仕上がりは早そうですね。

良い馬だと思います。

No63 アドマイヤアローの22

基本情報

一口:6万円

父:ヘニーヒューズ

母父:ワークフォース

馬体重:416㎏ 

体高:153.0㎝

胸囲:171.0cm

管囲:21.4cm

コメント

ヘニーヒューズ産駒の牡馬勝ち上がり率は52%と優秀です。

母父ワークフォースとの組み合わせは1頭のみで未勝利ですが、母父キングマンボ系に拡大すると27頭サンプルで52%勝ち上がりと悪くない数字です。

唯一の母父ワークフォース産駒である全姉が4戦して未勝利、しかも掲示板に一度も入れていないので若干心配ですね。

全姉は480kg前後で出走しています、本馬は今の所サイズが小さいので今後どこまで伸びてくるか?というところですが、450-60kg程度だとダート馬としては軽いので、そこも気になります。

歩きを見るとトモにもっと容量が欲しいなと思う反面、歩きはしなやかで柔らかさを感じます。

全姉が芝をメインで使われたのもうなづける歩きです。

ただこの血統であれば当然ダートを期待したいところなので適性がどっちつかずになってしまう危険性もあります。

飛節も少し緩いですね、これからどう成長していくか、というところでしょうか。

No64 モアナの22

基本情報

一口:6.4万円

父:ミッキーアイル

母父:キンシャサノキセキ

馬体重:425㎏ 

体高:153.0㎝

胸囲:172.0cm

管囲:21.0cm

コメント

ミッキーアイル産駒の牡馬勝ち上がり率は33%です。

重賞馬輩出率を見ると、牝馬の方が優秀で、巷ではフィリーサイアーといわれているため、牡馬に出ていることは必ずしもプラスではありません。

母父キンシャサノキセキはサンプルが2頭しかおらず、片方が勝ち上がっています。

ただ、母父フジキセキ系に拡大するとサンプル5頭と依然サンプル不足なものの、勝ち上がり率は20%に低下します。

血統的に距離は短めでしょうかね?馬体を見ても胴が詰まっていてトモが大きくスプリンターっぽい印象です。

初仔ですがそこそこサイズがあるので必要以上に気にする必要はないと思います。

歩様はストライドが広いタイプではありませんが血統的にもこのくらいで全く問題ないでしょう。

リズムよくキビキビ歩いていて、いい雰囲気ですね。

飛節もブレが少なく安定していて、早めから始動できるタイプだと思います。



No65 プチノワールの22

基本情報

一口:8万円

父:サトノダイヤモンド

母父:Singspiel

馬体重:390㎏ 

体高:155.0㎝

胸囲:167.0cm

管囲:20.7cm

コメント

馬体写真を見ると、トップラインがフラット気味ですね。

もう少しトモにかけて盛り上がりがあるトップラインが好みなのでこの時点で、個人的にはあまり印象がよくありません。

父サトノダイヤモンドは牡馬勝ち上がり率36%と牝馬に比べて2倍近くなっています。

重賞出走馬も牡馬ばかりなので、基本的には牡馬を中心に考えて間違いないと思います。

母父Singspielは2頭出走して勝ち上がった馬はいません。

グロリアスソング経由のヘイロー強化、母系にはマキャベリアンも含まれるので、柔らかい芝のスピード能力は十分母系でプラスできると思いますので、配合は意図が明確でなかなか面白いのではないかと思います。

半姉にはローブティサージュが出るなど、飛距離も十分ですし、ファミリーの活力は十分でしょう。

とはいえ、母高齢の域に入ってきていて、19産以降中央勝ちはないので注意が必要です。

本馬も現状サイズが小さいので、今の時点では強く推奨はしづらいですね。

遅生まれなので今後どうか?というところでしょうか。

小さいなりにトモのボリューム感は感じるのですが、胸の深さが足りないですかね。腹袋がしっかりしてくるといいですね。

No66 ジャポニカーラの22

基本情報

一口:5万円

父:サトノダイヤモンド

母父:ジャングルポケット

馬体重:407㎏ 

体高:157.0㎝

胸囲:170.5cm

管囲:19.1cm

コメント

サトノダイヤモンド産駒の牝馬は勝ち上がり率16%とかなり危険な水準です。

社台グループの産駒数が一定いて、いい繁殖もつけられている中でこの数字なので、牝馬は今のスタッツではかなり厳しいのが現状です。

2代母以降の繁殖成績は現状特筆すべきものはないですね。3代母までさかのぼればブラックタイプ多数なのですが。

本馬はサイズも現状小さく、歩様も非力感を感じます。

母父の血統的にも、もう少しパワー感は欲しいところですけどね。

サトノダイヤモンド産駒の牝馬は特にストライドが広い馬が多い印象がありますが、この子はいい意味で若干硬さもあるのでそこはいいのかもしれません。

筋肉量が足りないのにストライドが広すぎると持て余してしまいますからね。

No67 ギエムの22

基本情報

一口:8万円

父:アドマイヤマーズ

母父:Medaglia d’Oro

馬体重:416㎏ 

体高:155.0㎝

胸囲:168.5cm

管囲:20.3cm

コメント

新種牡馬で牧場評価が高いアドマイヤマーズ産駒です。

アドマイヤマーズはシャトルで豪州でも種付けされていて、豪州での評価も高いようなので注目している種牡馬の1頭です。

今年の募集馬の中でも良さそうな産駒がいれば狙いたいと考えています。

本馬はシルエットの美しいアドマイヤマーズ産駒です。

半兄ショウナンバシットは皐月賞5着馬ですね。

サイズがそこまで大きいわけではありませんが、前後のバランスは良さそうですね。

歩様はストライドの広さはありますし、力強さはこれからというところかもしれませんが悪くない可動域を持っている気がします。

小型馬の割には飛節が緩くぶれを感じたので仕上がりには時間がかかるタイプかもしれません。

金額的な部分と馬体サイズから筆者の出資候補には入ってきませんが、面白い1頭だと思います。



No68 モルジアナの22

基本情報

一口:9万円

父:サートゥルナーリア

母父:Dubawi

馬体重:435㎏ 

体高:152.5㎝

胸囲:170.5cm

管囲:20.8cm

コメント

半兄の募集時の写真を見ても思いましたがこの母産駒は本当にトモの容量が大きくて迫力のある馬体の子を出しますね。

去年の子も強く印象に残っています。

新種牡馬サートゥルナーリア産駒は緩い子が多く筋肉に締まりを感じない子がこれまで多かった印象があるので、こういったカチッとした馬体に出る母系と合わせるのは良いかもしれませんね。

ボトムラインはシャケトラを出したサマーハのファミリーです。

歩様を見てみるとちょっとずんぐりむっくりしていて母由来のスプリント性が出ているのかなとは思いますが歩きは力強くキビキビしていてこれまで見てきたサートゥルナーリア産駒の中でも歩様はかなり好みです。

飛節も緩い子が父産駒は多いですがこの子は安定している方だと思います。

半姉コラリンもスプリントで活躍していますが本馬も短めの距離で活躍するのではないかと思います。

人気になりそうですし金額的にも申し込む予定はありませんが、良い馬だと思います。

No69 マルーンエンブレムの22

基本情報

一口:6万円

父:スワーヴリチャード

母父:オルフェーヴル

馬体重:415㎏ 

体高:151.5㎝

胸囲:174.0cm

管囲:20.3cm

コメント

2歳世代が活躍していて評価が鰻登りのスワーヴリチャード産駒の牡馬です。

初子ですし母父オルフェなので、サイズはしっかり確認したいところです。

現状415kgなので、やや小柄ですが胸が深く立ち姿を見るとトモや肩にも筋肉がついていて小柄さを感じることはあまりないですね。

本来であればサイズ成長待ちをしたいところですが本馬は値段も手頃で超人気馬になりそうな1頭ですからそれは難しいでしょう。

二代母はブラックエンブレムでブラックタイプが多数出ている優秀なファミリーでボトムラインは豪華です。

歩様はキビキビしていて、ストライドもしっかりあっていいですね。

前脚の出し方はとても綺麗ですね、気になるのは飛節が若干ブレているくらいでしょうか?

スワーヴ産駒は仕上がりの早い子が多いですし立ち姿を見るとある程度筋肉の締まりはありそうなのでそんなに遅いデビューにはならないのではないかと思います。

もう一回り大きくなれば、価格的にも掘り出し物の1頭ということになるのではないでしょうか?

No70 パールデューの22

基本情報

一口:5.6万円

父:スワーヴリチャード

母父:キングカメハメハ

馬体重:401㎏ 

体高:150.0㎝

胸囲:170.5cm

管囲:19.2cm

コメント

2歳世代が活躍していて評価が鰻登りのスワーヴリチャード産駒の牝馬です。

初子の牝馬でサイズが401kgと小柄なので若干手を出し辛いですね。

スワーヴ産駒をどうしても確保したいということであれば成長に賭けてこの馬を狙うのも戦略としてはありだと思います。

母系的にはダート色もあるので、牝馬であってもサイズがあったらもう少し出資を前向きに検討できた気がします。

立ち姿は栗毛だということもありますが、筋肉の締まり感があって好みです。

ただ歩かせてみるとこれはかなり硬いですね。

母父キングカメハメハの硬さが出ているのでしょうかね?

適性はカタログには芝よりの長めのところと書かれていますが歩きを見るとダート短距離かな?と思うほどです?

キャンターに行ってもこの可動域で、芝の眺めを使うならかなりピッチ気味に走らなければいけないと思いますので、持続力勝負よりはスローからの決め手勝負みたいなレースが合うのでしょうね。

カタログコメントに頭の高さの指摘がありました、その走り方も根本を辿るとこのストライド(関節)の硬さから来ているのかなと思います。

ぐっと沈み込む柔らかさがあれば、頭の位置は低くなりますからね。

個人的には好みの歩様ではないですね。

スワーヴ産駒というだけで考えるのであれば、他のラインナップの方が私はお勧めしやすいかもしれません。


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

—最近の私–

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